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新しい成功を拓くリニューアル構築モデルの要所

2020年4月1日 商品リニューアル 古崎千穂 SPECIAL
SPECIAL

商品リニューアルコンサルタント

りぼんコンサルティング 代表 古崎千穂

商品リニューアルに特化した専門コンサルタント。「商品リニューアルこそ、中小企業にとって真の経営戦略である」という信念のもと、商品の「蘇らせ」「再活性化」「新展開」…など、事業戦略にまで高める独自の手法に、多くの経営者から注目を集める第一人者。常にマーケティング目線によって描きだされるリニューアル戦略は、ユニークかつ唯一無二の価値を提供することで定評。1969 年生まれ、日本大学芸術学部文芸学科卒。

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歴史的な転換点に立っています。「いままで」の成功モデルを捨て、新しい道具で、新しい切り口でリニューアルし、ビジネスを組み立ててゆく時です。しかし、営みの「基本」は何ひとつ変わってはいません。選択肢の少ない澄みきった状況の今、自社の「基本」を再点検する最適のタイミングです。

新型コロナウイルス感染が拡がるなか、企業のアクションもさまざまです。コロナ関連のバッドニュースであふれる今だからこそ、企業のユニークな活動、想定外のアクションに生活者の注目が集まっています。

「グッチ」や「イヴ・サンローラン」「バレンシアガ」を傘下に持つフランスの高級ファッションブランドの大手グループが、世界的に品薄状態となっているマスクの生産に乗り出すことを3月22日に発表しました。生産後は医療機関へ寄付することがわかっています。30日には「シャネル」もフランス国内のマスク不足に対応するため、自社アトリエでマスク、防護服の生産を開始すると発表しています。

わたくしたちの暮らしまわりはどうでしょうか。東京では、30日に小池知事が「飲食店夜間から早朝にかけて営業しているバーやナイトクラブ、酒場など接客を伴う飲食業の場で感染したと疑われる事例が多発している」とし、夜間から早朝の酒場などへの出入りを当面自粛するよう都民に呼びかけています。大阪府も本日より同じように呼びかけています。

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一方、衛生用品の品薄があるにしても、スーパーやコンビニでは食材が手に入ります。持病をもっている人であれば、近所のクリニックへゆけば診てもらうこともできます。調剤薬を手に入れることができます。高齢者の介護支援も、いまのところ継続して受けることができます。経済活動が危ぶまれながらも、今はまだ、暮らしのライフラインは保たれています。ネット通販、オンラインサービスは活況で、巣ごもりの暮らしを支えています。

が、生活者の実感は決して楽観ではなく、「危機感」や「不安感」がキーワードとなっています。実際のところ、主婦層に支持されている人気ライフスタイル雑誌では、「ちょい貯めをはじめよう(光文社/Mart5月号)、「ヤバすぎる家計 管理見直しRule!(晋遊社/LDK5月号)という特集をトップで組んでいます。主婦層に拡がる経済的不安を感知しての企画です。

さらに命の不安も拡がっています。コロナウイルス起因のテレビタレントの死、世界から発信される医療崩壊のニュース。たくさんの医療従事者がお亡くなりになっていることも知っています。そして、OGOBの医師が復帰して、支援に入っている様子も映し出されています。自身の命をかけて仕事をしている人がいることを知ります。

同じように、生活必需品を販売する小売店で働く方々もまた、今現在、店をあけて仕事をしています。そして、その従業員を送り出す、家族がいます。小さな子供、老いた親などのつながりがあるはずです。

わたしたちは想像します。もしも家族一人が感染したらどうなるか。妻が感染し、発症。保健所に連絡し、妻一人で病院に行くことになります。入院中も面会できませんし、万一命を落としたら、直葬です。

小さな子、家族の世話、高齢の親の介護をすることもできなくなります。どんなにお金があったとしても、「人」がいなければ、物事が動かない状況なのです。わたしたち生活者に想像力があれば、この綱渡りの状況に危惧しないわけがありません。これが「ふつうの感覚」を作ってゆきます。

「今は、人命がかっている非常事態」である。そんな消費者心理が働いているときに、都知事の会見を受けて「休業宣言」をする飲食店があります。自社のホームページ、フェイスブックなどのSNSで、力強いメッセージを伝えています。

一方「お店の経営が大変なことになっています」と、経営危機を訴えて、シェアする店があります。派遣社員、従業員をクビにする会社もあります。逆に、店は休業しても給料は出せるから乗り越えよう、という会社もあります。自社で働く人とその家族の命を守るために「休業」を決意する飲食店経営者がいます。

正解はありません。世界中が「未体験」の状況で、新しい時代が始まってしまったのですから。ビフォアコロナから続く、会社の風土、経営者の考え方が背景としてそれぞれにあることも否めません。しかし、もうそうした事情を切り離す時です。なぜなら生活者の暮らしが変わってしまったからです。生活者が変化を迫られ、変化に対応しようとしているからです。

自社の商品サービスが目指す北極星は何でしょうか?

今、生活者は静かに企業のアクションを見つめています。平等にピンチに面しているがゆえに、企業は素っ裸状態で、生活者の眼に晒されています。大宣伝をして「お客様ファースト」を、「人を大切にする会社」あるいは「ワンチーム」をうたってきた企業を生活者は見つめています。その会社が、トップが、強いものが弱いものに「嘘をついていないか」「誠実な行動をしているか」をジャッジしています。

そして、この難局に「人の幸福をどう考えているのか」。「人の命をどう考えているのか」をまじまじと見つめ、記憶にやきつけています。必要とされている・されていない以前に、「あなたの会社がこの世界に存在している意味」を問われています。ブランドの真価が問われているのです。

サロン系のサービスを提供しているお客様から、コンテンツをリニューアルし「オンライン講座」を始めたい、といったご相談が増えています。「新しいツール」を使って、「新しいカタチ」をつくる進化の時です。テストをするベストタイミングです。そして、今一度お伝えします。自社サービスが目指す“北極星”は何でしょうか?

世界中の企業が、そして個人が、生きることに喘いでいるこの危機の時代、自社が存在する意味はなんでしょうか? その「核」を明確にした上で、さまざまな既存商品サービス、コンテンツをリニューアルし、新しいフィードへ進みましょう。自社が何のために存在しているのかという「核」を、今こそ強く構築することが求められています。

 

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【社長直轄】商品リニューアルの着眼点

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りぼんコンサルティング 代表

古崎千穂

執筆者のWebサイトはこちら  https://rbnc.jp/

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