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新人教育で外してはならないポイントとは?

  独自の人材育成の仕組みづくり 吉野創 SPECIAL
吉野創 SPECIAL

独自の人材育成の仕組みづくりコンサルタント

株式会社トゥルーチームコンサルティング 代表取締役 吉野創

社内に本物のチームをつくり、「人材育成の拡大再生産」を実現させるコンサルタント。単なる形だけの組織ではなく、中小企業にとって最も大切な、社長と社員の「同志関係」づくりを基本とした、人材育成の仕組みづくりを指導。

新人を採用した会社では、入社後、社内・社外で様々な研修を実施することと思います。

昨今では、採用すること自体が非常に困難ですから、多くの会社で「新人育成」の意識は高くなってきてはいます。

しかし、毎年一定の確率でせっかく採用した新人が会社をさってしまう・・・そんな相談を受けることがあります。

 

新人研修では、一定のラインは越えさせることが必要になります。

それは何かというと・・・「社会に出たら、社会の基本」があるということ。

それは、ビジネスマナーや礼儀作法、敬語の使い方といったようなものではありません。

もちろん、それも大事ですが、もっと本質的なものです。

・・・それは、自分中心の視点から、相手中心の視点に「スイッチを入れ替える」ことです。

学生時代までは・・・自分中心の視点でもやっていけなくはありません。

学校の勉強、テスト、受験勉強などは、自分自身でどこまでやるかの問題です。

チームワークで受験勉強をやるということはないからです。

自分さえ頑張れば、自分さえ努力できれば、OKですね。

・・・これは、人の成長プロセス、と言う観点では「克己」のプロセス。

自分の決めたことを、自己責任においてやり抜き達成する、と言うことになります。

・・・受験戦争で、ここを頑張ってきた学生さんは、これはこれで素晴らしいものを持っているのです。

しかし、一度社会に出たら、自分だけの視点・自己中心の姿勢では全てのことがうまくいきません。

その理由は明確です。

「仕事は一人ではできない」からです。

仕事をする上で、相手から応援され、助けられるような相手との良好な関係性を構築できるように、相手を思いやる視点、つまり「相手中心の姿勢」を習慣化することが必要になります。 

それは、 

①相手に関心を寄せる 

②相手の立場を良く考える

③相手の話をよく聴く

④相手に好感・満足・安心を与えるように努める

⑤相手の欠点を非難するのではなく、それを補う

⑥相手が人間的に成長をするように手助けする

という6項目が必要になるということです。

せっかく入った新人が、職場に馴染み、生き生きと働けるように迎える方でも、万全を期す体制で臨むためにも、先輩方もこのような「相手中心の姿勢」を大切にしてほしいものです。

ある会社でこのような話をして、管理職の皆さんと勉強会をしていた時。

その一人が最近会社を去っていった昨年入社の新人のことを振り返りながら話をされた。

新人が辞めるときに、

「わからないことがあり、悩んでいた」

「上司に相談しても、忙しさを理由に取り合われない」

「いつも(上司に)話を聞いてもらえなかった」

と漏らしていたことを、話し始めた。

結局は、上司が部下の話を聞き、本人と向き合うことよりも、「自分の業務を優先させた」こと、その姿勢を見抜かれたと言うことです。

不安な新人の気持ちよりも、自分の業務を優先させてしまう。

 

その上司も、プレイングマネージャーであれば、当然自分の数字もある。

 

気をぬくと、そのような自己中心的な行動は、誰もが陥ってしまうものではないでしょうか。

しかし、そういった姿勢を新人は見ているものです。

新入社員を迎える先輩も決して他人事ではなく、自分の姿勢を見直した方が良いかもしれません。 

それは、人を育てるためには、育てる側の先輩社員の成長もまた、重要な要素となると言うことを示しています。

 

【人が育つ環境づくり】 人材育成の拡大再生産を起こす経営視点
吉野創

独自の人材育成の仕組みづくりコンサルタント

株式会社トゥルーチームコンサルティング代表取締役

吉野創

執筆者のWebサイトはこちら http://true-team.com/

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