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第537号 「リーダーは現場に居るべきではない」は本当か?

SPECIAL

多店舗型ビジネス企業のマネジメントの仕組み構築コンサルタント

株式会社ピアーズ

代表取締役 

マネジメントの仕組み構築のスペシャリスト。
これまで20年以上チェーン事業に身を置き、実際に15の組織のリーダーを務め、200以上の経営に関わり売上、利益を上げてきた経験を持つ。チェーン事業の売上が兆単位の企業や創業40年以上の歴史を持つ企業にさえマネジメント面の仕組みが1つも存在していない事に疑問を持ったことから、チェーン事業に共通するマネジメント面の仕組み構築方法を体系化。その効果は大きく、マネジメントの半ば自動化と質の向上により、クライアント企業は利益2~3倍増、業種によっては仕組み実装の初月から数値を跳ね上げさせる指導を展開している。

第537号 「リーダーは現場に居るべきではない」は本当か?

Q:店舗型のビジネスにおいて「リーダーは現場に居るべきではない」は本当か? 

A:本当かどうかは判断できませんが、お勧めはしています。

 

しかしそれとは逆に「リーダーが現場を離れるのはおかしい」といった意見もあります。

 

我が社はどうすべきか。

迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

では私がなぜお勧めしているのか。

今回はその理由を2点挙げます。

 

1.独壇場になれるから。

 

弊社がお勧めしている店舗型のビジネスにおけるマネジメントの形は、

 「リーダーが現場にいなくてもまわる仕組み」

を作りましょうです。

 

社長はもちろん、各店の店長でさえ店舗に行かなくてもまわる形です。

 

これは私の知る限り、実現できているところはありません。

 

その理由はいくつかあると思いますが、ひとつは実現が難しいからです。

 

そしてもう一つがネックとなるのですが、これは リーダーが現場を離れる=危険 と捉えられやすいからです。

 

 

まず、現状の各チェーンの状態は店長が店舗にいて当たり前という形をとっています。

 

これでうまく回せていれば何も問題は無いのですが、残念なことに

 ・店長がいつもいる

 ・休めない

 ・中には、一日中いなければまわらない

といったケースも散見されます。

 

一方、リーダーがいない店舗はといいますと、めったにありませんがちらほらは存在します。

貴方もこれまで1、2店は見たこと、聞いたことがあるのではないでしょうか。

 

商売柄、私ももちろんそういった店舗はいくつか知っています。

 

しかしそんなお店には共通している点があります。

それは、ひどい運営状態であること。

 

雑な売り場、冷たい接客、汚い店内。

そんな状態ばかりです。

 

これはおそらくですが、十分な準備をせずに「リーダーだけ現場を離れる」を強行したからだと見ています。

 
 
 「私が店舗を離れればきっと皆、頑張ってくれるだろう。」

 

こういった考えのもと実行することは危険です。

トラブルは常に発生し続けますし、やがて会社を揺るがす大問題に発展するリスクも高まるからです。

 

何よりお客様、そしてスタッフ達が報われません。

 
店長が不在だと、評価してくれる人、注意してくれる人がいないということです。

 

この末路は、店舗は人一倍頑張る人ほど疲弊し、いい加減な人ほど楽な職場です。

 

これらのことから

 ・リーダーがいても良い運営状態を維持することが困難

 ・リーダー離れるとめちゃくちゃになる

私達はそういった光景を常に目に、耳にしているため、自然と  

 リーダー不在=危険、これはあり得ない、やってはいけない事。

といったイメージを抱きやすくなっています。

 

まずここまでで私が言いたいことは

 リーダーが現場を離れる=危険 ではありません。

 

重要なのは、どうしたらリーダーが離れててもうまくいくのか

それを考え、工夫を重ねることです。

 

では話を戻します。なぜ「リーダーは現場に居るべきではない」をお勧めするのか。

 

2.人が集まるから

 

一見、熱心で背中を見せるタイプの店長ほど、そこで働きたいスタッフが集まると捉えられます。

しかし、私は逆だと捉えています。

 

そもそも人は効率化を好むからです。

 

たとえば狩猟時代、どこに住むのかとして選択されやすかったのは、川の側です。

これは水がすぐ得られるからです。

 

遠いところに住むと、いちいち水を汲みに遠い距離を移動しなければならず大変ですし、移動中に猛獣や敵対勢力に遭遇する確率も高まり危険だからです。

 

大昔から、人は効率的なことをしたいと考えている生物だといえるのは、川沿いに住んでいたという形跡が多いことが物語っています。

 

ただ、それはあくまで統計的な話です。

 

手間暇かけても、お客様やスタッフ達に満足してもらいたいという人ももちろんいらっしゃいます。

とても素晴らしいお考えだと思います。

 

しかし問題なのはそういう人は多くないということ。

 

つまり社長として、自社が人が集まる企業にしたいのであれば、会社は

 ・少数派の人達にだけ好まれる形

ではなく、

 ・より多くの人に好まれる形

に仕上げておくべきです。

 

その最大のメリットは、少数派である「私は効率よりも、手間暇かけてお客様や仲間達に喜んでもらいたいんだ」とお考えの人達も満足できる環境を提供できる点にあります。

 「当社はリーダーが常に現場にいなくてもこのように上手にまわってます」

 「しかし、常に働きたい、現場に出ていたいという人を拒否しているわけではありません」

 「そんな人も大歓迎です。一緒に働きませんか」

と言えるのです。

 

つまり、店舗型のビジネスの経営者は、

 「手間暇かけてお客様や仲間達に喜んでもらいたいという素晴らしい人」

を増やしていきたいのであれば、そういった人ばかり集まる形をつくろうとするのではなく、

それとは逆の、効率的なビジネスを進めている会社にすべきだということです。

 

 

ちなみに弊社にご相談にいらっしゃる企業。

多くは背中を見せてさすがリーダーという形を築いてはいるものの、本音としては自分や各店長は現場から離れさせたいという方が多いです。

 

これの実現は大変ですが、ご安心下さい。

そのために弊社は存在します。

 

コラムはもちろんセミナー https://pearze.jp/seminar/ も随時開催しています。 

ぜひご活用して下さい。

 

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