「関係の質」を高めることの重要性

事業を継続させていく上で、営業力や商品力、戦略はとても重要です。
しかし、これまで100社以上の企業様で人材育成に携わってきた中で、私はある共通点を強く感じています。
成果を出し続けている組織ほど、人間関係が良い。
これは偶然ではありません。組織開発の分野では、ダニエル・キム博士が提唱した「組織の成功循環モデル」という考え方があります。
このモデルでは、関係の質→思考の質→行動の質→結果の質という順番で組織は成長すると考えます。
多くの会社では、結果が出ないと「もっと頑張れ」「数字を上げろ」と行動ばかりを求めてしまいます。
しかし、信頼関係がない職場ではどうでしょうか。
・本音が言えない。
・相談できない。
・失敗を隠す。
・助けを求められない。
そんな状態では良いアイデアは生まれません。考えることをやめ、言われたことだけをやる組織になってしまいます。
つまり、思考の質が下がるのです。思考の質が下がれば、当然行動の質も下がります。その結果、売上や利益といった結果にも表れてきます。だから私は、研修でもコンサルティングでも、最初に「関係の質」を高めることから始めます。
ただし、ポールスターコミュニケーションズでは、この成功循環モデルをもう一歩踏み込んで考えています。関係の質とは、単に「仲が良い」ということではありません。
相手を尊重し、信頼し、安心して意見を言える関係。
さらに言えば、「相手の成長を本気で願える関係」です。厳しいことを伝えなければいけない場面もあるでしょう。しかし、信頼関係があれば、その言葉は指摘ではなく期待として伝わります。逆に信頼がなければ、どんな正論も批判として受け取られてしまいます。
私は会社の理念として「信頼と貢献」を掲げています。信頼があるから貢献できる。そして貢献を積み重ねることで、さらに信頼が深まる。この循環こそが、組織を強くし、働き続けたい職場をつくる土台になると考えています。
売上や利益は、もちろん大切です。しかし、それはゴールではなく結果です。結果だけを追いかけるのではなく、その結果を生み出す土台を育てる。
その土台こそが、「関係の質」なのです。ぜひ一度、ご自身の職場を振り返ってみてください。
「結果」を変えたいなら、「関係」を変える。
そこから組織は、確実に変わり始めます。
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