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継続的に部下を成長させる秘訣

SPECIAL

人事制度コンサルタント

株式会社ENTOENTO

代表取締役 

会社を成長させる人事制度づくりで、700社以上の指導実績を誇る日本屈指のコンサルタント。日本の過去50年間の人事制度のつくり方とは異なり、経営者の評価と賃金の決め方を可視化してつくる画期的な人事制度は経営者から大きな支持を得ている。

経営者から、不思議な悩みを打ち明けられることがあります。
先週も、飲食レストラン業の経営者から次のような相談を受けました。

「当社は優秀な社員を店長にすることにしています。ですから社員はプレイヤーの仕事を一生懸命覚えて、早く店長になろうと努力します。その成長のスピードは他社と比べても速いと思っています。

ところが、それほど成長意欲に燃えていた社員が、店長、プレイングマネジャーになったとき、マネジメントの部分、部下指導に関しては私が思ったように成長しないのです。

場合によっては、部下の社員の成長を妨げているのではないかと疑いたくなるようなことが多発します。

どうしてあれほどまでに成長意欲があって優秀な社員が、店長としては成長しないのか、不思議でたまりません」

これには理由があります。

この店長は、この会社の中の社員の成長のゴールは店長だと思っているのです。そう考えていると、このような現象が生まれます。

この問題を解決するのは簡単です。店長という役職の次に、どのような活躍の場があるのかを示すだけです。それだけで、問題は一気に解決します。

例えば、店長の次にはブロック長があり、数店舗の店舗の指導をする仕事があることを明確にします。

「ブロック長は、優秀な店長から任命して活躍してもらう」

このように社内に発表したら、社内の雰囲気は一気に変わります。すべての店長が部下を指導することになるでしょう。部下を成長させて優秀になり、次のステージに行こうとするのです。

社員が同じようにある階層で成長をやめ、足踏みしているように感じるとすれば、それは個々の社員の問題ではなく、成長を阻害する何かの要因があると考えなければなりません。部下を育てないのには、育てない理由があるのです。

部下を育てるのが嫌だという社員は基本的にいないでしょう。次の成長のステージを可視化することによって、間違いなく次を目指すことになります。

このことが分かっている会社は、入社してから40年間どのような活躍の仕方があるのか、ステップアップ制度等で明確に示しているでしょう。

人事の問題は個別の問題として発生します。その問題はすべて仕組みを見直すことによって解決できます。であるがゆえに、社員が増えても一切人事の問題で頭を抱えることはありません。

「どうして」と悩むよりも、このように仕組みを変えていったらどうだろう、と仕組みを見直すこと。これによって同じ問題が発生することは二度となくなります。

人事制度が会社のさらなる成長、永遠の成長を支えていくことになるのです。

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