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「知識・スキル教育」と「人間力を高める教育」の成果の違い

  ホスピタリティビジネス 船坂光弘 SPECIAL
船坂光弘 SPECIAL

ホスピタリティビジネスコンサルタント

ザ・ホスピタリティチーム株式会社 代表取締役 船坂光弘

「お金になるホスピタリティビジネス」構築の専門コンサルタント。ホテルやウェディングビジネスのみならず、異業種のホスピタリティを軸とした新ビジネス立ち上げも指導。

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私は仕事柄、様々な企業にお邪魔し経営者と色んな話しをすることが多いのですが、先日もある経営者と人財の育成に関する話しをしていました。

当然、経営者とすれば如何に従業員を育て、人財という資産価値を最大化するのが企業において収益を最大化する上でも重要な戦略となります。

それには飲食業であれば、スタッフに料理やワインの知識、接客サービスのスキルを、住宅メーカーでいえば、家に関する基本的な知識に加えて、お客様とのコミュニケーションスキル、提案スキルといった、業種や職種によっても違いはあるものの、ある一定以上の知識、スキルを身につけることが教育の前提としてあるのは当然と言えます。

野球に例えれば、キャッチボールからはじまり、ランニング、守備練習を経てはじめて試合に出れるようになるということになります。

しかし、試合には出れるようにはなりますが「勝てるチーム」になるかどうかとは別の話しです。

それが知識・スキル教育に留まるのか、人間力を高める教育まで手掛けるのかの成果の違いであると思います。

ビジネスにおいては、企業における教育は「スキル・知識」を高めるものが多く、「人間力を高める」教育が不足している印象です。

人間力を高める教育とは人的成長を促す教育であり、「人としてのあり方」を説く教育とも言えます。

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特にリーダーには、リーダーとしての知識、スキル、部下を動かすテクニック以前に、リーダー自身の人柄や考え方、価値観、普段の心掛け、行動で、

「部下は本当に頑張ろう!」と思うか、

「適当でいいや」と思うのかの差を分けています。

実際、飲食店等で店長が変わっただけで売上倍増する店舗、売上が半減して退職者が続出する店舗があるのは、店長の人間性によるところが大きい点も否めません。

しかしリーダー側からすると、知識・スキルの教育は受けても、人としての魅力、人間性を高める教育を受けていないのですから無理もありません。

私が見るリーダー達もみんな一生懸命やっているのに、

「部下に対する思いやりがない」

「自分の機嫌不機嫌で仕事をする」

「部下の前でネガティブな発言を連発してしまう」

など、自分自身がリーダーであるという認識が薄く、悪気なく「人として、リーダーとしてどうか」と思う振舞いをすることによって、部下のやる気や組織のムード、最終的に収益に大きな影響を及ぼすことを経営者は強く理解する必要があります。

松下幸之助はある書で企業における「訓育」の大切さを説いていました。

訓育とは、人としての素質・習慣などをよい方に伸ばすように、教え育てることを意味します。

このように、これからの時代は知識・スキルの教育に合わせて、今まで手をつけていない人的成長を図る教育を合わせることで伸びしろとなり、成果の最大化に貢献するものと確信します。

また、これからの時代は精神的な充足を求める時代となり、働くスタッフにとっても、リーダーの心無い行動や言動に対して、すぐに部下は耐えられずに辞めていく傾向が更に強くなるでしょう。

それでは、具体的にどんな教育方法が必要なのでしょうか?

別に悟りを開いた先生を呼ぶ必要もなく、まずは、自分達リーダーが普段の自分自身の行動、言動、心掛けを内省する時間をつくることです。

そして、組織力を最大化する為の部下にすべき「態度」、「行動」、「声掛け」を抽出し、そのあるべき姿に対する自分とのギャップに対して日々内省、他者からのフィードバックを繰り返すことで、意識変容、行動変容、習慣化を促します。

これからの時代、特にサービス産業は「スタッフの心を満たすマネジメント」が重要性を増し、それが生産性、定着率、収益に大きな影響を及ぼします。

それには、まずはリーダーの人的成長を図り、シナジーを生む組織を創ることが結果的に収益を最大化に繋がります。

あなたの会社は、「知識・スキル」の教育だけですか?

それとも「人間的魅力」を高める教育もしていますか?

 

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【経営コラム】ホスピタリティで新ビジネスを生み出す視点
船坂光弘

ホスピタリティビジネスコンサルタント

ザ・ホスピタリティチーム株式会社代表取締役

船坂光弘

執筆者のWebサイトはこちら http://www.thehospitalityteam.jp/

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