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タイムリーな開発ができるかどうかの分岐点とは?

SPECIAL

商品開発コンサルタント

株式会社シンプルテックプラン

代表取締役 

商品開発コンサルタント。特に開発部門を持たずに売れる商品開発を実現する、独自の「デベロップレス」体制づくりに定評。いま全国の中小メーカー企業の業績躍進の新手法として、多くの企業から指導依頼が集まる注目のコンサルタント。

「商品開発に時間がかかりすぎる」
開発の意識が高い、ある経営者の方のお悩みです。

商品開発が遅い、もっと早く開発したい、こう考えられている経営者は、たくさんいらっしゃいます。特に、きちんと黒字を出し、しっかりと経営されていて、しかも開発への意欲が高い方ほど、この悩みを強く持つ傾向にあります。

なぜか?

それは、そういった経営者の意識が、きちんと外に向いているからです。
自社の外側、つまり市場や競合に意識が向いています。

そのため、
速くしないと市場で売れなくなる、
競合に先を越される、
世の中に置いていかれる、
先行者利益を得られない、
機会損失になる、
これらのことを強く感じ、恐れます。
そして、商品開発をもっと速く、もっと速く、と技術陣をせかせます。

しかし、一向に速くならない。
どうしたものか、と冒頭の悩みを抱えられます。
なぜ、速くならないのでしょうか?
もちろん、技術的難易度という側面もありますが、それ以上に大きな要因が別にあります。

それは、経営者と技術者の心理の違いです。

健全な経営者は、前述のように、売れなくなることを恐れています。
そして、当然、技術陣も同じ恐怖を持っていると考え、このままでは売れなくなる、だから急ごう、とせかせます。しかし、残念なことに、多くの場合、「このままでは売れなくなる」という危機感は、技術者には真に届いていません。

実は、技術者が最も恐れていることは、売れなくなることではなく、もっと他にあります。売れる、売れないよりも、もっと重要なことが技術者にはあるのです。

経営者が、この心理的な違いに気づいているかどうか。
ここに、タイムリーな開発ができるかどうかの、最初の分岐点があります。

そして、重要なことは、この心理的な違いに対して、「けしからん」という態度ではなく、違いをきちんと理解してうえで、それが開発速度の さまたげ とならないように、あらかじめ手を打ち、仕組みを作っておくことです。

心理面を理解して作られた仕組みには、普遍性と永続性があります。
是非、経営者の方は、自身は感情的にならずに、冷静に社員の感情に目を向けて下さい。

得られるものは、大きいはずです。

 

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