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新技術や研究開発と知的財産活用戦略

SPECIAL

知財・ライセンスの収益化コンサルタント

株式会社 IPMaaCurie(アイピーマーキュリー)

代表取締役 

知的財産、マーケティング、マネジメント…を融合し、ライセンスによる収益を恒常的に得る仕組を創るコンサルタント。「見えない有益資産」である知的財産を見える化し、将来、億単位の収益向上に繋がる新たな収益力を引き出す独自の仕組みづくりに定評がある。

「この研究開発計画、かなり良くなってきましたね。でも、最初の研究開発段階では知財戦略が非常に重要ではないですか?知財戦略と知財化スケジュールも盛り込んだらどうでしょう?」

これは、今支援をさせていただいている案件について事業計画をある方に観ていただいた際に、その方がおっしゃった言葉です。

守秘義務があるので詳しくは言えませんが、事業化に向けて研究を進めている案件について補助金を獲得すべく、1月から支援を継続しており、山場に差し掛かったところで補助金に詳しい方のアドバイスを受けたところ、上述のようなアドバイスをいただきました。

この案件に関わらず、新しい事業を成功させるための技術開発や研究には、知的財産の活用が必ずついて回ります。

この案件も、将来製品化からビッグデータを活用したサービスまで想定しており、そこには他社とのアライアンスも含む知財戦略が大きなウェートを占めています。

独立してから気付いたことですが、ベンチャー企業や、あるいは今まで下請で生きてきた企業が自社開発製品を世に送り出そうという場合、知的財産のウェートは大企業に比べ相対的に高くなっています。

会社の規模が小さいからこそ、自社の製品や技術・デザインを知的財産で独自化し、
他社と差別化し、あるいは他社とアライアンスする場合のツールとする。その場合の重要度が高いということです。

知的財産戦略なくして事業化の成功はないといっても言い過ぎではないでしょう。

上記の案件でも、再度研究開発段階での知財戦略について検討しなおすことになります。

新しい技術や研究には知的財産の活用戦略が必ず必要であること、認識しておきたいですね。

 

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