社長向け人気の経営コラム

第63号:1人粗利の高い会社と低い会社の根本的違い

「シライ先生、こんなに大きな数字になってしまうんですね・・」製造業を営むA社長は思わず声を上げます。私は「こんなに大きな数字になるようですね」とお答えし、しばし沈黙が流れます。 1人粗利を最大化していくための”はじめの通過儀礼”での一幕です...
取引先と対等な関係を作るために必要なこと

国をあげて地方の企業を強くする仕組み 最近、新聞やネットで、地方の公共団体の取り組みを目にしました。 「週1副社長」プロジェクトというもので、内閣府が2015年度から始めた制度を行政がアレンジした取り組みということでした。 仕組みは、都会の...
プロジェクト成功の定義

プロジェクトは、何を持って成功と言えるのでしょうか。計画通りの品質を確保したうえで完了期限を守り、コストも計画以下に抑えられた。これは一見するとプロジェクトが成功した様に見えます。狭義的にはその通りでしょう。しかし、広義的にはどうでしょう...
プロジェクトの成功率を飛躍的に高める組織の五大戦略

当セミナーは、複数のプロジェクトを進行し管理している企業の経営層に対し、プロジェクトの成功率を飛躍的に高めるための、プロジェクト・メンター(第三者俯瞰支援)を含めたプロジェクトの効果的・効率的な管理運営の仕組みづくりについて解説する少人数制...
プロジェクトの成功率を飛躍的に高める組織の五大戦略

当セミナーは、複数のプロジェクトを進行し管理している企業の経営層に対し、プロジェクトの成功率を飛躍的に高めるための、プロジェクト・メンター(第三者俯瞰支援)を含めたプロジェクトの効果的・効率的な管理運営の仕組みづくりについて解説する少人数制...
企業間連携を成功へ導くサーキュラーエコノミーの実践ポイント

「西田さん、おかげさまで営業の方向性が見えてきました。」先日とある会合で、サーキュラーエコノミーに取り組んでいるクライアントの責任者の方から直接伺ったご感想です。異業種の企業との連携交渉がスタートしたばかりの段階にあり、まさにここからが大...
第62号:事業作りと組織作りを「数字」に繋げていくための、重要な考え方

「シライ先生、どうして粗利率が上がっているのに、1人当たり粗利額が減っているのでしょうか?」 製造業を営むA社長のご発言です。これは1人粗利管理をしっかりやっている社長だからこそ出る、素晴らしいご質問です。 私は即答しません。「何ででしょう...
現実をT型に把握する

プロジェクトを遂行するときにプロジェクトマネージャ(PM)がどの程度現場に入り込むかというのは、プロジェクト管理において常についてまわる疑問であり問題です。管理業務だけを行なっていては現場で起きている問題に気がつくのが遅れてしまうかも知れ...
顧客理解から始まる信頼構築 ~選ばれる中小企業の提案力とは

顧客の目的や期待を理解し、価値提案に反映させる姿勢こそが信頼の起点となり、その期待に応え続ける仕組みづくりが、信頼・ブランド構築を加速させます。 「やっぱり、こちらが何をしたいのか、A社さんが一番わかってくれている気がしますね」 ご支援先で...
立ち止まる勇気があるか

プロジェクトを進めている途中で何かおかしい…と感じ始め、そのうち違和感の原因が顕在化し、日々刻々事態が悪化していく…。それは、いわゆる”デスマーチ”への入り口かも知れません。そんな時あなたの組織では、一度立ち止まってみる、ということができ...
GHG排出量のデータがひらく新しい価値創造の扉

「西田さん、企業の間で脱炭素への貢献度を可視化したいというニーズは確実に広がっています。」とあるオンライン会議の中で、参加者から投げかけられた一言です。まだ午後早い時間だったのですが、深まる秋で日が短くなっており、夕方の雰囲気も漂う時間帯...
第36号:確定申告天国と地獄!土壇場で確定申告の勝者となる裏技2!

昨日、あるオーナー社長と話していて大変ショックを受けたことがあります。 今年、株で利益が出て、今年だけで数億課税されていますが、 その税金を、取り返そうと思っていないのです。 恐ろしいことに、その社長は、 株式をお金に換えた時点で税金が差し...
海外ビジネスに成功する中小企業の共通点 ~共通する5つの条件~

海外市場に展開したい中小企業からの相談が増えています。その中でも成功している企業には共通点があることが見えてきました。今回は【海外ビジネスに成功する中小企業に共通する5つの条件】について述べたいと思います。まず1つ目は「海外展開の狙い...
書籍「チーズはどこに消えた?」から考える、人材育成の重要性とは?

『チーズはどこに消えた?』(スペンサー・ジョンソン著・扶桑社)という本をご存じでしょうか。人生で求めるものにどう対応するかについて描かれた名著と呼ばれる本です。先日、機会があり読み返してみました。 この本は、VUCA時代を生き...
貴社製品はなぜ海外市場で売れないのか? ~「視える化」による解決手法~

「良い製品が必ずしも売れるわけではない。」 この言い古された言葉は、日本企業の海外市場展開にもあてはまります。海外市場へのプロモーション方法にも一因はありますが、もっと基本的な部分にも最大の要因があるのです。それは、「売手の考える【良い】製...
その遅れは挽回できるのか

工程会議や日々のミーティング等で、各タスクの進捗を確認したところ遅延が見つかるのは、プロジェクトを進めているうえでは当たり前に発生することです。さて、その遅延に対してどの様に対処しているでしょうか。担当者からの「○日遅れているが、△日まで...
異業種連携がひらくサーキュラーエコノミーの新市場

「そうすると、御社との協力が当社のビジネスにも新しい可能性をもたらしてくれるんじゃないかと思うんです。」先日、当社が仲介した企業間連携に関するトップ同士の面談で、一通り提案内容を聞き終えて、提案を受けた側の社長は提案へのお礼を述べた後で、...
人が育っているか

企業や組織にとって人材の育成は、事業の維持・発展に必要なことであるのは疑いようがありません。あなたの組織では、人材が適切に育っているでしょうか。あえて”育てている”ではなく”育っている”と言ったことには意味があります。それは私の経験からは...
「循環経済とGX時代の新常識――炭素に値段が付く時代をどう生き抜くか

「西田さんが手がけている循環経済は実に面白い。絶対に可能性あると思いますよ。」 つい最近のことですが、研究者とコンサルタントという、立場が全く違うお二人の専門家から異口同音にそんな評価をいただくことがありました。 ここに来て、循環経済と...
社長の話を聞いて、自分で動ける社員は1割。 残り9割にも届く仕組みが、組織を本当に動かす。

「何回言っても、定着しない。一体どうなってるんだ!」 経営者のストレスが、頂点に達する瞬間の一コマです。 不満の矛先が、配下の管理者、その配下の社員たちに向かいつつも、 自分が言ったことが、なぜか実行されない不思議さに、思わず...
社長が変われば会社が変わる

今日は親子経営企業が強みを活かし、その真価を発揮すればどのようなことができ、どのように変化するのかということについてのお話。 まずはその一つ目。 【社長が変われば会社が変わる】 社長が代わればの間違いではないかと思われるだろうが、社長が変...
同族社長が実践すべき財務中心の会社づくり

世の中の経営者の多くは、「売上さえ伸びれば、全ての経営課題は、自然と解決する」と信じています。しかし、この考え方が会社経営を悪化させる最大の原因です。 確かに、会社経営において、売上は欠かせません。特に、創業期は、実績づくりや取引先を増やす...
ショールームは「たった2坪でも」機能する

「先生、ウチがショールームを作れるなんて思ってもみませんでした」 当社のコンサルティングをお受けいただいて、念願の自社ショールームをお作りになった中小企業の社長です。 この会社は、取引先の大企業がショールームを持っていて、そこ...
地盤・看板・顧客・取引先・与信・人脈が引き継がれる

今日は親子経営企業の強みを充分に活かした経営スタイルにはどのようなことがあるのか、第3話をお届けする。 【地盤・看板・顧客・取引先・与信・人脈が引き継がれる】 親子経営企業には経営者なら誰もが羨む経営資源が多くある。後継者にとっては初めか...
お金を守る2代目社長の借入戦略

同族会社の社長は、先代から事業を引き継ぐ際、事業だけではなく取引先との関係性も引き継ぎます。もちろんその中には、金融機関との関係性も入っています。 しかし、多くの社長が陥るワナがあります。それは、「先代の時代に築いた良好な関係が、自動的に自...
地域に根差した身の丈経営は強い

今日は親子経営企業の強みを活かした独自の経営スタイルについて第4話。 【地域に根ざした身の丈経営】 以前、私の友人の会社の経営理念を見て感心、納得した覚えがある。「最大の会社を目指さず、最良の会社を目指す」というもの。創業者である彼の父親...
親から子への経営交代は業務改革・人事改革の好機

今日は親子経営企業の強みを活かし最強の経営スタイルを得る理由の5つ目の話。 【経営交代は業務改革・人事改革の好機】 親から子への経営交代は創業者から2代目へなら30年〜40年くらいになるのではないだろうか。2代目から3代目への経営交代は親...
職場がギスギスする本当の原因は、人ではなく会議の欠如である

製造業S社長からの相談は今回も「人間関係」でした。 「最近、製造と品質がギスギスしていて…」 「現場リーダー同士の空気も悪いのです」 社長自身も、そこに囚われてしまっています。 私は確認しました。 「社長、会議ってやっていますか?」...
世界水準のドミノ型組織のつくり方

平凡な社員を戦力化して、社長の一手が全員に連鎖する 世界水準のドミノ型組織のつくり方 ~ 社員50人の壁・100人の壁「突破へのロードマップ」を描く ~ どんな社員でも、価値観バラバラな集団でも、 社長の意のままに「100人...
なぜ社員は辞めるのか。動かない会社には、人は残らない。

よく晴れた日、美容業N社長が当社に相談に来られました。 1店舗で年商1億円を超えており、この業種では非常に優秀な会社です。この規模を5年ほど「維持」しているとのことでした。 N社長は言いました。 「2~3年で人が辞めるのです。そのため...
