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数字を読む ― 25兆9,200億円 ―

白川博司
SPECIAL

通信販売コンサルタント

株式会社四方事務所

代表 

通販戦略なくして事業の成長はない! 20年間にわたり、300社以上の通販立ち上げに携わってきたプロコンサルタントが、経営者のための通販視点とこれからの事業発展の重要戦略について提示。

この数字は、2018 年の世界のデジタル広告費予測である( 電通イージス・ネットワーク調査)。

2018年の世界の広告市場は、6,000億ドル(約67兆5,100億円)となる見通しで、デジタル広告(インターネッ広告) 市場の拡大と、「2018 年平昌冬季オリンピック・パラリンピック競技大会」「2018 FIFAワールドカップ・ロシア大会」「米国の中間選挙」など大型イベントによる貢献が数字を押し上げている。

デジタル広告費のシェアは38.4%と、テレビ広告費(35.5% )を初めて上回り、さらに2019 年には40%超となる見通しだ。媒体別の成長率も、デジタル広告が12.6%増と最も大きく、今後も二桁成長が続くと予測されている。マス広告では、テレビが1.2%増と、堅調に推移している一方で、 新聞、雑誌が落ち込んでいる。

デジタル広告の中でも、モバイルデバイス向けは、スマホの普及や通信環境の整備などにより、2017 年にデスクトップPC 向けを追い抜き、デジタル広告費内のシェアは50.3%と伸張。さらに2018 年には52.2%に達する見込みである。

そのけん引役となるのは、オンライン動画広告とソーシャルメディア広告で、2018
年の成長率はそれぞれ24.6%(前回予測は24.5%)、21.6%(同23.5%)と推計されている。

この調査を行っている電通イージス・ネットワークでは、世界59カ国・地域から収集したデータに基づき、「世界の広告費成長率予測」として定期的に発表している。

調査対象の59カ国・地域をみると、先進国に限定してもデジタルとテレビの市場規模は様々だが、デジタル広告の比率が年々高まっているのは、世界的に共通した傾向と言える。

ただ、世界規模で市場を眺めると、デジタル広告市場の伸び率の大半は、BATと称されるバイドゥ、アリババ、テンセントの中国勢と、米国のGoogle、Facebook を合わせた5 社のプラットフォームの売上に集中しており、寡占状態が強まっている。

今後は、Eコマース・サイトのAmazon、楽天などがこの市場にどのように食い込むか、その動向が注目されている。

 

■ 媒体別のシェア予測

 

 

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