新たなネタの作り方
今日は会社にとっての新たな儲けのネタをどう探して、事業の元をどう作るかというお話をします。多くの経営者にとっては、特に既存事業の拡大発展が難しい局面において、新たなネタを持っていられるかどうかが死活問題に直結する課題と言えます。また攻撃は最大の防御というように、新たなネタを温めていればこそ、既存事業の今後についても積極的な発想ができるようになるのです。
- 若者+よそ者の知恵
巷でよく言われる「若者・馬鹿者・よそ者」の知恵が新たなチャンスを広げるというコトバはまんざら嘘でもなく、数々の成功事例のきっかけが、外から来た人の発想だったという話はよく聞きますよね。
自社でそれをしようとしても、社内の人材ではどうしても限界が発生します。何ができるか試行的にやってみたいと思っても、制度的に「よそ者」を連れてくるのはなかなかカンタンではありません。それを可能にするのが「インターンシップ」による学生の受け入れなのです。
- ここ掘れワンワン
インターンシップも、単なる就業体験ではちょっと勿体ない。何か課題を与えて、その答えの中から改善につながるヒントをもらう、くらいの視点が重要になります。そうすると学生たちは、フレッシュなアタマであれこれコメントしてくれることでしょう。いわば花咲爺さんのシロ、みたいな役割を期待することになります。
掘ればすなわち大判小判がざくざく、とまでは行かないかも知れませんが、課題解決の方向性くらいは炙り出されることが多いのです。
- 勝ち馬には餌をやれ
解決方法が見えたなら、今度は技術開発投資へとステージが移ります。可能であればインターンの出身元に当たる大学・高専の研究室と共同研究で、技術開発を進めることです。ここがカネの使いどころで、キラーコンテンツとなる技術をしっかりと仕込んでおくことが重要です。特許出願など、知的財産面のケアも忘れずに。
そうするとさらに嬉しいのは、研究室で共同研究に関わった学生さんの採用というステージにも直接関わるチャンスがついてくる、という要素です。思い切って採用してみてはどうでしょうか?自分が担当した研究課題をそのまま抱えて会社に入る彼等・彼女らは、ちょっとやそっとのことで会社を辞めることはないでしょう。長期雇用人材の確保という視点でも、この取り組みには十分以上の価値があるのです。
ここまでの展開には、通常2年~3年くらいの時間がかかります。その間の伴走コンサルティングも含めて、当社では産学連携を通じた新たなビジネスネタの作り方を御指南しています。ご興味がおありの方はぜひお問い合わせください。
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