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世の中が見えなくなった時に

SPECIAL

オルタナティブ経営コンサルタント

合同会社オフィス西田

チーフコンサルタント 

カーボンニュートラル、SDGs、サステナビリティ、サーキュラーエコノミー、社会的インパクト評価などへの対応を通じた現状打破と成長のための対案の構築と実践(オルタナティブ経営)を指導する。主な実績は、増客、技術開発、人財獲得、海外展開に関する戦略の構築と実現など。

最近、世の中の動きが読みづらくなったと感じることがありませんか?ウクライナ戦争の行方もしかり、中国の動きや次のアメリカ大統領も、そして日本の先行きも、見えづらくなったと感じることが・・。

「他に手段はない。(There is no alternative.)」かつて混沌とした時代にあって、それでも果断な意思決定についてそう説明して時代を切り開いた政治家がいました。古くはマーガレット・サッチャーであり、その衣鉢を継いだアンゲラ・メルケルや小泉純一郎もまた、同じ論法で時代を先に進めようとしました。

規制緩和を進め、富める者に富を集中させることで経済を活性化し、社会全体に富を行き渡らせる(トリクルダウン)という考え方がその軸でした。

その結果、経済はひと時息を吹き返したかもしれませんが、社会の格差は広がり、環境問題は深刻化し、経済がその責任を問われるような事態も相次ぐようになりました。負の連鎖が続く時代へと世界を追い込んだこの選択は、持続可能性の追求へと舵を切り直すことでいま根底から見直しがかけられようとしています。

他方でアメリカでは、共和党保守派や石炭石油関係の労働組合(民主党系)を中心として、持続可能性の追求より経済を重視する動きも依然として強いものがあります。日本でも「鉄は国家なり」と言われた時代があったように、アメリカの「石油は国家なり」みたいな経済構造そのものは今でも盤石で、政治的な影響力には無視できないものがあります。いったい世の中はどちらへ進もうとしているのでしょうか。

このように先々の方向性が見えなくなりかけたとき、私がいつもお勧めしているのは「会社がどうありたいか」についての考え方を再構築してみることです。そうすると、原点として見えてくるのは例外なく「生き残りと成長」というテーマです。会社として何とか生き残りたい、そして成長してゆきたい。経営者なら、ごく当たり前の欲求だと思います。

そのうえで、会社が生き残り、成長するには何をどうすれば良いか、を時代に合わせて考えてみることから始めることです。具体的には気候変動対策や資源循環への要求が高まってくることが第一に挙げられます。石炭石油の分野についても、今までのような形でそのまま続くというシナリオは考えづらく、時代に適合した技術や方法を開発することが求められるようになってゆくはずです。

そう考えると、持続可能性の追求に立脚した理論武装をきちんと行っておくことが重要らしい、ということが分かってきます。サッチャー風に言うならば、「代替案はそこにある(There is the alternative.)」ということになります。私が提案しているオルタナティブ経営とは、まさにそのようなスタンスをしっかり決めるための考え方なのです。

今の時代、環境や社会への目配りを求められながらもしっかりとした生き残りと成長のための戦略こそが求められている。そう感じられた方はぜひ、当社へお問合せを頂ければと思います。明日を取り戻して、あなたの時代にするために。

 

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