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誰も教えてくれない「新商品開発」の魔法

SPECIAL

商品リニューアルコンサルタント

株式会社りぼんコンサルティング

代表取締役 

商品リニューアルに特化した専門コンサルタント。「商品リニューアルこそ、中小企業にとって真の経営戦略である」という信念のもと、商品の「蘇らせ」「再活性化」「新展開」…など、事業戦略にまで高める独自の手法に、多くの経営者から注目を集める第一人者。常にマーケティング目線によって描きだされるリニューアル戦略は、ユニークかつ唯一無二の価値を提供することで定評。1969 年生まれ、日本大学芸術学部文芸学科卒。

疫病対策で負け、エネルギー問題で負け、デジタル化で負けている。世界からの日本の価値は「円安」という評価。人口減と少子化がさらに加速している。原資のない日本は「没落の国」として歩み出しています。というのが、一般的な見解です。

「原資のない日本」という考え方は、わたくしどもからすれば、大雑把な切り取り方だと考えています。真逆で、中小企業はむしろ細やかに、自社を含めた既存の価値を再定義していくことに、新しいチャンスが潜んでいます。

企業にも終わりがやってきます。カタチがあるものは必衰です。どの企業も有限である、ということは絶望的です。しかしこの絶望に対して、では「魔法の杖」はあるのか、と問われれば、わたくしは「YES」と断言します。

自社の絶望、すなわち売れる商品サービスがない、人材がいない、カネがない、時間がない、何もない、に誠実に向き合った社長だけが手に入れることのできる、魔法の杖をわたくしどもは提示したいと考えています。

先日もコンサルティングの現場でその「魔法」を感じる出来事がありました。パンデミックを契機にお手伝いしているK社です。右肩下がりの業界において、果敢に、既存の人材と既存技術を活かした商品サービスづくりに挑戦しています。

新商品開発プロジェクトのミーティング後、K社長が興奮冷めやらぬ様子で、「まさか!まさかですよ。あのスズキくんが、これを提案してくれるとは思ってもみなかったです!」と手には企画書を持って熱弁されました。

K社長は、他にも、「〇〇君が…」とか「ルーキーがやってくれました!」とか次々とメンバーの提案した企画書を広げて「プロジェクトに後ろ向きだった部長たちもビックリしていますよ! 」と嬉しそうです。

創業以来はじめて、マーケティング部と商品開発部と営業部を横断した「新商品プロジェクト」チームを発足させ、2回目のミーティングが終了したのです。

部門、といえば聞こえがいいですが、人材不足で管理職が兼務しているのが実態です。社長が声をかけ集まった6人と、リーダーの商品開発部長とK社長の8人です。K社長はそもそも、社員が「新商品の提案」をすることに半信半疑でした。内心「むずかしいだろうな」とか「無理じゃない」とか「できないよ」と思っていたのです。

K社長の想像を、いい意味で裏切ったミーティングでした。一人一人がアイデアを持ち寄り、さらに広げることで、新しい方向性をいくつも発見できそうな予兆があります。こうしたプロジェクトこそが、K社の未来を大きく変えるのです。

そして、大切なことは、これらが単発的なアイデア研修ではない、ということです。商品開発の工程のひとつだということです。この「工程」をひとつひとつ実践し、定着させることで、自走する会社に生まれ変わります。

K社長は、これまで、社長のアイデアで大きくなった会社でした。しかし限界を感じていました。新商品をリリースする自信がなくなったということで、弊社のセミナーに参加されました。曰く「売れる気がしないのです。自分で開発しておいて、おかしなことですが、正直、自信がないのです」と告白されました。

自信が持てない根本原因は「仕組み」になっていないからです。では、仕組みとは何でしょうか。システムになっていない、構造になっていない、自動化されていない、デジタル化…「仕組み」に対して、いろいろなイメージがあるでしょう。間違ってはいないのですが、本質ではありません。

仕組みとは「言語化すること」です。言語化したとき初めて、仕組みが誕生します。商品サービスのアイデアの種は、「自分達の中」から生まれるのではありません。自分達の中にアイデアの泉がある、というのは幻想です。安心してください、アイデアは、自分達の「外」にあります。それを見つければいいのです。

商品サービスのアイデアは、目には見えない形でもう既にあります。目に見えないこともありますし、既存商品としてカタチになっているものもあります。そこに新しい「意味」を見出して、言葉にすることで、新しい価値が生まれるのです。

言葉が、商品サービスを創造するのです。言葉がアイデアの種を生み、商品サービスを生み、仕組みを生み、お客さまを生み、利益を生み、幸せと平和を生むのです。言葉こそが、商品サービスの「魔法の杖」なのです。そして、言葉にしなければ、魔法は生まれない、無いに等しいのです。

仕組みとは「言語化」によって生まれます。こういう話をすると「うちだって、企画書ぐらい書いていますよ」という社長が必ずいます。拝見させていただくと、それは「企画」からほど遠いものです。文字という「記号」が並んでいるだけの、企みも画もありません。

厳しい言い方をしますが、カタチの模倣であったり、言葉遊びをしているだけの作文レベルのものです。商品としてカタチとなって、商品として展開していくような「本質」とはほど遠いのです。それらは「日記レベル」の記録でしかないのです。

書くこととは、考えることです。言葉とは「考え」です。言葉とは思考です。思考のアウトプットです。この基本原則を理解していない限り、絶対に「仕組み」を構築し、根付かせ、展開することはできません。

わたしたちは死に向かって生きています。わたしたちの会社も同じで必衰です。終わりに向かって今日を生きています。しかし、ひとつだけ、この世界を変える魔法があります。それが言葉なのです。

「自社は、コンサルティングで世界を変える」と言葉にした時点で、真に「コンサルティングで世界を変える」世界が誕生します。そして、言語化し、紙に記録することで定着し、限りなく展開してゆくのです。

あなたが今、プレゼンテーションしようとしている企画者やスケッチは、あなたの思考から生まれたものですか。何とか先生に書いていただいたものだとすれば、それは本質ではありません。「借り物」のフェイクです。

あなたが考え、思考したもの。それを言葉にしたもの、それが本物になります。本物の商品サービスになります。本物の仕組みになります。他から「借りてきたもの」ではダメなのです。それは所詮「他人事」なのです。

ここを理解できない方は、残念ながら、わたくしどものコンサルティングやコラム、セミナーをご理解いただくことはできないでしょう。あなたが思考し、吐き気がしてしまうほど考えたことを、言葉にする。この工程を飛ばしてはなりません。

言葉とは、ツールではなく、商品そのものであり、仕組みそのものであり、自社そのものなのです。あなたが、こういう商品をつくる。こういう会社になる。こういう未来をつくると言葉にしたときから、その考えた世界が始まっているのです。言葉とは魔法の杖です。

言葉という魔法の杖を大事にしてください。言葉は、どんな商品だって、どんな仕組みだって、どんな未来だって、創ることができるのです。没落の日本を、「日出る処」としてリボーンすることができる、言葉だけがその力を持っているのです。

言葉を、言語化できないということは、未来を創ることができないということです。言葉に命をかけてください。日出る国へ、可能性は無限にあると、わたくしどもは考えております。

 

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