第535号 長年結果を出せていなかった店長達が変わっていった会社。何をしたのか。

「なんと言いますか、皆、目の前の事しかやらないんです」
ある社長がおっしゃいました。
現場が一番大変だということはわかっています。
だからといって目の前のことしかやらなくていい、というわけではありません。
社員やスタッフ達に求めているのは、
・お店をどうしていきたいのか。
・そのビジョンにつながる行動を重ねていってほしい
ということでした。
これはこの会社に限った問題ではありません。
店舗型のビジネスにはよくあることです。
なぜ目の前の事しかやらなくなってしまうのか。
その理由の1つに挙げられるのは給料制、時給制です。
人が社会主義のデメリットを表現する時、よく使うフレーズがあります。
それは
「頑張っても怠けても、貰える給料は一緒」
「だから誰も頑張らなくなって生産性が上がっていかない」
店舗型のビジネスにおいて、これと似たような表現をしますと
「急いでもダラダラやっても、貰える給料は一緒」
「だから誰も急ごうとしなくなって生産性が上がっていかない」
です。
一方、経営者は違います。
時間ほど貴重なものはありません。
特に中小企業にとってスピードは最大の武器です。
図体が大きく、小回りが効かない大手が右往左往している中、いち早く結果を出していけるからです。
そのため、できる社長ほど時間を有効に活用しようとします。
時にはお金を払ってまでも。
別の、ある社長はおっしゃいました。
「何事も早くやろうと動く人は、世の中そんなにいません」
「正直、私はそういう意識が無い人との関わりは避けたいものです」
店舗型のビジネスにおいて重要なこと
それは
・時間はどれだけ貴重なのか、社長が感じているその感覚を伝えようとしているか。
・そしてそれがうまく伝わっているか。
です。
時間がどれほど貴重なのか。
それは人それぞれ違います。
よって、自分が感じている時間の貴重さを、他の人に理解してもらうことは困難です。
できることなら理解してもらおうとはせずとも、お互いがうまく調和を図り、良好な関係性を維持し続けたいところです。
しかし問題となるのは、組織として結果を出していきたい場合です。
大きな結果を出していくには、皆の連携が必須だからです。
たった1人であっても、組織内に遅い人がいた場合、皆がその人のペースに合わせざるを得なくなってしまいます。
つまりこう表現することができます。
行動が遅い人ほど、組織全体を振り回せる。
どんなに社長に熱い志があったとしても、
どんなに店長に底無しの成長意欲があったとしても、
たった1人が遅いというだけで、会社全体の成長を停滞させてしまう。
これが店舗型のビジネス経営の難しいところです。
どうしたら社長が感じている時間の貴重さを、社員はもちろん全スタッフまでお伝えすることができ、その感覚を持ってもらえるのか。
ちなみに弊社ピアーズのコンサルティングは、それを実現しましょうというのはもちろん、その実現自体を自動化しましょうとなっています。
「時間はこれだけ貴重なんだよ」
社長が持つ時間の貴重さはタイミングによって変化します。
そのため、いちいち手動で伝えていては、時間の貴重さを伝えたいがために、多くの時間を費やさなければならないといったおかしな構図になってしまいます。
よって理想なのは、社長が持つその時々の時間の貴重さの感覚を、いちいち手間をかけることなくお伝えでき、実感してもらえる自動化の仕組みをつくることです。
また別のある社長はおっしゃいました。
「時間的収益が上げられたことは嬉しいことですが、私が一番いいなと思ったのは、今まで結果を出せずにがんばっていた店長達が変わっていってくれたことです。」
店長とは、本人にいくらやる気があっても、いくら人より努力ができる人であっても、スタッフ達に支持されていなければ成果を出していくことはできません。
そのせいか店舗は、店長だけがアツく空回りしやすい辛い環境と言えますし、店長だけが過度に仕事をしていて、スタッフ達は私はここまでしかやりませんといった温度差が生じやすい職場でもあります。
よって逆に言えば、会社側がその難しい部分を解決させてあげることができれば、お店の生産力を一気に上げることができるということです。
店舗型のビジネスとは、一見、人手不足の時代に頭数が必要な形のため、回避したほうがいいビジネスと見られがちです。
しかし私の意見は違います。
店舗型のビジネスは会社の収益柱にできる事業です。
今回挙げたような、社員やスタッフ達の「貴重な時間を無駄に使ってしまう」という課題を感じている社長ほど、業績を大きく挙げられるチャンスが眠っているからです。
御社はいかがでしょうか。
社長が感じているの時間の貴重さ。
その感覚を社員やスタッフ達に伝えようとしてますか。
そしてそれは正しく伝わってますか。
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