トップ > コラム > メリットとリスクを考慮した特許戦略構築を

メリットとリスクを考慮した特許戦略構築を

  知財・ライセンスの収益化 後藤昌彦 SPECIAL
後藤昌彦 SPECIAL

知財・ライセンスの収益化コンサルタント

株式会社 IPMaaCurie(アイピーマーキュリー) 代表取締役 後藤昌彦

知的財産、マーケティング、マネジメント…を融合し、ライセンスによる収益を恒常的に得る仕組を創るコンサルタント。「見えない有益資産」である知的財産を見える化し、将来、億単位の収益向上に繋がる新たな収益力を引き出す独自の仕組みづくりに定評がある。

「後藤さん、ご提案ありがとうございました。そういう方法で参入障壁を構築できることがわかったことはありがたかったですが、それによるリスクを考慮すると、今回は分割出願をせず特許料を納付することとします。」

これは、現在コンサルティングをしている会社で、取得した特許の対応策について打ち合わせと提案をしたときに、その会社の社長がおっしゃった言葉です。

専門的な話になりますが、特許はいったん特許査定がされても、その日から30日以内に特許の一部を分割して新たな出願をすることができます。

上記の会社では、今回事業化を進めている製品の特許出願が特許査定されたことで、その内容の一部を分割するかどうかについて説明を提案をさせてもらいました。

当コンサルタントの関連商品を販売しています。

上述の会社では、詳細は省略しますが、分割出願することにより新たなリスクが発生する恐れがあり、また分割出願の内容自体が今後の事業のコアとなる技術とは考えられないことから、分割出願をしないという結論に至ったということです。

新しい製品を事業化する上で、特許を使ってどのように参入障壁を作るかは非常に重要かつ難しいテーマです。やみくもに、数多く特許を取得してもその隙間を縫って他社が製品開発することも多々ありますし、当然ながら費用も掛かります。

つまり、メリットとリスクを比較してリスクが大きいようでしたら、あえて特許化しないという選択も必要なのです。

上述の会社では、本命となる機能について早急に開発を進め、いち早く特許化して差別化を図る方向になります。賢明な判断であると思います。

経営者の方々、メリットとリスクを考慮し、知財による参入障壁を作っていきましょう!

 

【知財・ライセンス】会社に眠っている資産を収益化する視点
後藤昌彦

知財・ライセンスの収益化コンサルタント

株式会社 IPMaaCurie(アイピーマーキュリー)代表取締役

後藤昌彦

執筆者のWebサイトはこちら http://www.ipmaacurie.com/

当コンサルタントの関連商品を販売しています。
当社の関連商品を販売しています。
月刊誌(無料)登録フォーム

×