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「下請工事代金回収が半金半手だと、売上が落ちたら危険!」

SPECIAL

下請工事業脱却コンサルタント

有限会社村松鈑金東京オフィス

代表取締役 

屋根の板金工事業で、完全自前受注体制を築き上げた異色の現役社長コンサルタント。稼業を継ぐも、下請けの理不尽さに憤慨。下請け脱却を目指して20年、工事業の直販体制づくりを実現。その貴重なノウハウを同業に惜しみなく公開指導する。

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今日は、弊社専門工事の業界団体の忘年会でした。今年初めての忘年会だったのですが、さすがにまだ年の瀬を感じることなく、話題は日々の仕事の話になりました。自分の同じ年の社長、先輩社長、自分より若い社長と、それぞれ活動地域が違いますので、あまり地元の業界団体では話さない話題で盛り上がっていたのですか、そこで気になる話をお聞きしました・・・・秋は過ぎ去り初冬の兆しが見え始めました。風邪などひいてませんか?商売繁盛していますか?

今回は、「下請工事の回収が半金半手だと売上が落ちたら危険!」です。

弊社以外の業界の同業者さんは、元請建設会社から仕事を請負う、いわゆる下請主体の工事会社社長ばかりでしたが、話題が売上になったとき、質問してみました。売上高は弊社の2倍近い会社です。「工事規模はすごいですね、で、その工事代金はどんな支払い条件なのですか?」

小さな工事は現金だそうですが、大きな請負工事は、半金半手だそう。サイトはと聞くと4か月が多いとのこと。これって、私が20数年前、下請100%だったころと変わらない、内心びっくりしました。おそらく弊社もそうだったように、仕入問屋さんに回し手形として支払う金額が大きいと想像されます。

「じゃあ、粗利や、経常は?」質問をしました。お聞きした粗利率、経常利益率とも弊社の半分でした。聞いたパーセンテージはやはり昔の弊社ぐらいでした。

この時代、忙しそうに毎日過ごされているようで凄いなと思う反面、果たして今後も今の工事量、売上が保てるのかなと、心配になりました。それは手形決済とサイトの長さです。急な売上減や、よもやの元請会社の倒産不渡りのリスクを抱えながらだからです。まあ、自己資金が潤沢であればいいのですが・・・・・

弊社は元請会社の下請仕事を脱却したのち、経理の専務が大ナタを振るい、手形の受取り、振り出し、回しを一切しなくなりました。工事の売上は、即現金になるからです。仕入支払も当然オール現金の会社に生まれ変わりました。私自身、これが元請直販工事会社になって最大のメリットだと思います。

あなたの会社は、今後も今の規模の売上を保ち、伸ばせますか?次の売上の柱を自社の技術、知識で自ら販売出来る道を実行しませんか?

今なら、会社の体力のある今なら新しいチャレンジ、新しい売上を作ることは可能です。なぜなら売上の激減した時にはもう、手の打ちようがないからです。

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