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まさかの時代にするべき改善[3]

SPECIAL

現場改善コンサルタント

柿内幸夫技術士事務所

所長 

メーカー企業の現場改善指導と、「儲かる新たなモノづくり」体制を指導する辣腕コンサルタント。全社員が一丸となって改善する「KZ法」を体系化。ライバル企業に対して圧倒的な差を生み出していく体質改善指導に、全国から指導依頼が集まる。

先々回、「まさかの時代」にするべきこととして、今すぐに実行して「もうできちゃったの、まさか!」と人に言わせることだと申し上げました。

しかし実際にやろうとするといろいろな障害が出てくるものですということで先回はバランス崩れ対策をお話ししました。今回もそれらの障害についてお話しします。

今回はそれやっちゃだめでしょという間違ったことをしてしまう可能性についてお話しします。

簡単に言うと、間違ったことをみんなでしっかりとやってしまう可能性もある!ということです。間違ったことをみんなでしっかりやると必ず間違います。

例えば、プレス工程で「能率を上げなければいけない」といって一回の生産のロットサイズを大きくして段取りの回数を減らすことで能率を上げたとしましょうか。間違いなく在庫が増えて、運搬が増えて、容器を用意するなどの管理が増えて、となって結果として能率が落ちてしまうでしょう。この考えは基本的に間違いです。やっちゃダメ。

そこで大切なことはみんなで可能性のあるアイデアをできる限り出してみるブレーンストーミングに近い議論ができることです。一人の声が大きい人の意見で突っ走るのではなく、必ずみんなでワイワイガヤガヤできることが大切です。

でもそれでも間違ってしまったことが分かったらどうするか?元に戻してください。それだけ…。

逆に言うと、みんなでやる改善は間違ったらすぐに元に戻せばいいんだからまずやってみようと言ってほしいです。

とにかく変化が速い時代です。正しいことを今すぐやって変化のスピードを上げましょう!

 

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