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取った情報は活かさなければ意味がない―情報格差時代に基軸とすべきものの考え方―  

  地方メディアの高度有効活用 海江田 博士 SPECIAL
海江田 博士 SPECIAL

地方メディアの高度有効活用コンサルタント

株式会社メディアコネクション 代表取締役 海江田 博士

広告分野における地方メディアの高度有効活用を専門とするコンサルタント。東京在住中のマーケティングビジネス経営の経験と地方企業への経営革新支援ノウハウの融合させた、独自の「儲かるための広告戦略」を開発。自らも成功実践事例として、地方メディアを舞台に展開。

当コンサルタント開催セミナーがあります。

私がまだ若かった頃(30年以上昔ですね)までは、流行というものには時間差がありました。世界の流行をいち早くキャッチし取り入れるのは、まず首都圏をはじめとした都会であり、そこで流行ったファッションやカルチャー、遊びなどは、数ヶ月、場合によっては数年遅れで、水に石を投じたときの波紋のように、徐々に地方へと広がっていったものです。

私も20年以上東京にいましたので、たまに出張などで地方に行くと、「へー、まだこんなもんが流行っているんだ。」とか「こんな格好、久しぶりに見たなあ・・・」といったことがしばしばありました。こういったタイムラグは、割と普通に感じていたものです。今はどうでしょうか。そういった時間差はほとんど感じなくなりました。いったい何故なのでしょう?それはたぶん、情報が瞬時に拡散する時代になったからではないでしょうか。この「情報の拡散」については、後で詳しく述べたいと思います。

さて、とはいえ、私の若かった頃もテレビや雑誌、新聞といった媒体は、さらにその前の時代比べれば普通に普及していましたので、これらのマスメディアを通じて、日本全国いろいろな情報が取れない訳ではなかったのです。ただ、そういった情報は、メディアからいわば一方通行で与えられるものでした。自分から取りに行くタイプの情報と違って、個人個人がそれを咀嚼し、自分のものとして受け入れるまでに、今よりも少し時間を要したのかも知れません。

そういう意味では、表面的な現象としての流行の時間差といったことは昔に比べてあまり感じなくなったのですが、一方で「情報格差(デジタルデバイド)」ということが盛んに言われます。この「情報」にまつわる現在の混乱状態について、少し突っ込んで考えてみたいのです。

 

これまで述べてきましたように、「情報」は取ろうと思えば、かなり簡単にいろいろなタイプの情報が取れるようになりました。ただ、その「取り方」にスキルの差が大きく出てしまうので、「デジタルデバイド」といった現象が起こっているのでしょう。この「デジタルデバイド」の問題は改めて触れるとして、「情報」そのものの取り扱いについて考えてみたいのです。

さて「情報」は、かつてテレビや雑誌、新聞といったマスメディアなどから、一方的に与えられていた時代から、自ら取りにいける時代になりました。これまでは、既存のメディアの中でも、特に習慣や風俗、ファッションなどに強い影響を与えていたのがテレビだったと思います。そのテレビの影響力が急速に衰えているといわれます。若年層ほどテレビを見る時間が少なくなっている、という統計に表れている現象ひとつを見てもそれは顕著になってきています。

つまり、若年層の情報収集ベースは、圧倒的にネットに移っているのです。今や、ネットの世界を駆使すれば、取りたい情報はほぼ取れるのではないでしょうか。そういう意味では、ツール(なんといってもスマホだと思いますが)を使いこなす若者は、情報強者といえるのです、まあ、若者でなくともPCやスマホといった道具を駆使できれば、ほぼ必要な情報は取れる時代になりました。 

ただ、ここで気をつけなければならないのは、「情報が取れる」ということと「情報を活かす」ということとは話が別だということです。

あまりにも簡単に情報が取れるので、下手をすればその膨大な情報に振り回される、といったことになりかねません。情報に振り回されないためには、常に情報をどう活かすか、という主体的な姿勢が大事なのです。

だとすれば、「情報を活かす」というのはどういうことを指すのでしょうか。

それはたぶん「考える」ということから始まります。

ご飯の美味しい店を捜すとか、目的地までのルートを検索するとかは、単にその情報を取っただけで済む話です。手に入った情報に関して、あれこれと考察を加える必要はありません。しかしながら、そういった単に「検索」した情報ではなく、誰かのオピニオンとか考え方とか学説とか調べた場合には、情報に対するスタンスが少し変わってきます。

情報をそのまま単にコピペするのではなく、それを一つの材料として自らの見解を常に持つように心掛ける必要があります。

これが「考える」ということです。コピペは学生の立場でも大いに問題ですが、経営者となればなおさらです。

経営者はインプットした情報に対して自分の意見を持たなければ意味がありません。

情報が溢れる時代になったからこそ、それをどう活かしていくかは、「常に主体的に考えるという習慣を怠らない。」という姿勢が大事なのです。

私はその「考える」ための一つの訓練として、「書くこと」をお勧めします。

考えるために書き、書くために考える。

そしてせっかく考え、書いたものはアウトプットする。

これが情報を活かしていくことの好循環を生み、事業を遂行していく上で一石二鳥三鳥の効果を生むのです。

私が書いているこのコラムのように、今は、個人がこのように情報発信できる時代です。「主体的に考える。」という習慣があれば、書くための材料、即ち「情報」を得るのにはそれほど苦労しません。

情報はインプットするだけではもったいない話です。

様々な情報に「考える」という手を加えて、どんどんアウトプットしてみて下さい。 

 

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海江田 博士

地方メディアの高度有効活用コンサルタント

株式会社メディアコネクション代表取締役

海江田 博士

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