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たった1つのダイアモンド商品で事業を強くする法

SPECIAL

商品リニューアルコンサルタント

りぼんコンサルティング

代表 

商品リニューアルに特化した専門コンサルタント。「商品リニューアルこそ、中小企業にとって真の経営戦略である」という信念のもと、商品の「蘇らせ」「再活性化」「新展開」…など、事業戦略にまで高める独自の手法に、多くの経営者から注目を集める第一人者。常にマーケティング目線によって描きだされるリニューアル戦略は、ユニークかつ唯一無二の価値を提供することで定評。1969 年生まれ、日本大学芸術学部文芸学科卒。

先日、2020年東京オリンピック・パラリンピックが終わりました。その間に百年ごとの疫病が流行し、世界が大きく変化し新しい方向へ動き出しています。10-20代が抱える潜在的なストレスは大きく自殺率が増加しています。専門家の調査では、やがて「産み控え」につながり、世界的にも人口動態が大きく変化すると想定されています。翻って自社ビジネスの方向性を考えるとき、コロナ禍が落としていった「問題」が、今足元にいくつも落ちている状況ではないでしょうか。

しかし「問題がある」ということは、ビジネスチャンスがいくつも足元にあるに他なりません。コロナ禍では、この逆転の発想に気づいて行動してきた社長、そして思考を停止させ「待ち」つづける社長の両極に分かれました。「待ちの社長」は、コロナ禍によって巣ごもり化し、おウチ時間に一層リサーチやマーケティングのお勉強に励んでいます。オンラインの学習コンテンツが急増したことも「待ち」の姿勢に拍車をかけています。

いつの時代でも、ビジネスの基本は変わりません。他社との差別化をどれだけ図り、ユニークな存在になるか。みんな(他社)がやらないことを「やる」会社が生き残ります。皮肉なことに、リサーチやマーケティング調査をすればするほど「みんな」の方へと寄ってゆきます。そしてお勉強コンテンツは、アウトプットされた時点ですでに「手垢」がつき、「みんなが行く方向」を生み出しています。なぜそちらに行くのでしょうか?

その解は明快です。経営者が自分のビジネスと自社にプライドを持っていないからです。強いビジョンを描いていないからです。死ぬ気で考えていないからです。なぜ考えないのか。それは「危機感」が足りないからです。芯の部分で、昨日と同じ今日が続くと信じているからです。平和は尊いことです。しかし「平和ボケ」はいけません。平和ボケはイノベーションの敵です。絶対に「新しい発想」が生まれることはありません。

昨今、韓国のエンターテインメントが世界を席捲しています。日本においても韓国ブームは続き、今や10-20代の若年層がファショッンや美容のお手本にしています。その背景には、国を挙げてエンタメ産業を育ててきた蓄積にあります。

同じように、北欧フィンランドも輝きを増しています。フィンランドでは、経済成長の約25%を伸ばしたといわれる巨大企業「ノキア」が消えた時、すぐに方向転換しました。「これからは“デザイン”で行こう! 」と、デザインキャピタル宣言をしました。その努力の成果が世界中を魅了した「北欧ブーム」です。インテリアやファブリックなどのアイテムを中心に「北欧のライフスタイル」が大ヒット商品になりました。

韓国も同じです。他国との差別化戦略を図り、国をあげてエンターテインメントというソフトパワーを育てました。そして、新たな価値を生み出し世界へと存在感を高めることに成功しています。「変わる」と決める。リーダーの考え方が衰退と進化の差を生みます。

こうした事例には必ず「そうは言っても、コザキ先生、イノベーションを起こすには、何か新しいことを発明しなくちゃならないでしょう。ウチなんかの規模では、なかなか・・・」という声が聞こえてきます。そうこの本音こそが中小企業経営者における特有の考え方であり、もったいなさです。

この思い込みを壊さなければ、事業は生まれ変わりません。次から次へとアイデアが生まれ実践する会社に変わることができません。具体的に言えば「商品開発」や「企画」部門の立ち上げが実践されず、会社の中にイノベーションを生む仕組みができないのです。「構想」し、ビジネスを「創造する」仕組みが出来あがらないのです。

仕組みができない会社はいつまでたっても、変化が生じません。果たしてどこからか著名デザイナー、著名プロデューサー、著名企業を引っ張ってきます。そして、いつのまにか自社ブランドが “先生の作品”になっていることに気がつきます。気がついた時には、会社を支え、応援してくれていた本物のファンが離れています。こうして、一生に何度も購入して応援してくれる生涯のお客様を無くしてゆくのです。ほんとうに、もったいない。

ゼロからの商品開発という「ものづくり」の国を支えてきた中小企業経営者の思い込みを壊したい。商品開発を難しくし、いつのまにか「先生」の作品になっている商品サービスを変えたい。これがわたくしが2017年に起業した理由です。商品リニューアルは経営そのものです。現状を打ち破るイノベーションを起こすためには、一から商品サービスを発明する必要はありません。既にある商品やサービスに対して、アプローチを変えることで、違いを出す。革新的な商品サービスを作り出すことができます。新たな視点で、既存商品に光をあてることができるかどうかです。

ヒット商品はビッグデータ、市場調査、トレンド分析から生まれるものではありません。作り手が一生懸命に考えに考える。そしてカタチにする。想いの全てをカタチにしたものを売る。そして、それを目にした人がいる。触れて、手にした人が感動する。使った人が嬉しくなる。その人のまわりに喜びが伝わる。喜びが伝染し、拡散していくのです。つくり手の「想い」がないなら、商品やサービスを作る意味がありません。なぜなら、商品サービスを作るということは、地球環境に負荷をかけ、地球の寿命を縮める害悪だからです。

だからこそ、なぜ商品を作るのか、なぜサービスを提供するのかを問うているのです。視点を高くあげましょう。商品サービスとはそこに関わる「モノ・コト・ヒト」全ての統合です。商品力とは品質だけを指すのではありません。圧倒的な品質プラスα、そこに関わる体験、そこに関わる人を含めて全てが「商品力」です。「コザキ先生、ここまで作り込んでどうしてウチの商品は売れないのでしょう? 」に対するわたくしどもの姿勢です。商品サービスは、品質以上の価値がなければ、存在する意味などないのです。人類が地球の資源を食い尽くしていることは、データでわかっているのですから。

人間とは摩訶不思議な生きものであり「希望」にもなり得ます。人間は、目には見えなくても、感じることができる生きものなのです。独創的な商品サービスを提供することよりも、クレームに対して真摯に的確に対応してくれたことの方が、ブランドに対してより満足度が高まったりします。こうしたことは、絶対に「数字」では可視化できませんが、だれしもが心の中でそっと感じている本質です。

キャッシュレス化が進む理由は、神経心理学者が「現金を手にして支払う時、人間の心には痛みを感じる」という発見とITの組み合わせから生まれています。痛みを伴わない買い物の推進が、キャッシュレス化です。買い物が麻薬になる、産業界の夢でしょうか。人間が摩訶不思議なのは、絶妙にバランス保つところにあります。

痛みを伴わない買い物に溺れることもあるかもしれない。しかし、その商品やサービスに関わっている「人」そのものがすばらしい。関わっている人の「想い」がすてき。わたしたちはそんな商品サービスを強く求める気持ちも生まれます。デジタル化が進めば進むほど、わたしたちは実体が欲しくなります。心というソフトパワーを求めます。お金では買えないレベルの「関わり」を生み出すことが、商品サービスを提供するわたしたちの使命だと、わたくしどもは考えています。

経営者の意識の差。会社としての現状、あり方、体質、風土はこのままでいいか? 疑問、そして危機感がありますか? そこから変わりたいと思い、行動する覚悟があるのか、それとも無いのか、考えてもいないのか。経営者自身の意識は、それぞれ異なります。もしも今、自社のあるべき姿に悩んでいて、本気で脱したいというなら、この「今」から行動してください。

世界はものすごい勢いで、新しく生まれ変わっています。新しい喜びや希望を生み出し、リボーン=再生しています。変わることを決めた社長たちがやっていることは、とてもシンプルです。この一年半、ビジョンを描き、時に軌道を修正しながら一歩一歩、新しい土台づくりをしています。自身の中の不安や恐怖を受け入れたことが強い力になっているはずです。そして、ポジティブファクターもネガティブファクターも一体だと感じ始めているはずです。

人の心を魅了する宝石といえば「ダイアモンド」です。このダイアモンドの原石は土の中に埋もれています。もしも手に入れたいと思ったら、ダイナマイトで爆破しなければたどりつけません。すなわち、自分自身をダイナマイトで壊すことで、あの美しい輝きを手に入れることができるのです。

材料費もコストも関係なくステキなものを生み出せる原石が必ず眠っています。必ず新しい価値を生み出すことができます。覚悟とアクションだけ。さぁ、思いきってダイナマイトに着火しましょう!

 

 Dy-na-na-na, na-na,na-na-na,

 na-na-na, life is dynamite

 Shining through the city

 with a little funk and soul

 So I’ma light it up like dynamite…

   (By BTS Dynamite © Sony/ATV Music Publishing LLC)

 

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