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注目のコンサルタント ── 園 和弘氏(2/4)

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株式会社売れるギフト通販研究所
代表取締役 園 和弘 氏

 

 

~前号からつづく

 

実は、ギフトは10兆円を超える巨大市場!

白川◉これからギフトビジネスに参入するに当たり、経営者が気になるのは、市場規模と将来性です。その点はどうですか? 

園❖ギフトと聞くと、お中元やお歳暮のイメージが強く、「今時、贈らないし、ギフト市場も先細りでは?」と考える方が少なくないと思いますが、そんなことはありま
せん。
 実はギフト市場自体は毎年、伸びており、マーケットとしては10兆円を超えています。
 確かに、お中元やお歳暮と言った儀礼的なギフトは減ってはいますが、それでも1〜2%程度の微減です。昨今では、夏ギフト・冬ギフトと銘打ち、古いイメージを変えて売り出す会社も多いので、盛り返すかもしれません。
 昨今の傾向としては、家族・友人といった身近な人へのカジュアルギフトが牽引していますね。

白川◉最近では、ソーシャルギフト(※相手の連絡先が分からなくても、SNSなどで贈り物ができるサービス)も人気の様ですね。

園❖ソーシャルギフトは急成長中で、今後は更なる成長が見込まれていますね。
 ギフトって、コミュニケーションツールなんです。SNSやAIなど、テクノロジーがどれだけ進化しても、人と人の繋がりがなくなることはありません。
 今後、時代と共にソーシャルなどカタチは変わると思いますが、ギフトは不滅であり、決して、斜陽産業ではないんです。

白川◉他に、ギフトビジネスに参入するメリットはありますか?

園❖圧倒的に高単価で販売できるので、利益が確保しやすい上、自家需要の商材と比較して、価格競争に陥りづらいです。
 自家需要の場合は、「より価格の安いものを…」と探しますが、人に贈る時には「良い物を贈って、喜んで欲しい」という気持ちが優先しますので、ギフトとしての価値があると感じてもらえれば、高くても売れるんです。むしろ、高いから売れた、という面白い事例もあります。

白川◉それは興味深いですね。具体的に教えてください。

園❖私が以前コンサルティングしたレストランN社の事例です。
 以前から、お店の看板メニューであるローストビーフをお取り寄せ品として自社のネットショップで販売されていました。メディアにも、度々、取り上げられる程、好調だったのですが、次第に伸び悩みました。
 ローストビーフは、決して安くはないので、いくら美味しくても、しょっちゅう購入いただくのは難しいからです。
 そこで、更に売上を伸ばす手段として、当社へご依頼をいただき、ギフト市場へ参入することになりました。
 ギフト化にあたり、中身はほぼ同じですが、ブランディングから着手し、化粧箱・パッケージ・メッセージカードなどをギフト用へと徹底的に練り上げました。
 そして、価格は自宅用の時には1万円だったものを1万5千円にしました。
 当時、ローストビーフ ギフトの相場が5千円でして、元々、N社は相場より高い部類だったのですが、どうせならトップを目指そうと価格設定しました。
 「最も高価なローストビーフ」という、ブランディングの一環です。
 もちろん、やみくもに値を上げたわけではありません。それに見合うだけのギフト商品に仕上げた自信もあったからです。
 N社の場合は商品特性などを考慮して、ギフト販売会社や百貨店への卸販売を進めていったのですが、一般相場の3倍の超高級ローストビーフということが逆に話題となり、大ヒットしました。
 当初は通販年商5千万程度でしたが、半年後に1億5千万と3倍にまでなりました。

 

白川◉他に、メリットはありますか?

園❖自分用の買い物ならば多少の冒険も出来ますが、ギフトを選ぶ時は「絶対に失敗したくない」という守りの気持ちが強く働きます。 
 そのため、贈ったギフトが相手から好評だと「次回も、同じブランドの商品を贈ろう」「他の方にも、同じ商品を贈ろう」とリピート購入・複数購入してもらえる可能性が非常に高い特徴があります。
 また、贈り先から褒められれば、興味が湧いて、自家需要で購入してもらえることもあります。
 逆に、自家需要向けの商品をギフトとして購入する人は稀です。パッケージや梱包などが簡素なので、よほど親しい関係でない限り、ギフトに適さないからです。
 しかし、自分へのご褒美的なものは、あり得るんです。自分用にギフトが届く分にはOKですよね?
 つまり、ギフトは、自家需要に比べて、何倍もの販売チャンスを作ることができるのです。

 

 

次号につづく

聞き手:日本コンサルティング推進機構 理事 白川 博司

 

出演者:園和弘のコラムがあります。

ギフトビジネスコンサルタント

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代表取締役 

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