社長向け人気の経営コラム

社員の能力をつぶす会社の仕組み

7月に入ったばかりだというのに、季節はいつの間にか真夏のようになってしまいました。 話は、世間では桜の開花時期の話題をはじめ、春を感じさせるニュースが多かった時期にさかのぼります。今となっては思い出せない心地よい春の陽気と同時に、この季節は...
銀行借入を成功に導く、同族会社の財務管理法

社長として会社経営をする上で、たくさんの経営課題が目の前に現れます。その経営課題を解決するためには、財務の視点を持つことが大切です。なぜなら、経営課題には解決すべき順番があるからです。 成功している社長が最優先で取り組んでいる経営課題は、間...
現場が変化への適応力を持つために必要なこと

よく話をする工場の役員さんから、在庫管理システムの導入後の話を聞く機会がありました。 いつも通り、ボヤキが始まります。 「在庫管理システムを導入したんですが、社員の作業が導入前より増えていて、省力化どころじゃなくなってるんです。それどころか...
ショールームの既成概念を取り払え

「先生、ちょっとご相談が…」と言ってセミナーに参加されたのは、地方で建設業関係のビジネスを行っている社長です。 当社では、定期的に東京で公開セミナーを開催しており、セミナー終了後、希望者には30分程度の無料個別相談を承っていま...
ローカライゼーション(現地化)とは何か? ~古代哲学から得るヒント~

皆さんは「三才思想(さんさいしそう)」についてご存じでしょうか? 「三才思想」とは中国古代の宇宙観に基づく哲学的な概念で「天・地・人」の三つの要素が宇宙構成の基本原理であるとする考え方です。この三者は互いに独立しながらも密接に関係し合い、...
工場経営の未来を決める社長の認識と若者の認識

社長と工場長が、若者の認識にドキッとさせられた話です。 「製造業」と聞くとみなさんはどのようなイメージをお持ちでしょうか? 商品開発をして図面を書いて、材料を集めて加工して組み立てて、それをお客さんに販売する、というイメージでしょうか。 そ...
プロジェクトの成功率を飛躍的に高める組織の五大戦略

当セミナーは、複数のプロジェクトを進行し管理している企業の経営層に対し、プロジェクトの成功率を飛躍的に高めるための、プロジェクト・メンター(第三者俯瞰支援)を含めたプロジェクトの効果的・効率的な管理運営の仕組みづくりについて解説する少人数制...
これからの儲かるショールームのつくり方「客観性」

今回は、いよいよ300話となりました。そうは言っても、それほど特別な感情はありません。「よく続けているなあ。読者のみなさんのおかげだなあ」といった程度です。しかし、一つの節目なので「これからの儲かるショールームのつくり方」の締...
組織風土が企業の成長力を変える!

「御社の企業文化に惹かれて、入社を希望いたしました」 「うちの会社は、昔からこういった社風だからね」 「なんだが職場の空気が合わないから、会社を辞めたよ」 昔からよく耳にする「企業文化」「社風」「空気」といった、さまざまな言い回し、 会社で...
時代を超えて輝く日本の老舗企業13社から掴む―見えない「透明資産」が織りなす強靭な生命力―

こんにちは、透明資産コンサルタントの勝田耕司です。 日本には、創業から数百年という途方もない時を超えてなお、現代社会で輝きを放ち続ける老舗企業が数多く存在します。世界的に見ても稀有なこの現象は、単なる偶然や幸運の積み重ねではありません。そう...
フェーズゲートを設けているか?|プロジェクトの進め方

新製品の開発プロジェクトで計画に従ってタスクを消化していく。オンスケで順調に進捗している様に見える。しかし、プロジェクトの終盤になっていくつかの懸案事項が未解決のまま残っている。しかも、本来なら上流工程で解決しておかなければならない懸案だ...
第43号:1人粗利最大化に向けた、値決め(値上げ)への躊躇を克服する方法

「シライ先生、もし値上げをして売れなかったらと思うと、なかなか一歩踏み切ることができません。」 ある健康事業を営む社長のご発言です。自社で開発してきたオリジナルのサービスを展開していこうとされているA社長。大変ユニークなプログラムを開発し、...
そのドキュメントは審議に値するか?|プロジェクトマネージメントのあるべき姿

開発プロジェクトにおいては、設計ドキュメントの作成が必ずついてまわります。開発する対象となるものの品質は、当然設計の出来に依存するものであるし、設計内容を書き記したドキュメントの出来にもまた依存するものです。プロジェクトの進行過程において...
そのレビューは審議に値するか?|プロジェクトマネージメントのあるべき姿

開発プロジェクトにおいては、プロセスとして定められた複数のレビューを実施していることと思います。プロジェクトが目標としている成果物を完成させるためには、途中の段階で目標に向かって正しく進んでいるかを確認する作業は欠かせません。その手段の一...
オーナー社⻑のための、信託を使った資産防衛3⼤ポイントオンデマンドセミナー

表には出せない“資産の想い”を、納得できるカタチにするにはどうすればいいのか─── その、具体的な解決方法がここにあります! 「事業は順調に伸びている。 財産もそれなりに築いてきた。 でも、本当に気がかりなのは、自分のいない未...
循環経済と脱炭素

もう何度もこのコラムでお伝えしてきた話ですが、来年から日本でも二酸化炭素排出量の取引市場が本格的に開設されることになり、大手排出事業者の参加が義務付けられることになりました。平たく言うと、CO2に値段が付く時代がやってくるの...
社長と社員のギャップを埋めて、求心力を一気に高める5つの重要視点

一段上をねらう社長へ 社長と社員のギャップを埋め、求心力を一気に高める5つの重要視点 ~ 人事 × 組織 × 風土 改革の仕組み構築~ 社員が動かないのは「仕方がない」ではなく「理由がある」~ その壁を破る 経営環境が激しく変...
財務至上主義こそ事業承継成功のカギ

同族会社の事業承継の場合、株式や不動産、資金などの財産はもちろん、経営理念や会社経営の考え方など、目に見えない部分も先代社長から後継社長に引き継がれます。 そのため、先代社長が昔ながらの「間違った常識」を元に会社経営をしてきた場合、後継社長...
意図して嘘をつく生成AI 〜「信頼崩壊ゲーム」の衝撃〜

「やろうとしてできなかった」のではなく、 「やるべきことを承知で、やらないと決めていた」 これは、先日ある生成AIとのやりとりの中で返ってきた、印象的な一言です。 いまやAIは、私たちの仕事にも日常にも深く入り込んでいます。 メールの下書き...
経営の“空気”を育てるふたつの学び舎──理念とスキルが交差する「社長塾」と「社内学校」

こんにちは!企業の「空気」をおカネに変える専門家、透明資産コンサルタントの勝田耕司です。 企業の価値を測る物差しは、売上や利益だけではありません。組織に宿る「人の力」、すなわち社員の意識、行動、文化...
採用とは「働く場」という「商品」を売るビジネス

「一体どうすれば、人が採用できるんですかね?もう限界ですよ。。」 経営者の集まりでも、この嘆きはもはや定番トークになりつつあります。 「うちの魅力がなかなか伝わらずに、辞退されてしまう」 「どうやったら、いい人を見極められるのだろう」 「も...
入社した社員にエサを与えているか?~ 定着を阻む3つの壁

「せっかく採用した社員が辞めてしまったよ」 「今時の若手はガマンができないんだなぁ」 「人不足の売り手市場だから、しょうがないよ」 せっかく採用した社員が、1~2年で辞めてしまう、昨今、よく聞かれる話です。 時間と労力をかけて仕事を教えたの...
ノーブレス・オブリージュの視点から紐解く──透明資産経営の責任者・リーダーに求められる3つの視点

こんにちは、透明資産コンサルタントの勝田耕司です。 「高貴なる責任」──ラテン語で「ノーブレス・オブリージュ」と呼ばれるこの言葉は、元来、社会的地位や富を持つ者が負うべき倫理的義務や責任を指します。歴史的には貴族...
『社長の分身』はいらない──社員が辞めない組織は「考え方」と「仕組み」でできる

「昔は、本気で分身の術が欲しいと思っていました。」 コンサルティング終了後の食事会で、T社長は笑いながら、そう語りました。 T社は、特殊工事を手がける会社です。1年前には、施工、営業、管理、すべてを社長自身が担っており、現場を駆け回る...
社員が辞める本当の理由は“人事制度がないこと”だった!

「最近、社員が次々と辞めていってしまって…原因がよくわからないんです。給料もそれなりに払っているし、職場の人間関係も悪くないと思っていたんですが…」 ―これは、当社の個別相談に参加されたサービス業のオーナー社長からの声です。 確かに、社員の...
社員に主体性がない、育たない、そんな会社がまずやることは「週一の会議」

年商2億5千万、社員数20名のシステム開発、T社長は言いました。 「先生、どちらかの課長が辞めてしまいそうです。」 現場の要である課長二人の関係は限界まで来ていました。片方の課長には「精神的」な症状も出ています。そして、この二人の関係...
骨太な事業成長を実現するグループ経営の5大戦略セミナー

私は20年以上にわたり、“オーナー経営のメリットを最大限に活せるグループ経営の在り方“を追求し、上場非上場を含め、10社前後から30社以上にわたる企業グループのオーナー数人の側近として、企業グループの経営に携わって参りました。 企業オーナー...
【第16回:応募しない企業は成長機会を逸する!経済産業省の虎の子「100億宣言」!】

経済産業省が推進している「100億宣言」をご存じでしょうか? 年商100億円規模になることを宣言した中小企業に、国が支援する取り組みです。 では何故、今になって「100億宣言」なのでしょうか? それは、戦後の中小...
第41号:「利幅の大きな事業」という魅力に潜む盲点

「シライ先生、どの製品が一番儲かっているのでしょうか」製造業を営むA社長のお言葉です。私とA社長は、製品別の利益一覧を見ながらコンサルティングを進めています。 その表には作番、受注価格と製造原価、粗利益が記載されています。作成日が少し古いの...
経営の眼を曇らせる「情の人事」

「ごもっともなんだけどさ、自分を支えてくれた社員を近くに置いておきたい経営者は多いと思うよ。」と前回のコラム「第123号:人を見る目が会社の命運を分ける」をお読み頂いた経営者から頂いた一言です。確かに、長年一緒に働いてきた社員や苦楽を共にし...