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企業が先手を打つために必要なこと

  商品開発 四谷剛毅 SPECIAL
四谷剛毅 SPECIAL

商品開発コンサルタント

株式会社シンプルテックプラン 代表取締役 四谷剛毅

商品開発コンサルタント。特に開発部門を持たずに売れる商品開発を実現する、独自の「デベロップレス」体制づくりに定評。いま全国の中小メーカー企業の業績躍進の新手法として、多くの企業から指導依頼が集まる注目のコンサルタント。

当コンサルタント開催セミナーがあります。

消費税10%まで2週間あまりとなった最近になって盛んに報道されていますが、「対応レジの注文が殺到していて生産が追い付かない」という事態が発生しています。

消費税8%と10%の混在、さらにはキャッシュレス化とポイント還元が重なってレジの買い替えが欠かせなくなり、様子を見ていた小規模店舗もここにきて対応せざるを得なくなって注文が殺到したために、生産が追い付かなくなっているわけです。メーカーは、増産に次ぐ増産をしていますが、それでも間に合わないほどで、うれしい悲鳴を上げています。実は、当社がご支援している某企業もその中の一社で、「予想していたとは言え、大変ですよ」と、うれしそうに悲鳴を上げていらっしゃいます。

率直に申し上げて、消費税10%化や、8%と10%の混在化は、ずいぶん前からわかっていたことです。さらには、キャッシュレス化の動きは、世の中をきちんと捉えていれば、数年前から読めていた動きです。実際に、某企業を含め、これらの動きをきちんと捉え、先を読み先手を打って準備していた企業は、このタイミングで大きな先行者利益を得ています。

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一方で、最近になってこの状況を見たいくつかの企業は、早速、対応レジへの参入の指示を社内に出したことでしょう。これからしばらくすると参入企業の商品が大量に出回るようになり、需要が満たされていくことになります。その後に待っているのは、激しい価格競争です。ここで差別化できなかった企業、そのほとんどは後発企業ですが、そういった企業は、撤退に追い込まれることになります。逆に、差別化できた企業、その多くは先発企業ですが、そういった企業は、生き残り、強固な経営基盤を築くことになります。

ただ、ここで注意しなければならないのは、先行しさえすれば、十分な先行者利益が得られるかと言うと、必ずしもそうではない点です。先行していれば、その後の後発企業との価格競争において必ず差別化でき勝てるかと言うと、そうはなりません。やはり、後発企業、模倣企業が大量参入してきた時に備え、先手を打って周到な準備と対策をしておかなければなりません。ここは、非常に重要な点ですので、また別の機会にじっくりしたいと思いますが、しっかりと準備してさえおけば、先行企業には、素晴らしい先行者利益があり、ぜひとも目指したいところです。

しかし、一方で、先行企業を目指そうとすると、重くのしかかってくるものがあります。
それは、「開発投資」です。

先頭を走り、先例や先人の知識が無い中で、人・もの・金・時間をかけて開発しなければならない、この開発投資が経営を圧迫します。そのため、先を読むことと並んで、この開発投資を減らすことが、先行企業として成功するためには欠かせません。

「これからはこれだ」と予測できたのは良いものの、ドカン、と投資して、途中で続けられずに開発を断念してみたり、開発はできたものの、あっという間に後発参入企業との泥沼の価格競争に巻き込まれ、先行投資を回収できずに、後発組より先に撤退を余儀なくされたり・・・そういった事態になりかねません。

いかに、先行しつつ、開発投資を減らすか?
これが、先行企業になるためには、欠かせないことです。

御社は、先行努力をしていますか?
そのために、開発投資を適切にコントロールしていますか?

 

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売れる商品開発を実現する社長の視点
四谷剛毅

商品開発コンサルタント

株式会社シンプルテックプラン代表取締役

四谷剛毅

執筆者のWebサイトはこちら http://stecplan.com/

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