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行き詰ったときほど、逆転を目指す「ひとひねり」を

SPECIAL

マインドシェアNo.1ブランドコンサルタント

株式会社アトリオン

代表取締役 

国連が提唱する「持続可能な開発目標」SDGsのフレームワークを活用し、顧客にも社員からも永く愛される「マインドシェアNo.1ブランド」確立のための社内体制を構築する。会社の哲学、商品・サービスの優位性を明確にし、社員の意欲を引き出して、顧客のファン化を後押しするスペシャリスト。顧客と社員の双方の満足を循環させるES-CSチェーンを土台に、競合との圧倒的な差別化をはかり、会社のステージを上げたい企業から絶大な支持を集めている。

ここのところ、起業を目指す、あるいは起業をしたばかりの人たちのグループを間近にして、「二極化現象」をリアルに感じています。創業者の支援はもう8年もやっているのですが、このコロナ禍のタイミングはひときわ大きく明暗を分けているように感じます。

あるグループは簡単に言うと「負け組」。コロナ禍の渦中で状況の厳しさを理解しつつも、「やっぱり、厳しかった」と言って退出する人たち。多くの経営者が語っているように「環境のせいにしているようでは、経営しているとは言えない」のですが、「そうは言っても想定以上に環境はきつかった」そして「読みが甘かった」と言って退出されます。

でも、私が見ている限り、ほとんどの起業家たちはある意味「読みが甘い」。なにしろ、やったことのない領域に飛び込むわけですから、環境を楽観視して、「できる、できる」と自分に言い聞かせて進むしかないわけです。

いきなり芸能ネタで恐縮ですが、先般亡くなられた樹木希林さんが、昨今の結婚事情について意見を聞かれ、「結婚なんて、分別つかないうちにしないから、いつまでもしなくなっちゃうのよ」と言われたとか。分別ついて賢くなると、リスクを分析して「やらない」選択をする。だから晩婚化が進んでいるという説。なんだか納得がいきます。

起業も似たところがあります。なにせ、未知の世界に飛び込むのですから、分別なんてついていたら普通はできません。

それでも多くの人が起業を目指しているわけで、その起業を目指す人の中もまた2極化している様子が見て取れます。

一つ目のグループは、まさに「分別がないから飛び込むチーム」。大方、35歳くらいまでの方で、職場に不満があったり、今の環境では自分の力が発揮できないといった動機で、清水の舞台から飛び降りる選択をします。

もう一つのグループは、「分別があるから、ぎりぎりまで粘るチーム」。定年までサラリーマンで働き続け、さらには失業保険までいただいたのちに起業をするケース。

実際のところ、サラリーマン人生に不満がないのであれば、私は後者をお薦めします。絶対に安全だし、お金もある程度たまっているから、その後の人生の見通しもつきやすい。

それでも、いざ始めてみると、思わぬ障害、予期せぬ展開に遭遇することになります。この「予期せぬ」事象の中には、ラッキーとアンラッキーが含まれていて、それは、景気に影響されることが多い。

景気が良ければ当然ながらお金が回っていますから、仕事も出てきやすい。景気が悪ければ、仕事がストップ。当たり前です。

問題は需要のないときにどうするか、です。

ある社長いわく「下手に動いて出血するよりも、じっと耐えている」

別の社長いわく「やれることに手あたり次第、手を出して、あたりを探す」

バブル崩壊後もリーマンショックのときも、そしてこのコロナ禍も、景気が悪くなった裏側で社会が大きく変わっていました。そしてその不景気から立ち直った世の中で元気よく事業を拡大していったのが、様変わりした社会の仕組みをうまく活用した事業者だったと記憶しています。だからお薦めは後者の社長のやり方です。

そして、この人たちが満を持して、人知れず「勝ち組」になっているのだと思うのです。何もしないで順調に勝てることなどありません。誰もが一度や二度や三度やもっとたくさんの頻度で負けています。そしてそんなこと忘れたように、また前に進んでいく。

バブル崩壊のあとに著しい普及を見せたインターネット、リーマンのあとに評価が高まったクラウド、そしてコロナ禍の渦中のリモート、非対面・非接触、自動化、そしてSDGs…。昔ながらの産業ほど、こうした新しい技術の導入による革新の度合いは大きいと言います。

昔ながらのやり方で行き詰まっていると思ったら、新しく現れた世の中の仕組みや考え方を使ってもうひとひねり。ぜひ一緒に考えてみましょう。

 

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