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御社は腕組みしていい会社か?してはいけない会社か?

SPECIAL

印象マネジメント「プライムイメージ」コンサルタント

株式会社プライムイメージ

代表取締役 

印象マネジメント「プライムイメージ」のスペシャリスト。
 社長個人はじめ、企業や事業部門を対象に、高度な印象マネジメント戦略を指導する専門コンサルタントとして活躍。主に、商品や物体、空間…を対象に行われるブランド戦略に対して、人物や服装、表情、所作…などに対しての、顧客が感じる印象に焦点を当てた、戦略的な施策指導を行うのが特徴。企業の業績向上に多大な貢献をしている。

新年度に入ってやや落ち着きが出てきたこの時期、必ず、社長自身がやらなければいけないことがあります。ホームページや会社案内をはじめ自社がオープンにしている媒体を、社長自身が、社長自身の目で、改めて見て、チェックしてみてください。 

ホームページの場合、そのHP上の構造や導線の良し悪しではありません。会社案内の場合、キャッチや文章の良し悪しではありません。これらに目を通すことは必要としても、信頼おける担当者さえいれば、ご自身のスキル以上の成果を確実に出してくれるはずです。 

社長自身が見るべき、確認すべきはーー「社長自身の画像」。 

この意味とはーーー? 

今の時代、何かあれば企業HPを見るのが情報収集の最初の段階です。そこで、まず確認するのは、「社長はどんな人か?」。出てきた社長の画像を見て、企業トップとして違和感がないかどうか。数年前に撮影したものをそのまま使っていて、実際に会ってみると、実物と写真にギャップがあるのも大問題です。 

さまざまな企業のホームページを見ていると、気になることがあります。 

それは、社長が「腕組み」をしている写真を使っている企業が少なくないこと。「腕組み」のポーズをしている意味を考えて、使っているのでしょうかーー? 

確かに男性は、撮影時ポーズで手をどうすればいいのか、迷うのも事実。一応、基本ポーズはありますが、手持無沙汰な感じを出さないために、身体の前で腕組みをすることで、写真のポーズとしてはバランスがとれる場合もあります。カメラマンもパターンの一つとして、腕を組んだポーズの指示をするわけです。「カメラマンが言ったから」ポーズをとっても、その画像を使うか、使わないかを判断するのは、カメラマンではありません。 

ここで改めて考えなくてはいけないのは、「腕組み」というノン・バーバル(非言語)ランゲージの意味。一般的には、胸を腕で隠すことによって心を開かない威圧的で上から目線で物事を言っている、といった印象を与えがちです。 

“お客様に寄り添う企業”と言っている企業トップが腕組みしていていいのか?

場合によっては“ファミリー向け”にもなる商品の企業トップが腕組みでいいのか?

逆に、腕組みの意味をうまく使って、自社をうまくアピールすることも可能ではあります。「腕組みをしてはダメ!」という単純な発想ではなく、NGな企業か、OKの企業か、その見極めが必要。効果的に使えば、この上なく効果的なポーズでもあるのですから。 

また、笑っていればいいものでも、まじめな顔をしていればいい、というものでもありません。とにかく、その場に使われている画像として違和感がないこと、が大事。写りが良いにこしたことはありませんが、普段とあまりに違うと、「写真写りが良すぎる」「実物と違いすぎる」とも言われかねません。 

実際に、過去の仕事での話ですーー。 

仕上がりに対して、誰でも少しでも若々しく、恰好良く見せたい、という思いはあります。しかし、この方はその思いが人一番強かったため、仕上がり(=現実の姿)への強いクレームとなりました。クリエイティブの方々のアドバイスには、まったく聞く耳をもたず、目元から肌色まで、ご本人の「もっと、もっと」「これじゃあ、変わらない!」という言葉と強硬な態度で、修正に修正を重ねた、ということがありました。

その結果・・・・・撮影物がオープンになった後、SNSでは「別人?」「何歳のときだ?」、最後には整形画像とまで言われるほど、修正への辛辣な言葉が並んだことがありました。笑うに笑えない事例(?)ですが、ありがちな失敗ともいえます。 

新年度に改めて確認してほしいのは、撮影時期の問題でなく、実物とギャップのない今年度の顔かどうか? ポーズや表情は、自社の言葉と違和感がないか?  

ご自身の目で確認してみてください。さて、御社は大丈夫でしょうかーー?

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