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いかに顧客に届くアウトプット力が発揮できるか―多くの経営者が勘違いしていること―  

  地方メディアの高度有効活用 海江田 博士 SPECIAL
海江田 博士 SPECIAL

地方メディアの高度有効活用コンサルタント

株式会社メディアコネクション 代表取締役 海江田 博士

広告分野における地方メディアの高度有効活用を専門とするコンサルタント。東京在住中のマーケティングビジネス経営の経験と地方企業への経営革新支援ノウハウの融合させた、独自の「儲かるための広告戦略」を開発。自らも成功実践事例として、地方メディアを舞台に展開。

当コンサルタント開催セミナーがあります。

今取り組んでいる事業が思うようにうまくいかないとき、経営者はどう考えるでしょう。

真っ当な経営者であれば、まず「なにか自分に至らない点があるのではないか」と、自分を責めるのではないでしょうか。

自分の努力が足りない、仕事に対する情熱が不足している、スキルが未熟だ、知識が足りない、専門性が劣っている等々、原因を考え、何をすべきか悩むはずです。

もちろん経営者には大きな責任がありますので、そうやって悩むことは至極当たり前なことですし、あるべき姿だと思います。さて、そうやって悩んだ結果、一体どういった行動をとるでしょうか。どうにかしなければ、と考えた末に、経営者はまず何に手をつけるのでしょうか。

私はその一つに、生真面目な日本人の場合、更なるインプットを目指す人が多いのではないか、と思います。

事実、私のクライアントさんは勉強熱心な方が多く、現状の打開策を求めて、新たなノウハウや情報、知識といったものをインプットすることに取り組んで行かれています。それは専門書やビジネス書を読んだり、セミナーに出席したり、講演テープを聞いたり、業界の会合で情報収集したり、インターネットで検索したりと方法は様々ですが、とにかく新しいインプットに熱心に取り組まれるのです。それは大事なことであり、敬意を払うべき立派な姿勢だと思います。

しかし、今回私はここで、あえて全く逆の提案をしたいのです。

「インプットをやめてみませんか。」と。

事業がうまくいかないとき経営者は、前述のように、これまでのやり方、考え方、知識、専門性などどれかに欠陥があるか、不足しているか、レベルが低いかなのだろうと考えます。そして、それを解決するために、新たな知識、ノウハウ、専門性などを自らに組み入れようとするのです。

しかし、本当にそうでしょうか。

これまで、それなりに時間をかけてインプットしてきた知識、ノウハウ、専門性といったものは、そんなにレベルの低いものでも、プアな内容のものでもなかったはずです。更なる学習が、そんなに必要なのでしょうか。もちろん、常に新しい知識や情報の取得は大事です。しかし、それがこれまでそんなに足りなかったのでしょうか。

足りなかったのは果たしてインプットだったのか?・・・

そろそろ真剣に考える時期に来ていると思います。

私は、日本の経営者に足りなかったのはインプットではなく、圧倒的にアウトプットだった、と考えています。

これまで、アウトプットがまるで足りていなかったために、人口減少の世の中で当然のように顧客の数が減り、昔に比べて購買意欲の減退した市場の中で消費者の心が次第につかめなくなったのです。

したがって、今一番必要なのは新たな知識やノウハウではありません

今現在持っている専門性や知識、ノウハウをいかにわかりやすく効率的に顧客に伝えていくか、ということなのです。

つまり、事業がうまくいかなくなったとき言えるのは「何かが足りない」のではなく「何かをしていない」ということなのです。

その、「していない何か」というのはまさにアウトプットです。

業績向上に繋げるためのアウトプットが必要なのです。

これは、日本人の英語力のお話とよく似ています。

日本人は英会話がうまくいかないのは、知っている単語の数が少ないからだ、と考えがちです。

とっさに、的確な意味の英単語が思い出せない、出てこないから英会話がうまくいかないのだ、と考えます。(私などまさにそうでした。)

その結果、さらに英語を一生懸命勉強して、覚える単語の数を増やそうとします。しかし、よく言われることですが、日常の英会話に必要な単語は中学卒業程度で充分であり、それ以上の難しい語彙はそれほどいらないのです。

英語の難しい論文など結構読み込めるレベルの大学院生が、英会話はたった3週間しかホームステイしたことのない中学生の女の子に及ばない、といった現象はよくあることです。こういった違いはどこから来るのでしょうか。

私は、それは人対人のコミュニケーションにどれだけ向き合ったか、によるのではないかと考えます。

つまり、どれだけ実際に英語でアウトプットしたか、によるところが大きいのです。研究室で向き合う難しい英単語よりも、コミュニケーションを図りながら使う簡単な英単語の方が、対人関係においては役に立つというわけです。

これはビジネスにも言えることなのではないでしょうか。

過剰な専門性や知識は、顧客にとってそれほど必要なものではありません

それよりも、自分目線でどれだけのものやサービスが提供してもらえるのか、顧客はその内容を知りたいのです。

先述の英語力の話でいえば、大学院レベルの難しい専門性よりも、普通の会話の中で得られる程度の専門知識で充分なのです。

これができるようになるためには、英会話でいえばコミュニケーション力、ビジネスでいえばアウトプット力が必要、ということになります。

この二つ、いずれもそのベクトルが外に向かっているという点で一致しています。

内に向かうインプットに、いくら磨きをかけても大した効果は望めません。

やはり、直接、顧客或いは顧客候補が目にする耳にする、という場面にコミットしてこそビジネスの結果につながるのです。

日本の経営者にはインプットよりもアウトプットの方が圧倒的に足りないという事実。

またビジネスを上向かせるための方向性の取り方が、英会話上達の方法論とよく似ている、というところから、今回のコラムを書いてみました。

必要なのは決して高度な知識や専門性だけではありません。

いかに、顧客に届くアウトプット力が発揮できるかにかかっているのです。

とはいえ、今ある知識や専門性をどう効果的にアウトプットするか、ここにはまた独自のノウハウがあります。その独自性を提供するのが私の仕事なのです。是非一度ご相談なさってみて下さい。

 

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企業の盛衰を決める社長のためのメディア戦略
海江田 博士

地方メディアの高度有効活用コンサルタント

株式会社メディアコネクション代表取締役

海江田 博士

執筆者のWebサイトはこちら http://mc-kaieda.com/

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