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目標を達成するのに必要な3つのポイント[その2]

  ホスピタリティビジネス 船坂光弘 SPECIAL
船坂光弘 SPECIAL

ホスピタリティビジネスコンサルタント

ザ・ホスピタリティチーム株式会社 代表取締役 船坂光弘

「お金になるホスピタリティビジネス」構築の専門コンサルタント。ホテルやウェディングビジネスのみならず、異業種のホスピタリティを軸とした新ビジネス立ち上げも指導。

IMG_42054『船坂さん、会社から与えられた目標を達成するにはどうしたら良いですか?』

ある組織のリーダーからの質問です。

前回は、 目標を達成するに大切な3つのプロセスのひとつ『目標設定』について、書かせていただきました。

『チームメンバーがやりたい目標を設定する!』ということでした。

次に2つ目の大切なプロセスは『役割分担』です。

役割分担?って思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は大切なプロセスなのです。

私は目標設定をしてもらった後に、改めて考えていただくのはこの役割分担です。当然、既存の業務として決められた役割があると思います。

例えばセールスマンであれば、営業で顧客を獲得することですし、広報・宣伝マンであればPRをして集客することが業務です。

しかし、多くの場合は各スタッフは自分の業務を日々一生懸命やっている訳ですし、それで達成できる目標設定であれば問題はないのですが、

この時代に前年よりも売上を上げるということは、当然昨年と同じことをやっていても成果は望めません。

それでは、どうやって役割分担をするのか?

既存の役割は役割として当然遂行していただいて良いのですが、昨年より業績を上げる、または高い目標を達成する為の障害が必ずあります。

それは、他部署とのコミュニケーションの障害であったり、チーム内の人間関係であったり、または、セールスは社長がひとりでやっていて既存の組織では、それを担当する部署がないというようなケースもあります。

高い目標にチャレンジする際には、これからの障害をクリアにしない限り目標達成は挑めません。

従ってまずは、現状で『達成したい目標』を達成する為に障害となっているものを洗い出すことが必要です。

この際のポイントは上辺の問題ではなく、根っこの部分の障害が抽出できるかがポイントとなります。

例えば、あるウェディングのレンタル衣装の企業様ですが、チーム内の人間関係に大きな課題を抱えていることが分かりました。このような課題がある際に、いくら目標達成する為に営業力を上げるとか、接客トレーニングを強化すると言ってもあまり効果が上がらないことが通例です。

要するに根っこにある課題を解決しない限り、役割分担やアクションも効果的に機能しないからです。

そこで、役割分担です。

前述の企業様は、このような問題を解決する為に『心のビタミン係』という役割を設定しました。

要するに、接客スキルや営業力ももちろん大切ですが、まずは各スタッフ心のビタミンを満たすということの必要性があったからです。

そうすると、この心のビタミン係はチーム内の人間関係を良くする為に、

〇スタッフひとりひとりと面談をして各スタッフの悩みを吸い上げる

〇上司が部下に普段の感謝を手紙にして渡す

〇結束を固める飲み会を開催する

といったスタッフの心のビタミンを満たす様々なアクションを実行していきました。

当然、普段の業務に加えての役割です。

しかし、自分の職場、会社を悪くしたいと思っているスタッフは居ません。やりたい目標を達成する為に、自分の会社を良くする為に、本当に様々な努力を重ねて、ここ数年続いていた対前年売上減少に歯止めをかけて、今期、高い目標をクリアしました。

当然、この他にも様々なアクションがあったことも事実ですが、この役割が無ければ達成できなかった目標であることには間違いありません。

私が前回も触れました、前職のホテルでの、大きな目標達成をする為の障害は、他部署との協力体制でした。

チャレンジングな目標を達成する為には他部署が協力体制は欠かせません。

しかし、それをすることへのリスクや残業の問題などを理由に、自分達は頑張りたくても、他部署が協力をしてくれません。

そこで、私は『他部署調整係』という役割を申し出て、

〇日頃の感謝を伝えて関係性を向上させるために、厨房のシェフ達に感謝状を
  作成して渡す

〇他部署のミーティングにお願いをして参加させていただき協力をお願いする

〇月に1回他部署のメンバーと飲みに行く

など様々なアクションを試みたことを覚えています。それもあって、前年プラス6億円の成果を得ることができたと確信しています。

従って、効果的に目標達成をする為の大切な役割は、既存の役割以外のところにある可能性もあるという点を考慮しておく必要があるのです。

その課題の多くはホスピタリティが関係しています。

自社の組織体制や生産性、リソースを見つめ直していただき、目標に対して効果的な役割分担かという点を是非、確認してみてください。

次回は、目標達成をする為の必要なポイントの3つ目を書かせていただきます。

【経営コラム】ホスピタリティで新ビジネスを生み出す視点
船坂光弘

ホスピタリティビジネスコンサルタント

ザ・ホスピタリティチーム株式会社代表取締役

船坂光弘

執筆者のWebサイトはこちら http://www.thehospitalityteam.jp/

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