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会社の将来を約束するキーワード

SPECIAL

マインドポジション経営コンサルタント

株式会社アトリオン

代表取締役 

マインドポジション経営コンサルタント。社員と顧客の心に占める貴社の位置づけ―「マインドポジション」をアップし、業績向上を目指す仕組み構築のスペシャリスト。30年にわたる中小企業のブランディングと組織開発の経験を背景に、マインドポジション経営実践プログラムをオリジナル開発。時代に合わせて組織を刷新したい経営者や、2代目、3代目社長、社員の力を引き出して社内の体制を再構築したい経営者に高く評価されている。新しい切り口に基づく事業の見直しと組織の再開発を通して業績の2ケタ成長を実現するなど、持続可能な企業の成長に向けた力強い支援に定評。株式会社マインドポジション経営研究所代表取締役

先日、新聞を読んでいたら、今後の社会の発展を促進する要素をAIに診断させたら、道徳心と利他性という2つのキーワードが出てきた、という主旨の記事が掲載されていました。

ITやマーケティングといったテクノロジーや方法論ではなく、人のあり様が将来を決めるという考え方はしばらく前から現れてきていたものの、特に中小企業の経営の現場にはなかなかなじまないものでした。

その理由は何かと端的に言うと、利益との相関がわかりにくいからです。要するに「それやって、もうかりますか?」という話です。この議論には結構長い歴史があって、たとえば二宮尊徳の『道徳なき経済は犯罪である』『経済なき道徳は寝言である』の言葉は有名です。事業と利益、この2つは両輪で考えなければウソになる、わけですが、多くの場合、どちらかに偏ります。

社会の課題を解決するのを優先してお金を生まないビジネス、金もうけに邁進して何かを犠牲にするビジネス。二宮尊徳の文脈から言えば両方ともNGで、その真ん中を行くのが正しいということになるわけです。

そんなこと知っているけど、できないから困ってるんじゃないか。

はい、私もそう思います。これが難しいからこそ、国連が提唱するSDGsの14のテーマの一つに「やりがいも経済成長も」というテーマが掲げられていて、「そうはいっても、やってきましょうよ」ということになっているのです。

二つの相反する問題を同時に解決しようと思ったら、今まで馴染んできた論理的で技術的な解決方法だけでは難しい。専門的な言葉でいうと、問題のとらえ方を「テクニカルな」方法から「適応を要する」方法へ変えていく必要があります。

即効性がないのでジリジリするものなのですが、冒頭にあげた二つのキーワードが手掛かりになります。どう手掛かりになるかは、ぜひお尋ねください。今年もどうぞよろしくおねがいします。

 

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