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漠然とした不安が広がる中で着実に前に進むための社内コミュニケーションのポイント

SPECIAL

成長支援部づくりコンサルタント

ヒーズ株式会社

代表取締役 

会社の大元となる「総務」を革新すれば、すべての事業部に影響を与え、顧客志向になり、驚くほど業績が伸びる。経営者が着手すべき、「成長支援部づくり」を指導。

漠然とした不安が広がる中で着実に前に進むための社内コミュニケーションのポイント

先日ニュースを見ていたら、「新型コロナウイルスに関して、親が子供とどう向き合うか」というテーマを取り上げていました。

ポイントは3つということで、

1. かみ砕いて話す
 2. 場を作る
 3. 答えを出すことがすべてではない

1の「かみ砕いて話す」は、難しいことも相手の立場に応じて分かりやすく伝えるということ。

2の「場を作る」は、時間を決めて、話をじっくり聞く場を作ることで、子供が質問しやすい環境を作ること。

3の「答えを出すことがすべてではない」は、正解を教えることが大事なのではなく、「自分はこう思うけど、君はどう考える?」というように自ら答えを導き出すようにすること。

ニュースは親子関係の話でしたが、これらは会社の社長と社員の間のコミュニケーションであっても同じです。

かみ砕いて話すという点では、社長の話は社員にとって難しいと感じられることが少なくありません。そこで、相手に合わせてできるだけ分かりやすく伝えることが大事になってきます。

この点、「自分はいつも分かりやすい言葉で語りかけている」と反論される方もおられます。しかしながら、それは単に情報の「共有」レベルに留まっていることがあります。少なくとも「社長からその話は聞いたので、知っている」という感じです。

そして、そこから一歩踏み込んで、自分の頭で社長の言葉の真意を理解し、自ら腹落ちするぐらい「共感」するレベルに持っていくためには、何らかの「場を作る」ことが必要になってきます。

社員は社長から「分かったか?」と聞かれたら、たとえあまりよく理解していなくても、怒られるのが嫌なので、「分かりました」と答えてしまいます。このため、「どこまで理解しているのか」、「本当に気持ちの上でも納得しているのか」を確認するためには、社長が一方的に話す場とは別に、社員が気軽に質問できる「場を意識的に作る」ことが必要です。

そして、「答えを出すことがすべてではない」というのは、社長の考える正解を教えるのではなく、社員が自ら自分の頭で考え、自律的に行動することを意味します。これは、共感のさらにもう一段上の「共鳴」レベルで、経営理念や会社の経営方針に沿って、社員が自走する状態です。

これができるためには、たとえ社長が自分なりの答えを持っていたとしても、「君はどう考える?」と質問することが肝要です。この点、親子関係の時と違って「自分はこう思うけど」も先に言わない方がベター。なぜなら、社員は社長に忖度して、あまり考えずに、「私もそう考えます」と答える傾向があるからです。

共有→共感→共鳴

これは、ステップ・バイ・ステップで順番に進めていく必要があり、各段階によってやるべきことや求められることが異なります。

新型コロナウイルスの感染拡大が広がる中、子供が漠然とした不安を抱えているように、経済の先行きが見通せない中、社員も表面には出さなくても、漠然とした不安を抱えています。まずは、必要な情報を共有し、進んでいく方向に共感してもらい、アフターコロナの時には共鳴して仕事に邁進できるよう、知恵を絞っていきましょう。

 

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