第544号 ずる賢い社員やスタッフがいなくなった企業がやった事とは

「伊東さん、社長は誠実じゃない方がいいということですか。」
ある社長がおっしゃいました。
以前私がお話した
『誠実な社長ほど、不誠実な社員、スタッフ達が集まる』
についての質問でした。
私の返答は
「違います。」
ではどういうことかと言いますと、ただ単に
「誠実な社長であってはならない」
という意味ではなく
「不誠実な人を許さない、誠実な社長であるべき」
ということです。
これは似ているようで違います。
もし社長が単に誠実なだけだと、会社のマネジメントの仕組みを整えていく上で
「まさかこんな社員やスタッフは現れないだろう」
という前提のもとで仕組みが構築され、実装されます。
これはとても危険です。
たとえばPCのワクチンソフトだったとしたらいかがでしょうか。
「まさかこんな攻撃は受けないだろう」
という前提のもとでソフトが作られていますと、インストールしてそう時間が経過しないうちに、ハッキングを受けてしまいます。
同じように社内には
「どうせ社長にバレることはない」
「不正を続けよう」
とする人がすでに存在していたり、その後に現れてしまうと会社が正常に機能しなくなってしまいます。
そんな状態では
・いくら頑張ってくれている社員がいたとしても
・いくら人の倍以上に動き回って仕事をしてくれるスタッフがいたとしても
その努力に甘んじ、陰に隠れては社長の見えないところで手を抜き、不正を繰り返す人によって会社全体の力が出せなくなってしまいます。
また特に重要な、頑張ってくれた社員やスタッフのモチベーションはどうなることでしょうか。
社長がこれから会社をどうしていくべきか。
気をつけなければならないことは、
・どのようにしたら全員がフルパワーを発揮し続けてくれるのか。
・どうしたらずる賢い社員やスタッフがいなくなるのか。
です。
ある社長はおっしゃいました。
「私はいくら働いても周りが楽するばかりの会社にはしたくない」
「頑張った本人がそれに見合った報酬をもらえないという苦しみを経験してきましたから」
だから
「誰かが頑張ると周りも影響され、次々に努力家が増えていく」
「頑張れば頑張るほど見合った報酬が得られる」
そんな会社にしなければならないんです。
コラムの更新をお知らせします!
コラムはいかがでしたか? 下記よりメールアドレスをご登録いただくと、更新時にご案内をお届けします(解除は随時可能です)。ぜひ、ご登録ください。

