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老舗企業が衰退する理由

SPECIAL

下請工事業脱却コンサルタント

有限会社村松鈑金東京オフィス

代表取締役 

屋根の板金工事業で、完全自前受注体制を築き上げた異色の現役社長コンサルタント。稼業を継ぐも、下請けの理不尽さに憤慨。下請け脱却を目指して20年、工事業の直販体制づくりを実現。その貴重なノウハウを同業に惜しみなく公開指導する。

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各地で大雨のニュースを聞きます。しかも50年に一度とか、とんでもない大雨、子供の頃休火山、死火山と習った日本の山々の相次ぐ噴火など、この先日本の自然環境はどんな風になるのでしょうか。雨でも晴れても、商売繁盛していますか?

さて、今回は「老舗企業の衰退する理由」です。

弊社には毎月会計士の先生が月次決算に来てくれるのですが、先月の出来、今後の見通しなどデータ処理のあとにお話いただいているのですが、この地域の老舗企業の大半が業績が下降線だと言っていました。どことは言えないが名立たる会社も内情は大変だそうです。

なぜ、そんなことになっているのか言うと、何代も同じやり方で変える事をしないからだそうです。先代の言いつけをしっかり守り変えずに受け継ぎ苦労している二代目三代目が多い。あるいは先代がずっと権限を持ち現社長のやり方を通さない会社も多いとの事。老舗は老舗の歴史はあると思うがやはり時代にあったやり方に変化させないとだめになると言っていました。

弊社は私で三代目です。老舗とは言いませんが創業は80年を超えており創業者の祖父、二代目の父親から受け継いできた「建築板金」という専門工事内容はずっと同じですが、私の代で下請から直販化を進め元請化したこと、やり方を変えたことが実は今の時代に合わせた変化だったのかと思っています。

恐らく父親と同じやり方だったら他の老舗企業と同じ苦戦を強いられたと思います。実際、同業者の廃業、業績悪化を見聞きします。20年を振り返ってみても、これまたどこの会社でも起きる衝突が先代とありました。

現社長より長い経験や、過去の成功体験がある先代社長に少しでも変化や、新たな試みを提案実行するとき必ず反対された。過去のやり方が全て正しくお前の浅い考えでは失敗すると決め付けられた。それでも自分で決めた方法やり方にこだわり続け意見の相違、衝突をターニングポイントと捉え、自分と専務で切り抜け、安定するまで続けたことで弊社は存続できたと思っています。

やり方を変える事はやっぱり大変ですが、自分の代で潰さず商売繁盛させるためには、今始めること、やめることを決められるかが大きな鍵を握っているのではないでしょうか。

あなたの会社はどうでしょうか?時代にあったやり方売り方が出来ていますか?

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