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怠け者社長でも成果を出せる──仕掛けと仕組みの力

SPECIAL

年商10億事業構築コンサルタント

株式会社ワイズサービス・コンサルティング

代表取締役 

指導暦18年、これまでに200社以上の実務コンサルティング実績を持つ経営コンサルタント。「10億円事業構築」に強みを持ち、直近5年では、導入後数年で年商数億が10億越えをした企業は20社以上と驚くべき成果を出している。

コンサル後の食事会でメンバーの一人から、こんな質問が出ました。
「コンサルティングで成果を出すために、一番必要なことは何ですか?」
 
 私は少し考えた後に答えました。
「翌日に時間をつくることですね。そこでまとめ、次の行動を明確にすることです。」
 
 その場に賛同の空気が流れます。
一人の方が口を開きました。
「明日、小さな会議室を予約しています。」
 
 成功者誕生に立ち会えた瞬間です。


自分を変えるためには『時間』を変える

我々は「時間」を軸に日々を生きています。
朝になれば起き、昼になればメシを食べ、そして、夜になれば寝る。
その時間もやっていることも、習慣化され、それを繰り返しています。
『時間』によって動かされているのです。そして、『今』が出来ています。
 
 だから何かを変えたければ、まずは『時間』を変える必要があります。
・自分のある能力を高めたいのであれば、そのための時間を先に増やす。
・社員を育てたいなら、社員が考える時間を先に設ける。
・会社を成長させたいなら、未来を描く時間を先に確保する。
すべては「時間をどう取るか」に帰結するのです。

 

自分は弱いと認める

時間は「余ったら使うもの」ではありません。
「時間は先にとるもの」です。
変えるためには、それに充てる時間を先にとることです。
 
 しかし、我々は怠け者です。そして超弱い生き物です。
「めんどくさいな」、「今日は忙しかったし、いいかな」という内から起きる誘惑に極めて弱いのです。これに勝てる人などそうはいません。
 
 だから、先に時間をとるのです。

 

本当の「時間をとる」とは

時間をとるとは、「やる時間を先にとると決める」ではないのです。手帳にこの日にやる、と書く程度でもダメです。我々はその程度のやわな怠け者ではないのです。
 
 時間をとる、とは「自分以外の誰かや、何かとアポイントを取ること」です。
 
 ・社員とミーティングの約束をする。すると、その時間までに準備します。そして、その会議の時間はそれについて集中して考えます。その資料にもその場であればしっかり目を通します。(メールで送られてきた資料に、自分一人で目を通すのはつらい。)
 
 ・コンサルタントと3か月に一度面談をします。そのために現状と方針、そして課題をまとめます。そして、その面談の2時間は、大きな視点に立ち返り、戦略を議論します。(ここ以上の「考える機会」はこの3か月では無いのです。)
 
 ・一人で考えるために、週に一度は喫茶店に行きます。そこには必要なものしか持っていきません。スマホの電源も切っておきます。また、年に一度大きく考えるために、遠くのホテルを取ります。そこでゆっくりしっかり考えます。(日々の毒気を抜くのに丸1日はかかるため、最低でも2泊3日となります。)
 
 「自分以外の何か」との約束なのです。
それが怠け者である自分を動かす唯一の仕掛けなのです。

 

考えない社員を生み出す原因

これは社員も同じです。考えない社員が生まれるのは、その社員に「考える時間」や「口を開く機会」を与えていないからです。
テーマを与えれば、人は考えます。会議の場で意見を求めれば、徐々に口を開くようになります。改善の提案を強制すれば、月に数件出すようになります。作業中も脳が動くようにテーマを与えることです。その結果、考えられるようになるのです。
 
 なぜ社員が育たないか、そのための時間を使わせていないからです。いままでと同じ時間の使い方であれば、同じ行動・同じ精神、そして、同じレベルに留まるのです。

 

まとめ:仕掛け名人こそ成功者の条件

社長はこの「仕掛け名人」にならなければなりません。
まずは自分にその仕掛けをします。自分の未来の怠け心に対して、いま対策をしておくという仕掛けです。
 
 そして、社員にもその仕掛けをします。それを『仕組み』といいます。
会社を『仕組み』で回すとは、社員や管理者の怠け心にあらかじめ仕掛けを施すことを意味します。
 
 私が20年以上コンサルタントとして多くの経営者を見てきて断言できるのは──
成功した社長は、皆この力を身につけていたということです。
そして逆に、成功しそこなった人は、例外なくここを欠いていました。
 
 だからこそ、社長は仕掛け名人にならなければならないのです。
貴方の大きな飛躍も、ここから始まります。
 
 
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