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「お・も・て・な・し」の心が、ギフト経営の根幹である

SPECIAL

ギフトビジネスコンサルタント

株式会社売れるギフト通販研究所

代表取締役 

日本で唯一のギフトビジネスコンサルタント。流通、通販、ギフトの各業界通算30年以上の経験を持ち、2015年に独立。2017年には培った独自ノウハウを体系化し、ギフトビジネス専門のコンサルティング機関「売れるギフト通販研究所」を立ち上げ、多くの企業を指導。幾多の企業を成功へと導く。著書に『「ギフト商品」を通販で売る』、『儲かる「ギフト化」で飛躍する3大ポイント』がある。

2019ラグビーW杯がアジア初、いよいよ日本で開幕! 心配されていた客入りもほとんどの会場が連日満員。

コンテンツの良さや価値を最大限に高めていった、W杯主催者の綿密なマーケティングの勝利でしょう。 全180万枚のうち、約1/3の60万枚が海外から買われたチケットと言われており、それだけ外国人の方が各国から来ています。

開催都市では観光客への歓迎イベントを地元やボランティアが。また各国が事前キャンプを張った 地方都市でも趣向を凝らした日本の「おもてなし」が 行われ、世界から来た選手達も大満足されているようです。

ギフトのビジネスにおいて、真の”おもてなしの心”があるのか、ないのか。この心はギフト商品、サービス、販売にあたり、必要不可欠なことになります。

「園さん、ギフト商品ってどう作ってどう売ればヒットするのでしょう?」

私に対して、最も多いのがこの手のタイプのご質問です。

当機関は「売れるギフト通販研究所」ですから、当然と言えば当然のご質問です。ですが、残念ながら"100%売れる法則"というのは、世の中には存在しません。

しかし、どうすればその確率を高められるかや、事業構築や戦略については、コンサルティングの現場で、その方法論をクライアント企業ごとに相談を重ねながらお伝えをしています。

そして、私の掲げるギフトという行為を主軸にビジネスを組み立てる時、ヒット商品を生み出す以前に、根幹として絶対的に必要なことがあります。

常々お話しすることですが、贈る人、贈られる人、双方の“気持ち”をまずはベースに置くことです。媒体がEC・ネットであっても、提供する側も利用する側も”人”ですので、マーケティング活動において心理・気持ちは、決して避けては通れません。

来年2020年東京オリンピック誘致活動の時に滝川クリステルさんの名言となった「お・も・て・な・し」にも、深く通じるものでもあります。

「おもてなし」とは「持て成す」という古くからの言葉ですが、現代ビジネスで言うと接待が一番イメージしやすいでしょう。(最近は随分減った印象の接待ではありますが)

例えば、どうしてもこの接待を機にビジネスを成功させたい!という場合、食事の席の用意や準備の前に、こういったことを考えたり、調べたりしますよね。

お客様の好みのものは? 嫌いなものやアレルギーは?どんなお酒が好き?

手土産には何がいい? 仕事以外だとどんな話しをすれば喜ばれる? 趣味は? 

子どもは何人、何歳、男の子、女の子?・・・などなど。

単に値段の高いお酒と美味しいとされる食事を、高級とされる料亭やレストランを予約して提供すればよい・・・という考えでは決してないですよね。

真に「おもてなし」をする場合、相手が喜ぶことは何だろう?と真剣に調べたり、考え抜いて、最終的にアウトプットされた結果が、高級寿司店であったり、有名フレンチレストランであったり。

また、高級店でなく地元で愛されている海鮮居酒屋が余計な気遣いもされることがないのでベスト!という場合もあるでしょう。

いざ当日を迎えれば、お客様が来られるまでにしっかり準備を整え、気配り・目配りを全方向に張り巡らし、気持ち良い、心地よいお迎えを徹底してされるはずです。

お客様のお困りごと、悩みごとに対していかに的確な商品やサービスを提供することが出来るのか。さらにギフトなら大切な方への贈り物として、提供側もさらなる気配りと気遣いが様々な場面で求められます。

どうしたら喜ばれるかという「おもてなし」の心を持って、常に一歩先、半歩先に回り、求められる前にその気配り、気遣いを提示できていることがギフトには必要です。

売れる以前にまず、この「お・も・て・な・し」の心が根幹・根底にあるか、それをどう価値化し、対価にできるかどうか。

早く売上を沢山上げたい、利益を大きく上げたい、ヒット商品を出したい・・・。

気持ちはよく分かります。誰しもが事業をやっていれば当然です。ですが、ギフトは販売行為の前に、

心と心を繋げること。それが達成できて初めてギフトビジネスとして成立します。

ネットなどの通販であれば、直接手渡すわけではないので、さらなる気配りも必要です。

その良き代償として、信頼され信用され、価格訴求型でなくしっかり対価をいただくことが可能になり、初めて "売れて儲かる" ギフト事業経営のスタートラインに立つのです。

 

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