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劇的コンセプトリニューアルの具体策

2020年1月16日 商品リニューアル 古崎千穂 SPECIAL
SPECIAL

商品リニューアルコンサルタント

りぼんコンサルティング 代表 古崎千穂

商品リニューアルに特化した専門コンサルタント。「商品リニューアルこそ、中小企業にとって真の経営戦略である」という信念のもと、商品の「蘇らせ」「再活性化」「新展開」…など、事業戦略にまで高める独自の手法に、多くの経営者から注目を集める第一人者。常にマーケティング目線によって描きだされるリニューアル戦略は、ユニークかつ唯一無二の価値を提供することで定評。1969 年生まれ、日本大学芸術学部文芸学科卒。

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年が明けて2週間が過ぎました。一般的に、正月シーズンはお餅を焼く機会が増えるものです。わが家の子供も食べ盛り。あまたの餅を焼きながら、指先である異変に気がつきました。焼き餅に欠かせない海苔、その海苔が、薄い、、、。

いつも使っているあるブランド海苔、入り数と価格はそのままで、厚みだけが薄く寂しくなっていました。実際に、醤油をつけて焼き餅を包むと「裂け目」ができてしまうのです。昨年叫ばれていた“海産物の不作”と、わたくしたちの暮らしがつながった瞬間でした。

1月11日の日本経済新聞の朝刊に2019年秋に実施した郵送世論調査データが掲載されていました。モノとサービスに関して、家計負担が重い費目(3つまで複数回答可)を聞いたところ、「食費」が47%で最多。次いで「税・社会保障」の38%、「健康・医療」の28%が続いています。2018年の調査においても、「食費」が48%で最多となっています。

また、同日の別の記事では正月の風物詩「福袋」について書かれていました。福袋の中身に“異変”。かつてデパートの福袋といえば「洋服」が主流でした。ところが、今の時代は服よりも「食」。食材を入れた方がお客様に喜ばれる、ということです。

一方、2020年のトレンドアイテムのひとつに「完全栄養食」があります。完全栄養食とは、1食で、1日に必要な栄養素が摂取できる食べ物のことです。代表的なのがカップヌードルの日清食品が開発した「オールインパスタ」です。時短とコスパを叶えるだけでなく、世界的な食糧危機を救うアイテムとして注目されています。

今まで当たり前のように享受してきた「水」や「空気」、「野菜」や「果物」といった地球の恵みが、いよいよ貴重品となってきています。地球の寿命に気づきはじめています。そして、良質な「食」を手に入れられる人とそうでない人の「格差」が生まれ始めています。

海苔だけでなく、オセアニアの森林火災によって生乳の生産量が激減しています。結果、輸入チーズの価格が高騰しています。原材料の高騰によって、どういうことが生じるのか、書くまでもないでしょう。中小企業において、超少子高齢化、人口減、そして地球資源減少は、まさに経営を圧迫する三重苦です。このような状況下、例えば原材料高騰のマイナスを吸収し、商売を継続維持できるのは、資本力のある大手企業です。グローバルな寡占化された今、「大手」とは、GAFAのような巨大資本の企業を指しています。

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ビジネスの現場では暗黙のうちに「汗をかけ。歯を食いしばれ。やれば結果が出る。やり続けろ。そして、やらないやつが負ける、努力が足りないやつが負ける」、そうわたくしたちは教えられてきました。「努力」や「根性」で何とかなる時代が確かにありました。やらないやつ、できなかったやつが悪い、そういう時代がありました。そして今、淘汰された企業は、ほんとうに「努力不足」だったのでしょうかどうでしょうか?

伝統的なビジネスプラン、そしてキャリアプランが今ではほとんど使いものにならなくなっています。大変化は始まっていて、それは突然やってくるのではなく「前触れ」というお知らせがあり、静かにわたしたちの世界に入り込んできます。

暮らしの変化は、生活者の心理変化を意味しています。天然の海苔が入手できない世界を知り、わたしたちは何を求めるでしょうか。新しくてコスパで安定供給される代替海苔でしょうか? それとも、何年も待つ超プレミアム天然海苔でしょうか? いつ、どこで、だれと、何を持って、御社のビジネスをどうしてゆくのでしょうか? 御社はどこで戦おうとしているのでしょうか?

「商品リニューアル」とは何でしょう。商品リニューアルとは「あたらしい名前をつける」ことです。わたくしどもでは、そうシンプルに定義しております。常識から考えれば、わたくしの書いていることは「をかしい」ことかもしれません。あたらしい名前をつける、といった定義など有名ビジネススクールでは教えないことですし、マーケティングの教科書にも書かれていませんから。しかし、あたらしい名前をつける。これは事業を飛躍させる普遍的な真理です。

イメージしやすいよう「タレント」という商品を例にあげましょう。例えば、演歌歌手の五木ひろし氏は芸歴50年余りで3回名前を変え、現・芸名でヒットしました。鳴かず飛ばずだった歌手の「アンドレ・カンドレ」は「井上陽水」という新しい名前をつけて、今や日本を代表するシンガーソングライターに成長しました。お笑いコンビ「ひとし・まさし」も、「ダウンタウン」という新しい名前をつけて、いまや売れる芸人として君臨しています。

今のままではその市場さえも消えてしまうかもしれない未来、GAFAをはじめとした世界的巨大資本が寡占化する時代、思考停止と先送りでは「淘汰」の道しかありません。あたらしい名前をつけることで、その商品サービスの世界観がガラッと変化します。商売の入口と出口、パラダイムシフトが起こります。

資金なし、人材なし、販売網なし・・・「なし」の世界で腐るのか、目の前に「ある」自社の商品、サービス、コンテンツという、自社の資源にあたらしい名前をつけるのか、どちらに希望がありますでしょうか? 経営者として夢中になれるのは、どちらでしょうか?

巨大資本が輝く場所とは異なる、あたらしい「場」で、自社を輝かせましょう。歯をくいしばることではなく、奥歯をゆるめましょう。“アイディア”こそ自社の尽きない資源です。

御社のビジネスを輝かせるお手伝いをするために、わたくしどもは存在しています。既存商品サービスにあたらしい名前をつける。その刹那、何かが動き出します。狂気、夢中、パッションで「努力」を蹴散らしましょう!

 

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【社長直轄】商品リニューアルの着眼点

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りぼんコンサルティング 代表

古崎千穂

執筆者のWebサイトはこちら  https://rbnc.jp/

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