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人を生かすマネジメント【任せる】

  ホスピタリティビジネス 船坂光弘 SPECIAL
船坂光弘 SPECIAL

ホスピタリティビジネスコンサルタント

ザ・ホスピタリティチーム株式会社 代表取締役 船坂光弘

「お金になるホスピタリティビジネス」構築の専門コンサルタント。ホテルやウェディングビジネスのみならず、異業種のホスピタリティを軸とした新ビジネス立ち上げも指導。

当コンサルタント開催セミナーがあります。

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先日、ある社長からスタッフへの『権限移譲』についての相談がありました。

どこまで、そのスタッフに任せて良いのか?任せて大丈夫なのか?

上司や経営者にとってはリスクもあり、クライアントやお客様に迷惑を掛けてしまったら・・・。と考える一方で、そのスタッフの成長を促す上では重要なマネジメントのひとつです。

特に高い目標を達成する上では、自分ひとりでできることは限界があり、高い目標であればあるほどやるべきアクションは多岐に亘ります。

この権限移譲には、以前私がホテルマン時代にその重要性を体験しました。

私がホテルの支配人時代に、部下に負担をかけてはいけないと思い、できるだけ接客以外の仕事はさせないようにして自分で抱え込んでいました。

当然、私ひとりの力では限界があり、やるべきアクションの量も限られ、しかもスピードも上がりません。

ある時、ウェディング部門の再生プロジェクトでリーダーを任命される機会があり、その時から自分自身のマネジメントに対する考え方が大きく変わりました。

それはある方の助言からです。

「船坂さん、あなたが仕事を抱え込まないで、メンバーを信頼して任せなさい。」

当時、部下に役割を与えて任せるという点では、今までの自分のマネジメントとは逆のマネジメントです。

しかも未経験者が多く私ですら30歳そこそこなのに、20歳代が殆どのメンバー構成です。

任せて大丈夫だろうか?

メンバーは負担にしか思わないのではないか?

という不安もありましたが、その方からの助言もあり、料理メニューの開発、集客、受注率、商品開発、単価アップに至るまで、全て部下に任せて、私はそれをサポートしたり、他部署との調整役に回りました。

当初はメンバーが私の知らないところで、アクションを進め、他部署とも交渉を進める上で、他部署の支配人から『こういう話しは所属長である支配人から依頼されるべきだ』という苦言も沢山いただきましたが、他部署のメンバーとも沢山衝突しながらも最終的には私をはじめ、メンバーの本気度が各部署の皆さんの心を動かして、協力していただけるようになりました。

スタッフ達も他部署との衝突してもめげることなく、今まで頼りなくて心配だったメンバー達も頼もしく思え、如何に今まで自分が部下の力を引き出せていないかを痛感した出来事でした。

「任される」というのは、自分の中から込みあげてくるモチベーションである、「内発的動機」です。

そのような動機付けを引き出す上では「任せる」ことは非常に重要であり、リーダーの役割であるスタッフ成長を促す上でも、スタッフの力を最大化して、チームの力を最大化する上でも重要なマネジメントです。

当然そのメンバーの能力等も加味する必要はありますが、ちゃんとメンバーと向き合って、「お前にこの仕事を任せたい。」とメンバーを本気でその気にさせる、メンバーと上司が握り合うセットアップも重要な点も忘れてはいけません。

コンサルタントの仕事をはじめてからも、そのような場面に沢山遭遇しますが、大なり、小なり各スタッフにチームの一員としての役割を任せて、その進捗を共有したり、チェックする仕組みさえきちんと作っておけば、大きなミスに繋がりません。

むしろ、今まで無いパワーがプラスされるので、成果が出やすい環境になることは間違いありません。

あなたは、リスクを恐れて自分でやりますか?

それとも、スタッフを信じて個の力を最大化する為にチャレンジしますか?

当コンサルタント開催セミナーがあります。

【経営コラム】ホスピタリティで新ビジネスを生み出す視点
船坂光弘

ホスピタリティビジネスコンサルタント

ザ・ホスピタリティチーム株式会社代表取締役

船坂光弘

執筆者のWebサイトはこちら http://www.thehospitalityteam.jp/

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