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なぜ目標は達成されないのか

SPECIAL

社内独立店開コンサルタント

株式会社ストアブレインコンサルティング

代表取締役 

経営コンサルタント。アパレル、小売、飲食チェーン指導などに強みを持ち、店長再生から店舗最盛へとつなげていく独自の「社内独立店開」手法を指導する専門家。
自らは店舗を持たない「販売・運営」に特化した経営スタイルに、多くの異業種経営者、店長が注目。路面店から百貨店、都心型SC、郊外型ショッピングモール…など、多様なチャネルで成果を上げ、店舗の強みを引き出す天才と称されている。

あけましておめでとうございます。2021年一発目のコラムは、新年に相応しく「目標」を取り上げたいと思います。皆さん新年の目標は立てていますか?もちろん経営者であれば、新年だからと言わず目標を立てる機会は多いと思います。 

さて、新年になるタイミングでは、「今年こそはこれをするぞ(運動、ダイエット、資格取得、独立…)」といった目標(どちらかと言えば抱負ですかね)を持つ人は多いのではないでしょうか。それを発表する(させられる)職場や家庭もあるかもしれません。 

よく言われることですが、新年の目標が達成されることは残念ながらほとんどありません。なぜか。これは皆さんご存知だと思います。まず、そもそもそんなに達成しようとも思っていない、「思いつきの目標が多い」ことが理由の一つです。それに加え、目標達成を阻む最大の敵「忘却」が容赦なく襲い掛かります。大抵の場合、この二つの理由で目標達成には至りません。 

しかも毎年同じことをやってしまいます。以前の私もそうでした。最悪次の日には忘れています。そして日々の仕事に忙殺され、年末までその状態が続きます。で、年明けに今年こそは!と目標を立て…とエンドレスに繰り返されます。 

個人のことならまだ笑い話で済みます。しかし同様のことを経営者が自らの会社でやってしまうのはさすがにまずい。…のですが、悪いお知らせです。私の経験上の話(周囲から聞いたことも含めて)から判断すれば、そもそも経営目標や計画を立てていない経営者が驚くほど多い。体感では半数以上です。計画を立てても検証しない人たちも含めれば、8割以上の経営者が個人と同様の「今年こそは」という負の連鎖を10年も20年も続けているのです。 

もちろん目標などなくても個人は困りませんし、会社もやっていけます。社会も回ります。むしろ無理矢理目標を立てても変なストレスがかかってしまい、本末転倒な状況になる可能性もあるでしょう。 

ただ、それでも「何かを目指すこと」が社会を動かすエネルギーになると私は思います。個人でも同じで、それが仕事でもプライベートでも、ダラダラと、あるいは仕事に忙殺されて日々を無為に過ごすより、自ら立てた目標に向かって何かをしている状況は、人生にハリを与えてくれると思います。 

何も暑苦しいこと言うつもりはありません。ただ、新型コロナの影響(のせい?おかげ?)でこれまでの延長線上に皆さんが想像していた未来はありません。つまり本気で目標を立てるべき時期だということです。 

経営者の皆さん、まずは本気で目標を立てるところから始めましょう。そこがクリアできれば、忘れてしまうことへの対策は簡単です。目標を書いて目につくところに貼ればいいだけ。新年になったこのタイミングを逃さず、本気の目標を立てましょう。

 

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