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新製品開発と技術開発を止めるな

SPECIAL

知財・ライセンスの収益化コンサルタント

株式会社 IPMaaCurie(アイピーマーキュリー)

代表取締役 

知的財産、マーケティング、マネジメント…を融合し、ライセンスによる収益を恒常的に得る仕組を創るコンサルタント。「見えない有益資産」である知的財産を見える化し、将来、億単位の収益向上に繋がる新たな収益力を引き出す独自の仕組みづくりに定評がある。

「この会社が作っている製品は成熟期に入っていますよね。今後この会社が生き残っていくためには現場のニーズを的確にとらえ、製品開発をし続けることだと思います。」

これは、先日ある会社の技術評価をするにあたり、評価内容について金融機関と打ち合わせを行った際に金融機関の方がおっしゃった言葉です。

評価対象になっている会社は長年の経験で培った設計力と組立力で一定の品質を確保し、大手企業からも信頼されている会社ですが、製造している製品の市場が伸びることが期待できず、成熟してしまっている領域に入っています。

そのような製品に固執して事業を継続すべきかについて議論になりました。

今後、どのように事業を進めていくかはその会社の経営者次第ですが、例えば、

  • 短期的にはその会社の保有する設計ノウハウと製造技術を活かし、強みを発揮できる新製品の開発を継続する。
  • 長期的には、AIやIoTなどの最新技術を活用できるよう、まずは最新技術を保有する会社と連携し、技術革新に対応できる製品開発体制を構築する。

ということも考慮の余地があります。

技術やニーズは日々進歩し、変化します。例えば、水銀体温計がデジタル体温計に置き換わり、電話がスマートフォンに置き換わってきたように、ニーズに応じて製品も進化していきます。

製造業の会社は、常に現場のニーズを把握し、そのニーズを超えた機能を持つ製品が作れる強みを作り続けなければなりません。

現状維持ということはあり得ないのです。

たゆまぬ新製品開発と技術開発を継続してください。

 

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