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見えない知的財産を「見える化」するとは?その2:「言葉化」

  知財・ライセンスの収益化 後藤昌彦 SPECIAL
後藤昌彦 SPECIAL

知財・ライセンスの収益化コンサルタント

株式会社 IPMaaCurie(アイピーマーキュリー) 代表取締役 後藤昌彦

知的財産、マーケティング、マネジメント…を融合し、ライセンスによる収益を恒常的に得る仕組を創るコンサルタント。「見えない有益資産」である知的財産を見える化し、将来、億単位の収益向上に繋がる新たな収益力を引き出す独自の仕組みづくりに定評がある。

プレゼンテーション1

「ブランディングの話はとても勉強になりました!本当にありがとうございました!普段、知的財産の活用まで意識することはなかなかないのですが、やはり知っているのと知らないのとでは全然違うんだなと気付きました」

これは、約4カ月ほど前に、福岡にて5人のコンサルタントによるセミナーを開催した後に、受講いただいた方から頂戴したコメントの一部です。

私は知的財産活用の一側面としてブランディングの話をさせていただきましたが、短い時間ながら、少しでも私の話が受講者に伝わったようで、内心ホッとしています。

上記の話は、私の自慢話に聞こえるかもしれませんが、本日伝えたいのは決してそういうことではありません。

前回、「見える化」の重要性についてコラムを書きました。

今回は、「その見える化」について、もう少し深く考えてみたいのです。

私のセミナーでの話がなぜ受講者に伝わったか?それは、知的財産の活用について内容を「言葉」と「文章」に表したからにほかなりません。

知的財産は、前回もお話したように、そのまま何もしなければ何も見えてこない、厄介な代物です。

実は非常に価値がある資産であるのに、誰にも見えないまま活用されないことも多々あるのです。

今回、「見える化」するためのヒントとしてお伝えしたいのは、「分かりやすい言葉(文章)にする」ということなのです。

なぜか?

人間は、「言葉(文章)」によって価値を生み出し、価値を高め、価値を伝える生き物だからです。

例えば、この世に初めて「鉛筆」が生み出されたとします。

でも、鉛筆という「言葉」がなければ、これをどうやって伝えたらいいでしょうか?

もしあなたが初の「鉛筆」発明者だったら・・・どう伝えるか困りませんか?

「木でできた細長い棒の中に、炭でできた細い芯があり、木を削って炭を露出させて紙に押し付けることで炭が紙に移り文字や絵が描ける道具」・・・

聞く側にとっては何のことかわかりませんし、伝える側もいちいちこのような説明をしていたら大変です。

でも、「鉛筆」という言葉(ネーミング)があれば、それだけで聞く側・伝える側双方が内容を即共有できることになります。

特許や意匠、商標という知的財産も、そのままでは見えない資産だからこそ、わかりやすく、伝えやすく、共有できる言葉か文章に変換しないといけないのです。

事実、知的財産を活用し、活力のある元気な会社は、クライアントや取引先に対し、「わかりにくいものをわかりやすく相手に伝える」努力を怠りなく続けており、伝わった内容に共感した、いろんな方々の支援を受けています。

それに対し、社内に独自の技術・ノウハウを有しているにもかかわらず、それを活かしていない会社ほど、その説明を聞いても「何を言っているのかわからない」ことが多く、結局独りよがりになっている場合が少なくありません。

これだと、折角いいものを販売したり、いいサービスを提供できるのに全く生かせないことになってしまいます。

わかりにくいものほど、誰にでも理解できるわかりやすい言葉・文章で伝える・・・

基本的なことですが、知的財産の活用においても非常に重要なことです。

皆様は、伝えたいことをちゃんとわかりやすい「言葉(文章)」にしていますか?

【知財・ライセンス】会社に眠っている資産を収益化する視点
後藤昌彦

知財・ライセンスの収益化コンサルタント

株式会社 IPMaaCurie(アイピーマーキュリー)代表取締役

後藤昌彦

執筆者のWebサイトはこちら http://www.ipmaacurie.com/

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