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いつやるの?

SPECIAL

社内独立店開コンサルタント

株式会社ストアブレインコンサルティング

代表取締役 

経営コンサルタント。アパレル、小売、飲食チェーン指導などに強みを持ち、店長再生から店舗最盛へとつなげていく独自の「社内独立店開」手法を指導する専門家。
自らは店舗を持たない「販売・運営」に特化した経営スタイルに、多くの異業種経営者、店長が注目。路面店から百貨店、都心型SC、郊外型ショッピングモール…など、多様なチャネルで成果を上げ、店舗の強みを引き出す天才と称されている。

私はアパレル小売業を20年以上やっていく中で、多くの同業社長と知り合いました。本当に色々なキャラクターの人たちがいましたが、その中でも際立ってキャラの立つ社長と先日久しぶりにお会いしました。いつも元気で声がデカい。商品知識も豊富で、スタッフの誰よりも熱く語り、接客中はお客さんを飽きさせず、楽しい買い物時間を提供できる人です。

その社長は雑貨畑で数十年の経験を持っておられ、福岡や鹿児島、熊本に比較的大きい雑貨店を複数店舗経営されていました。しかし、このコロナ禍で業績は悪化し、やむを得ない店舗の撤退が続き、結果的に自社の店舗がすべてなくなるという事態となりました。

現在、会社は休眠中で、ご自身は某百貨店で派遣社員としてアパレル店舗の店長をされています。私も話には聞いていましたが、実際にはまだその店舗にも行っておらず、本人ともお会いしていませんでした。で、ちょうど近くに行く機会があったので、久しぶりに話でもしようと店舗に伺った次第です。

実際にお会いすると、相変わらずお元気そうで、フロア中に聞こえるようなデカい声。かなり久しぶりだったので、それまでの色んなお話しをさせていただきました。その中でも、やはり私が気になったのは今後のプランです。

いつまでも一派遣社員でいるような人でもなく、かといってコロナ禍中で新規事業を開始するのはリスクも高い。ご自身はどんな考えをお持ちなのか非常に気になったため、直接間接的に聞いてみました。

すると、やはり事業を立ち上げる目標はお持ちで、ご自身の趣味を絡めた、新たな体験型店舗事業を頭の中でしっかりと考えておられました。詳しくお聞きしていると、コロナ禍だからこそ早めの事業展開がアドバンテージになるような印象を受けました。ですので早めの着手を勧めましたが、ご自身的にはまだいつからやるか決断できかねるご様子でした。

ご家族には背中を押されているそうなのですが、ご自身が二の足を踏んでいるような、そんな状況です。私も強く勧めるのは避け、とりあえずは事業を目に見えるカタチにして協力者を集めましょう、なんてことをお伝えし、その場を後にしました。

さて、この話には経営者が陥らないようにすべき重要なポイントが3点あります。なんだと思いますか?

まず1点目。これは本当によくあることなのですが、今後の事業プランが経営者の“頭の中にだけ”ある状態だということです。口に出せば魅力的な事業が山ほど出てくるのですが、それを見える形にしていないため、周りの誰もその「魅力的な事業」の存在を知らないのです。このままだと、事業が成功するどころか、形にすらならずに終わる可能性が大きいでしょう。

そして2点目。“期限を切っていない”ことです。特に、仕事については、あらゆるものに期限があります。そもそも期限を切らないと、多くの人は着手もしません。いつまでにやるのか。これをはっきりと決めないと物事は決して動きません。

最後の3点目。これは言うまでもなく“決断を避けている”ことです。決断は経営者の一番の仕事だというのは言うまでもないことでしょう。やるのかやらないのか、決断を先延ばしにすればするほど、成功確率は低くなります。

さて、経営者の皆さん。このような状況に陥っていないでしょうか。もちろん、誰にでも様々な状況があります。簡単に決められるような場合ではないことの方が多いでしょう。それでも、上記の3点は経営者として必須の仕事です。ご自身だけでの解決が難しい場合は、周囲のパートナーと協力しながら、「経営者の仕事」を全うしましょう。私も知人社長にはできる限り何らかのサポートをしていきたいと考えています。

 

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