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新しいビジネスチャンスの見つけ方

  波及営業 藤冨 雅則 SPECIAL
藤冨 雅則 SPECIAL

波及営業コンサルタント

有限会社 日本アイ・オー・シー 代表取締役 藤冨 雅則

取引先のネームバリューで次々に新規開拓を実現する「波及営業戦略」を体系化した辣腕コンサルタントの実務コラム。

以前、スポットで開催した「社会システム変革の本質を見極めるセミナー」を振り返る機会があり、改めて思ったことがあります。

それは、社会の変化を「恩恵」と「失うもの」の両面から分析する大切さです。 

変化によって享受する「恩恵」と「失うもの」を見極められれば、ビジネスチャンスが見えてくるからです。

例えば、産業革命の出発点は、蒸気機関でした。

そこからエンジンへと発展し、鉄道、飛行機、自動車などの製造によって「脚力」の拡張がなされ、私たちは長距離を楽に移動できるという恩恵を授かりました。物流も強化され、世界各国のモノが行き来するようになり、必然的に消費が活性化していきました。 

反面、その恩恵とセットで、失ったものもあります。

産業革命では、脚力そのもの失いました。

そこから失ったものを取り戻したいという「欲求」が生まれ、「スポーツジム」などの産業が生まれたわけです。 

今、高額なインソールを製造しているメーカーをお手伝いしているのですが、爆発的に売れている理由もここにあります。

これまでのインソールは「保護」を目的としていました。

靴も同じです。「保護」が目的です。

しかし、保護をすれば、必然的に本来の機能を失います。 

江戸時代の人が参勤交代で1500km以上もの距離を歩けたのは、足の力があったからです。

履いているものを見ると「足中」と言って、わらじが足裏の半分しかなく、鼻緒(はなお)も先端についていて、足指が飛び出してしまう構造をしていました。

保護という観点から見れば、ナンセンスな構造です。

しかし、飛び出した足指がしっかりとわらじをつかむ構造になっているので、足裏の筋力が必然的に鍛えられるわけです。

これが長距離を歩き続けられる「根源」だったそうです。 

爆発的に売れているインソールは、この構造をそのまま取り入れました。

足指が靴の中でしっかりと運動する特殊構造をしており、履いているだけで必然的に足が強化されるのです。 

この謳い文句でショットチャンネルでは1時間で1200万円のセールスを記録し、伊勢丹では、6日間の催事販売で異例の販売記録を叩き出しています。 

▼爆発的に売れているインソール▼

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まさに、変化を見極めた勝利です。

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では、情報革命はどんな変化をもたらすのか?

産業革命が「筋肉の拡張」であれば、情報革命は「脳みその拡張」と捉えられるでしょう。 

そして、インターネットは「知識の拡張」捉えることができ、人工知能は「判断の拡張」と捉えられます。

また、先に挙げたベーシックインカムは「安全の拡張」と捉えることができます。 

「知識が拡張」することで、得るものは何か?

そして、失うものは何か? 

知識の拡張で得るものは、選択肢の獲得です。

例えば、おいしい食べ物が食べたいと思ったときに、脳の中にインプットされた経験だけでは選択肢が限られてしまいます。

でも、ネットによって知識が拡張されれば、選択肢が増えます。

人間の根源的な欲求である「認知欲求」や「獲得欲求」が満たされ、人々はさらにこの欲求を強化していきます。

人間は貪欲なので。

これによって、コンテンツ産業が拡大していきました。

今、世界的なトップ企業は、まさにこの主軸産業・周辺産業にいるはずです。 

また、知識の拡張で失うものは「記憶力や計算力の低下」です。

イメージしやすい例を用いれば、携帯電話の電話帳が定着したおかげで、私たちは電話番号を記憶する必要がなくなりました。

昔は、少なくても、10件や20件を優に記憶していたはずです。

しかし、記憶する必要性がなくなった今、確実に「記憶力は退化」を初めているはずです。 

この退化から新しく生まれるビジネスチャンスはないか?

自社のビジネスに置き換えて何かヒントは生まれないか?

考えるだけでもワクワクしてきます。

さらに人工知能は「判断の拡張」やベーシックインカムは「安全の拡張」から「得るもの」「失うもの」は何か? 

大きな概念で分析をして、自社の新規事業のタネを探していけば必ず新たなビジネスチャンスは見つかります。

なぜなら、変化はビジネスチャンスと言いますが、その本質は、得るものと失うものから生まれる「欲求」の顕在化するからです。

その欲求を知るためには、上記のように、「抽象化」と「具体化」を行き来する発想法から見つけることが出来ます。

私は、産業機器、IT、食品、日用品、園芸品など、様々業界に関与させてもらっていますが、具体的現象を抽象化して行くと、かなりテーマが同じ方向性に収束されていくのを感じています。

成功している事業は、ほぼ100%「時代の変化」を汲み取っているからでしょう。

御社では、時代の変化を汲み取って顧客の欲求を明らかにしていますでしょうか?

 

【営業革新コラム】社運を賭けた商品を、どう売っていくか
藤冨 雅則

波及営業コンサルタント

有限会社 日本アイ・オー・シー代表取締役

藤冨 雅則

執筆者のWebサイトはこちら http://www.j-ioc.com

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