採っても辞める、その繰り返しが会社を弱くする

「最近の一人当たりの採用費ってどれくらいですか?採用費だけがどんどん上がって、定着化しないから結局、自分が現場に出るのが一番効率的なんじゃないかと思うようになっています。」と、コンサルティング中にある経営者が発した一言です。 「人手が足りない」と感じるたびに、採用広告出稿...

「最近の一人当たりの採用費ってどれくらいですか?採用費だけがどんどん上がって、定着化しないから結局、自分が現場に出るのが一番効率的なんじゃないかと思うようになっています。」と、コンサルティング中にある経営者が発した一言です。 「人手が足りない」と感じるたびに、採用広告出稿...

最近、生成AIの普及に伴い、社員に「プロンプトエンジニアリング」を学ばせようとする企業が増えてきました。民間の資格講座に通わせたり、リスキリングプログラムの一環としてAI活用研修を受けさせたりする動きが、特に中堅・中小企業の経営者層から聞かれるようになってきています。 も...

「社長が口を出さず、現場の社員に予算を持たせて任せたらどうですか?」 これは社長になりたての頃、5S活動のコンサルティングを受けていた時にコンサルタントに言われた言葉です。 期が変わる頃には、目標とする売り上げを設定し、それにかかる費用を想定し、設備導入があるならその額、...
去る5月28日に参議院を通過したGX推進法により、来年度から大手企業に対してCO2の排出枠を設け、超過分に相当するカーボンクレジットを市場で購入したり、削減分を販売したりすることを新たに義務付けられることになりました。 該当する企業は、年間に直接排出...

「『また社長は、こんなところにお金をかけちゃって』と言われるのは承知の上です」 ある社長がおっしゃいました。 見てほしいと言われたのは、塀いっぱいに書かれた絵。 お店のコンセプトとなる時代を象徴した人々の生活のワンシーンでした。 ...

「シライ先生、当社では、目標をまともに気にして仕事をしている社員がおりません」専門品小売業を営むA社長のご発言です。 「各部門には月次目標を設定していますし、毎年度初めには1年間の目標を部門と個人に割り当てしています。しかし、実際に目標を達成してくれるのはほんの一部の社員...

工程会議と名のつくものには、プロジェクト内において個々のタスクの進捗を確認するために行うものと、組織内でプロジェクト全体の進捗を確認するために行うものと、大まかには二つに分けられますが、後者においてしばしばプロジェクトマネージャ(PM)が裁判の被告人の様に扱われる場面を...

「中小企業がショールームを作っても成功しない」 これは、ずいぶん昔から言われていることです。そうですね、私が知る限りは30年以上前から、このようなことがささやかれていました。まだ会社員を一生懸命やっていた頃のことです。 その当時、それはなぜなのかを深掘りする...

毎年、しっかりと経営計画を作って、達成のために日々、努力をしている会社もあれば、まったく経営計画を作っていない会社もあります。また、計画があっても、その計画自体が機能していない会社も少なくありません。 当然ですが、経営計画は作っただけでは意味がありません。計画を実現させる...

「最近、社員も頑張ってくれているのに、どうしても結果が出ないんです。営業件数も訪問数もそれなりにあるのに、数字がついてこない。これ以上、何をどうすれば良いのかわからなくなってきました」―これは、当社の個別相談にいらっしゃったサービス業の社長からのご相談です。 確かに、「や...