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成功する人事制度の導入の仕方

SPECIAL

人事制度コンサルタント

株式会社ENTOENTO

代表取締役 

会社を成長させる人事制度づくりで、700社以上の指導実績を誇る日本屈指のコンサルタント。日本の過去50年間の人事制度のつくり方とは異なり、経営者の評価と賃金の決め方を可視化してつくる画期的な人事制度は経営者から大きな支持を得ている。

人事制度の導入方法は、どの企業でもほぼ同じです。
基本的に人事制度は評価制度、昇進・昇格制度、賃金制度、職能資格制度等を同時に一度に導入する方法をとっています。

そのため、導入する企業とすれば、社員からこの人事制度に質問や意見があっては困ります。

何故なら、その質問が自分の処遇を良くしたいという要望に集中するからです。それぞれが自分の処遇をよくするための意見を聞いていったら、人事制度の導入が遅れるばかりか、更なる意見や問題を噴出する恐れがあります。

そのため、説明はしますが社員の意見を聞くことはありません。

しばしば、企業を辞めた社員の、辞めたときの理由をアンケートにまとめて発表されることがあります。

その中で2、3割を占めるのが
「評価に納得できなかった」
「昇給・賞与に決め方に納得できなかった」
などです。

このアンケートは実は正しいアンケートの結果とは言えません。

何故なら、評価に納得することができなければ、昇給・賞与に納得することはできないからです。

そもそも評価をするのは社員の成長のためです。社員が成長基準1、2、3、4、5点のどこまで成長したか(評価)を組織的に決めなければ、そしてそれを上司が伝えなければ部下の指導育成はできません。そのために評価をします。

この評価に納得する状況を作らなければ、この評価そのものを処遇に反映することは到底できないのです。

そのため、人事制度に成功したいと早期に成功したいと考えるなら、まずは成長制度を導入し、全ての社員が自分の評価に納得する状況を作ることです。そしてその後に処遇(昇給・賞与、昇進・昇格)の導入に入ることです。

やがて評価に納得した社員は口をそろえて言います。
「この成長点数で処遇を決めてほしい」
評価に納得できれば、処遇に納得できない社員はいないのです。

人事制度を導入する時には全ての制度を一緒に導入するのではなく、最初に成長支援制度、そしてその次に賃金制度と段階的に導入することをおすすめします。

人事制度は社員の成長のために導入します。
反対されること自体は正しい理解をされていないと考える必要性があります。

 

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