社員のアイデアに「いいね!」してみたら | 日本コンサルティング推進機構

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社員のアイデアに「いいね!」してみたら

SPECIAL

マインドシェアNo.1ブランドコンサルタント

株式会社アトリオン

代表取締役 

国連が提唱する「持続可能な開発目標」SDGsのフレームワークを活用し、顧客にも社員からも永く愛される「マインドシェアNo.1ブランド」確立のための社内体制を構築する。会社の哲学、商品・サービスの優位性を明確にし、社員の意欲を引き出して、顧客のファン化を後押しするスペシャリスト。顧客と社員の双方の満足を循環させるES-CSチェーンを土台に、競合との圧倒的な差別化をはかり、会社のステージを上げたい企業から絶大な支持を集めている。

先日、ある創業社長から嬉しいニュースを聞きました。

「社員が自分よりも優れたアイデアを出してきたから早速採用した」というのです。

そのアイデアは顧客満足を高めるためのツールを新たに作り、いままでになかった使い方をしてみようというもの。社員の個性と現場の知恵が混ざりあった快心のアイデアです。

実はこの会社では、これまで販売促進などの企画はすべて社長の仕事でした。社長の得意分野であったこともあり、良い成果も出していました。

ところが私と何度か会話をするなかで、社員の力を引き出すことが事業の幅を広げることにもなると半ば説得され、半信半疑ながら試してみてくれたのです。社員の個性やアイデアを承認することの成果はすぐに出ました。

FacebookやTwitterなどのSNSが非常に普及した理由のひとつに、人の承認欲求を満たす仕組みが巧みに仕込まれている点が挙げられます。マズローの欲求5段階説を持ち出すまでもなく、他人から認められたい、承認されたいという望みは、誰もが持つ普遍的な欲求です。そして、SNSは「いいね!」というクリックひとつで簡単に承認を与えることができるツールであるからこそ、急速に浸透したのです。それほど人間の承認欲求は高く、その欲求が満たされることへの期待もまた大きいものがあります。

創業社長で会社を一人で引っ張ってきたという思いが強い人ほど、自分の承認欲求が前面に出て、他人の意見を後回しにする傾向にあります。

勇気をもって新しいビジネスに取り組み、不安を振り切って一時代を築いてきた創業社長にしてみれば、他人とくに顧客から承認されることが、最初の数年を耐え抜く大きな力になったでしょう。

時移り、社員が増えて、会社としての体裁が整うと、事情は少し変わってきます。

現場仕事を具体的に担う社員こそが日々、顧客に向き合い、社会の変化を感じて、会社をよくする情報を持っている人たちになります。

社員が持っている承認欲求を満たしてあげることで、その潜在的な力とアイデアを引き出せるとしたら、大いに「いいね!」する側に回ってみるべきでしょう。

 

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