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会社が良くなっているか、悪くなっているか

KRBコンサルタンツの椢原です。

今日は、会社が良くなっているか、悪くなっているかを一目で判断するポイントをお教えします。

それは、
『現預金が増えているか、減っているか』
です。

経営分析には、売上高対営業利益率、流動比率、自己資本比率など、いろいろあります。
 これらのことを経営分析指標と言いますが、たくさんの指標があります。
 大事なことは、これらの指標には因果関係があるということです。

原因を表す指標は、悪くなっている時にだけ、悪くなっている原因を見つけるために活用すればいいのです。
 全ての指標を毎月チェックする必要はありません。
 経営者が毎月チェックしなければならない大事な 指標は、結果を表す指標です。

会計事務所やコンサルタントから、毎月多くの指標数値が分析されている資料をもらっている会社を時々見かけます。
 これは、会計事務所やコンサル会社が仕事として作っている資料だと思いますが、こういう資料は、社長が毎月見るものではありません。
 一番大事な指標だけをチェックすればいいのです。

会社が破綻するのは、どういう時知っていますか?
 それは、売上が減った時でもなく、赤字でもありません。
 お金がなくなった時です。
 別のいいかたをすると、債務が支払えなくなった時です。

債務が支払えなくなるということは、現預金の減少にその兆候が現れるのです。
 このままいくと債務が支払えなくなる可能性が高いかどうかは、『現預金の増減』を見ればいいのです。

具体的には、次のような比較をすることで良くなっているのか、悪くなっているのかがわかります。
●期首と直近月
●前月末と前年同月(2023年2月と2022年2月)
●過年度同月(2年前同月や3年前同月)

このような視点で見た時に、「現預金が増えていること」が大事です。

ただし、注意点があります。
①借入が増えて現預金が増えている
②買掛などの未払債務が増えて現預金が増えている
などの時は、安心することはできません。
 すぐに改善の手を打たなければ、増えた現預金は一時的であって、減少する可能性がとても高いからです。

 

あなたの会社の現預金は、期首より増えていますか?
 前年同月より増えていますか?


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 ご参加をお待ちしています。

 それでは、今日も一日頑張りましょう!