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ボトルネックの解消方法

SPECIAL

メーカーの儲かる仕組みづくりコンサルタント

株式会社 しくみカイゼン研究所

代表取締役 

メーカー企業の「儲かる仕組みづくり」の専門コンサルタント。日本の中小企業がやるべき、その会社ならではの「儲かるしくみづくり」について、プロの着眼点で指導。

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組み立て作業というと、ベルトコンベアの前に複数の作業者が一列に並んで、各自が分担して1つの製品を組み立てるライン生産が代表的です。

ライン生産は、すべての組み立てを覚える必要がなく、まずは自分の分担分だけの作業を覚えればいいです。

しかし、何人かが並んで組み立てを分担するので作業スピードの遅い人によってライン全体のスピードが決まってしまいます。そのために作業スピードの遅い人の次の人は作業待ちの時間ができてしまい、効率が悪くなります。いわゆるボトルネックです。 

その解消方法にの一つに、分担して組み立てるのではなく、ひとり一人が1つの製品を組み立てる、1人セル生産があります。 

1人セル生産は、自分のペースで組み立てでき、作業が早い人はより多くの仕事ができ、作業が遅い人は遅い人なりに自分のペースで仕事ができます。

しかし、すべてを1人で組み立てなければならず、覚えるのに時間がかかります。

どちらもメリットとデメリットがあり、どちらを選ぶかはケースバイケースです。

しかし、私はできるだけみんなで分担してやるやり方、ライン生産を選択すべきだと考えます。

どんな世界でも上手な人と下手な人(あくまでも相対的ですが)います。まだ仕事に慣れなく作業スピードの遅い人がいたら、その前後の人がカバーして全体としてのパフォーマンスを上げればいいだけなのです。(それを実現するやり方はいろいろあります)

団体スポーツもそうです。チームには必ず上手な人と下手な人がいます。ひとり一人が自分のペースで全力を尽くしても試合に勝てません。

下手な人を上手な人がカバーすることでお互いが連携して、チーム全体としてのパフォーマンスを上げたチームが勝ちます。

工場は組み立てだけでなく、加工、受入、倉庫、検査、出荷などさまざまな部門があり、各部門が関わって日々生産をしています。

各部門が個々に力を発揮するだけでなく、お互いが連携することで工場としての成果はより大きくなります。

優秀な個人プレーヤーの集合体だけではダメです。

みなさんの工場は部門間、作業者間の連係プレーができていますか?

 

 

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