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人工知能が営業の世界観を変える?

SPECIAL

波及営業コンサルタント

有限会社 日本アイ・オー・シー

代表取締役 

取引先のネームバリューで次々に新規開拓を実現する「波及営業戦略」を体系化した辣腕コンサルタント。特に技術系のメーカー企業や、特殊な加工、取り扱い品、異色サービスなどを手掛けている企業の販売戦略の再設計、大きく売れるようにする仕組みづくりに定評。

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最近、何かと話題の「人工知能」

コミュニケーション力という捉え所のない技術を駆使して成果をあげる営業や販売活動の分野にも利用されてくるのか…

経営者との雑談のなかでも、よく登場するテーマとなりました。

個人的な感想は、人工知能は間違いなく「営業・販売活動」の正解に入ってくると確信しています。

しかも爆発的なスピードと影響力をもって。

なぜ、そう思うのか?

それは、人工知能の特徴とそこからもたらす影響、3つの視点から推測できます。

まず、1つ目は、入力デバイスが人を選ばないのがという特徴です。

厳密にいうとパソコンも、入力デバイスを選びません。

しかし、顔つきが「キーボード、マウス、ディスプレイ」で構成されているため、使う人を選別しています。

70歳を過ぎた私の母は、パソコンを触ろうともしません。

しかし、携帯電話はもっていますし、メガネもかけます。

人工知能は、すでに携帯にも搭載されていますし、将来的にはメガネにも搭載されるでしょう。

人間が元来持ち得ている入力センサーは、舌、目、耳、鼻、皮膚などがあります。

詳しい方はご存知だと思いますが、これらのほとんどの入力センターは、既に機械として完成され、パソコンや携帯などの入力デバイスとして組み込まれています。

これからを駆使して、人が命令、監視、操作しなくても、人工知能は目的に沿った機能を果たしてくれるようになっています。

つまり、意識しなくても、すでに私たちの生活の一部にはすでに組み込まれているのです。

使う人や場面を選ばない … これは市場の広さが爆発的に広がることを意味しています。

2つ目は、特別な知識がなくても人工知能を活用できる点です。

今のパソコンは、エクセルにせよWordにせよ、ソフトウェアを使うための知識が必要でした。

ところが、人工知能は、このプロセスの大半を不要にしてしまいます。

例えば、ホームページのアクセス解析をみても、解析ソフトの操作に始り、数値の見方、改善ポイントの発見、改善策の創案…とすべて知識と知恵が必要でした。

しかし、人工知能は、その知識を不要にしていまいます。

日本アイ・オー・シーでも取り入れたばかりですが、Googleのアクセス解析システムと連動して、改善テーマを教えてくれる「AIアナリスト」なるサービスが登場しました。

人工知能が、Googleアナリティクス(無料解析ソフト)と自動的に連動して、メールで改善すべきテーマを指摘してくるというものです。

現状を正しく掌握したうえに、最適な提案までしてくれる。

これはネットだけでなく、リアルな世界にも入り込んで来ていて、伊勢丹が婦人服の提案に人工知能を活用しはじめた…というNEWSも入ってきています。

そして、最後の3つめは、結果を受け取る側の心理に特徴があります。

上記の改善提案も人間が行うと、指摘する人間性の好き嫌いによって受け入れられたり、受け入れられなかったりすると思います。

でも、人工知能なら感情がありません。

多くの人が素直に受け入れるのでは?と個人的には感じています。

となると…

営業マネージャーやトレーナーの存在自体が危うくなるのでは?

と連想するのは、私だけではないはずです。

 

  • 人工知能は、現状を把握し、問題点を抽出し、最適解を導き出してくれます。

 

これは、営業における「提案作業」の中核を握る要素です。

さらに、個々の営業マンの行動さえも、改善活動へと導けるようになっていきます。

営業活動においては、最終的にはニューマンタッチの要素が残ると私は感じていますが、それでも営業活動に大きな影響力を与えてくることは間違いありません。

あたなは、人工知能の発展を機会と捉えているでしょうか?

それとも危機と捉えているでしょうか?

 

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