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第2話 会社はウワサに踊らされ、潰される。

  プラチナ社員づくり 園田信二 SPECIAL
園田信二 SPECIAL

プラチナ社員づくりコンサルタント

株式会社園田コンサルティング 代表取締役 園田信二

労使交渉1千回以上の実績から、社長と社員の夢を一体化する仕組みを体系化、「プラチナ社員づくり」コンサルティングを行う注目のコンサルタント。ブラック社員をつくらず、社長の夢に共感して一緒に働いてくれる社員を独自の対話方式で生み出す仕組みづくりは、人手を多く活用する企業から熱い支持が集まる。

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「ソノダさん、ウチの社員は、僕が会社のためにどんな苦労してるか知ろうともしない。ホント、無関心な奴らばっかりなんですよ・・・」

ー自身の営業力頼みで急成長している社長から良く聞く言葉です。これが本当ならば、”社員が無関心”という状況ならまだマシな方で、もしかしたら、現場全体がウワサ(社長とは異なる意図の情報)に洗脳されている兆候でもあります。

実際のコンサルティングの場面でも「社長の考えていることや会社の方向性は、積極的に社員に話してくださいね。毎日でも足りないくらいなんですよ。」とアドバイスするのですが、こうした社長は、「え!?情報は社員が取りにくるもんでしょう・・・」「何が会社の為になるのか、社員自身が考えるべきでしょう・・・」と、まるで自社の社員が、社長と同じような高い意識レベルで、自律的に仕事をしているかのような”妄想”や”根拠の無い期待”に囚われている社長が多いのです。

このように、”社員が情報を取りに来るのを待っている状況”が続くと、ここぞとばかりにブラック社員が暗躍しはじめます。ウワサを捏造するのです。「会社は急成長しているけど賃金は頭打ちらしい」「別会社に左遷される奴がいるらしい」「実は社長は毎日豪遊しているらしい・・・」というように、まことしやかに”社長の意図とは異なる情報”を組織に浸透させていくのです。

ブラック社員は現場での実権を握り、ぬくぬくと会社に棲み続けることを主な目的としていますから、ウワサによって経営者への不信感を煽り、自分自身の”職場リーダーとしての正当性”を高めようと躍起になるのです。

やっかいなのは、「会社が急成長している」「別会社化が検討されている」「社長は毎日職場にいない」という誰しも見聞きしたことがある真実と、「賃金は頭打ち」「左遷される」「豪遊している」という根拠の無い憶測でウワサが構成されているところです。社長が、根拠の無い憶測部分を否定する情報を即刻周知しない限り、「あり得るかもしれない」という不安だけが、現場で一人歩きをはじめるのです。

ウワサに洗脳された職場は、驚くほどに経営者に不信感を抱くようになります。”会社の発展のために自分たちは犠牲になっている””社長は俺たちの方は向いていないんだ”という疎外感が積み重り、最終的には不信感となって社員の心根にはびこっていくのです。ブラック社員の捏造したウワサだけで・・・。

こうしたウワサを職場から一掃するために必要なものは何でしょうか。答えはただ一つ、”真の、社長からの情報”以外の何物でもないのです。そして、その情報は、社員が腹に落ちやすいように、分かりやすく工夫に工夫がなされ、毎日、毎日、社員に伝えられなければならないのです。

「情報は社員が取りに来るもの・・・」そんな安易なマネジメントに満足していたら、現場はウワサに踊らされ、会社は潰されますよ。

社長自身が、ブラック社員との情報戦に飛び込む覚悟はできていますか?

【労使交渉1千回以上】プラチナ社員を増やして業績を伸ばす視点
園田信二

プラチナ社員づくりコンサルタント

株式会社園田コンサルティング代表取締役

園田信二

執筆者のWebサイトはこちら http://sonocon.jp

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