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フードビジネスのダイナミズムと多店舗展開

  フードビジネスの多店舗展開 坂本和彦 SPECIAL
坂本和彦 SPECIAL

フードビジネスの多店舗展開コンサルタント

合同会社フードビジネス多店舗展開研究所 代表 坂本和彦

フードビジネスの多店舗展開に特化した専門コンサルタント。3店舗を越えて本格的なビジネス展開を目指すとき、必ず手を打たなければならない様々な実務に精通。豊かなフードビジネス事業づくりを支援。

アウトバウンド

フードビジネスのダイナミックな流れが見えてきます。

最近フードビジネスを俯瞰すると大きな流れが見えてきます。 外食全体は非常に厳しい状況は続いているようですが。

その中で一つの大きな現象は海外のブランドがかつてないほどの勢いで日本進出、再進出を進めています。

直近でもタコベル 台湾カキ氷のアイスモンスター、 ハラルのニューヨークフィッシュマーケット、 メキシカン のグズマンゴメス、ウエンディーズその他パンケーキ、サードウエーブコーヒー。

今後もカールスジュニア、シェイク・シャック続々と上陸です。彼らは何を期待しているんでしょうか?

一方で、国内組の興味は海外進出です。すごい勢いで出店しています。ラーメンを出頭に和食系、焼肉系 。もちろん今現在は競合が少ない、いわゆるブルーオーシャンへの出店で和食ブームの追い風で結果を出しています。

日本で数店でいきなり海外という例もあるようです。

日本進出組は、東京オリンピックを見据えてということもあるようですが、少なくとも日本市場で勝算ありと見ているわけです。既存のブランドの元気の無さと対照的です。

国境に関係なくボーダーレスに展開していく姿はこれからの外食の姿、可能性を象徴しているのかもしれません。

一方の海外進出組の勢いは特にアジアの外食市場に食い込んで行きます。

でも多くの外食企業が中華圏の人を対象にしていることも事実です。最初からモスリン(イスラム教徒)を顧客の対象から外している例も多いようです。今現在は裕福な中華系のお客様で商売が、成り立っています。

しかし、出来ることであればモスリンも日本の食事を楽しんでもらうことを前提の組み立てにしたいものです。なにしろ16億人の市場ですから。

アメリカ、カナダ、ヨーロッパと進出地域は拡大していきます。とっても頼もしい限りです。2010年に約3万店舗の海外の日本企業店舗が2013年には5万5千店舗に拡大しています。数字的にも裏付けられています。

日本市場に可能性を求めて進出する海外のフードビジネス、一方で低調な外食市場から海外に活路を見出す日本の外食企業。違和感を感じます。日本の成熟した市場で勝負出来る日本の企業の登場に期待したいものです。

日本の市場規模23兆円は少子高齢化を見ると今後大きく成長は期待できません。

では世界的にはどんな状況なのでしょう。

外食の世界規模は2009年調査で340兆円と言われています。その中でアジア82兆円(中国、インドを含)であり
いかに日本の市場規模23兆円が大きいかわかります。

農水省の発表の試算では2020年には世界全体では680兆円規模になるだろうと予測しています。約2倍です、なおかつアジアでは229兆円約3倍です。

この数字を見る限り、国が支援していることもありますが海外特にアジアへの展開は大きな意味があるといえます。

多店舗展開を目指す経営者は成長戦略の先に、ボーダーレスとなった世界が視野にあること、いわゆるアウトバウンド戦略が求められます。

【フードビジネスの多店舗化】 大きな展開を実現させる戦略視点
坂本和彦

フードビジネスの多店舗展開コンサルタント

合同会社フードビジネス多店舗展開研究所代表

坂本和彦

執筆者のWebサイトはこちら http://fmdi-21.com/

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