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売上を伸ばしたい経営者の実務戦略

SPECIAL

商品リニューアルコンサルタント

株式会社りぼんコンサルティング

代表取締役 

商品リニューアルに特化した専門コンサルタント。「商品リニューアルこそ、中小企業にとって真の経営戦略である」という信念のもと、商品の「蘇らせ」「再活性化」「新展開」…など、事業戦略にまで高める独自の手法に、多くの経営者から注目を集める第一人者。常にマーケティング目線によって描きだされるリニューアル戦略は、ユニークかつ唯一無二の価値を提供することで定評。1969 年生まれ、日本大学芸術学部文芸学科卒。

 

「コザキ先生、店を再開した時に “ありがとう”と言われたことが励みになりました」「家計が厳しいこの時代に新商品はどうかと悩んだ時もありましたが、先生に激励されながら発売して良かった。お客さんから“ありがとう”と言われて迷いが吹き飛びました」「思いきって行動して良かった。2022年もネットと手売りでお客さまに “喜び”を届けていきます!!! 」

世界がパンデミックで激変したこの2年、「商品リニューアル」に取り組まれた社長たちの声が届いています。彼らに共通しているのが、逆境にあるなか果敢に挑戦した者が得られる気づきと真理です。

共通しているのが、最終生活者であるお客様から届く“ありがとう”の声に気づきを得ている点です。どうでしょうか、なんら新奇性のない「気づき」と感じたかもしれません。商売をやっている人間なら「当たり前」のこととお感じになったでしょうか。しかし、この「当たり前」が、いちばん近くて届きそうなのに、いちばん遠くて手の届かない場所にある「真理」です。

ある社長はこう述べました。「お客さんの、ありがとうの総量が自社の“利益”だと確信をしました。この確信は蜘蛛の糸のように細い。目をこらさなければ視えないし、ちょっとでも目を放したすきに無くなる儚い糸だ。けれどこの確信から目を放さず大事に育ててゆけば、しなやかで強靭な竹となる」と。そしてこの気づきこそが「パンデミックの意味」と話し、目を潤ませました。

100年毎に現れる疫病によって、世界中の人が「繭」にこもり、経済がとまりました。一方、テクノロジーが進化しているので、100年前とは比較できないスピードで新しい時代が始まっています。テクノロジーが人間を超え、人間と融合する時代の幕開けです。

一方、時代の空気感は行きつ戻りつしています。パンデミックによる景気後退とインフレの同時進行によって生じる生活不安、日本と世界で生じている地震や噴火など天災による恐怖など、真偽不明のネガティブニュースが流れています。こうした空気感で、生活者が「思考停止」や「行動停止」になることもまた世の常です。

自社の屋台骨である商品戦略を見直す時、「時代の変化に合わせて変える」ということは、だれもが思いつき、だれもが大きな声で叫びます。もちろん変化を視ることは大切です。しかしさらに深めて「暮らしの変化」まで視ることが商品リニューアルの本質です。

9割の経営者が「暮らし」を視ることの意味、やり方、それをビジネスに昇華させる方法を知りません。そもそも「暮らしの変化」について深く考える視点、その発想を持ち合わせていません。発想がないので、目の前に宝があっても気づかないのです。

生活者のマインドは刻々と変化しています。今後も変異株が生まれては消えてゆくでしょう。テクノロジーの進化は想像を超えて、治療薬の開発が進んでゆくでしょう。それだけでなく、地球環境の変化もますます可視化され、人間のライフスタイル、価値観の変容が問われはじまるでしょう。

このような複合的な組み合わせ、大きなうねりの中で、大局的に人間の暮らしは進化してゆきます。生活者のマインドも進化してゆくでしょう。お客様も生活者も、人間です。人間を侮ってはなりません。今までの常識をあっさりと捨て、今を生きている生活者感覚、人間としての感覚や感度を上げることが求められています。

この2年を一区切りとし、フィードバックするシーズンです。今を生きるお客様といっしょに「喜び」を分かち合い、今を生きるお客様の「ありがとう」の総量こそが、自社の新しい未来を創ります。そのために自社ができることは何でしょうか。自社の足元に眠る資源を宝とするか、反古とするかは社長次第です。大きなビジョンを描いてください。

ビジョンとは連綿とつづく社長の実感です。社長の確信であり、手応えを昇華させたものです。意識的に挑戦してきた経営者であれば、その細い糸は視えているはずです。この2年の先に、2022年のビジョンがつづいています。それは自社の物語です。

そしてあなたが描いたビジョンは、連綿とつづいてきた人間の歴史の一部です。もちろん一社一社にはそれぞれの個性豊かな歴史があります。しかし向かうところは一緒です。パンデミックを経て、商品やサービスを届ける企業のビジョンはよりクリアになっているはずです。

ひとの幸福のために2022年も果敢に挑戦しましょう。商品リニューアルで良い未来を創ってゆきましょう。わたしたちが変えられるのは未来だけです。

 

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