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社員が仕事をサボる本当の理由

SPECIAL

独自の人材育成の仕組みづくりコンサルタント

株式会社トゥルーチームコンサルティング

代表取締役 

社内に本物のチームをつくり、「人材育成の拡大再生産」を実現させるコンサルタント。単なる形だけの組織ではなく、中小企業にとって最も大切な、社長と社員の「同志関係」づくりを基本とした、人材育成の仕組みづくりを指導。

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日々、様々な経営者の相談を受ける中で、

「社員は、管理しないと仕事を怠ける、サボるものだ。」と、話す社長がいる。

こんな時、私は、

「そもそもなぜ、さぼるのだろう?」

などと、社員の気持ちになってその本質を考える癖がある。

「だって、できれば仕事したくないでしょう・・・」

でも、それは、本当のことなのか?

世の中には、仕事を楽しんでいる人、使命感に燃えて、楽しく仕事をしている人もいる。

そんな経営者や、社員さんにも多く出会ってきた。

・・・一体、どこが違うのだろうか?

それは、

「仕事に対する考え方」の違い。

「仕事は辛いもの」と定義するか、「仕事は楽しいもの」と定義するか。

この、「仕事観」の違い。

なぜ、仕事観に差が出るのだろう?

仮説としては、今までの人生で、「仕事の楽しさ」を教えてこられなかった
のではないか。

中には、顧客との関わりの中で、楽しいことや、嬉しいことも、あったろう。

しかし、そんな話をしても先輩たちは皆、関心ない様子で聞き流し、

「仕事はキツイ、給料のため、しょうがなくやっている」

「休みたい、サボりたい、・・・」

「こんな安月給でやってられない」

「うまい話があれば転職したい」

などといったことを、毎日つぶやいていた、とか。

・・・若い頃からこんな環境で仕事をしていたら、同じような「仕事観」になってしまうのも無理はない。

彼らは、「なるべく楽してお金が欲しい。」という願いを叶えられることのないまま仕事をしている。

しかし、この願いは、なかなか満たされない。

だから、不満を常に抱えながら仕事をしている。表情に、そんな影が落ちていく。

・・・しかし、よく考えてみたら、

あなたが顧客の立場だったらどう思うか?

「楽して、お金をたくさん欲しい」

と思っている人に、仕事を頼みたいと思うだろうか?

そんな自己中心に偏った仕事観で仕事をしている人に、気持ちよくお金を払おうという気持ちになるだろうか?

なるわけがない。

いたとしても少数だろう。

さらに、今の世の中、ものやサービスが溢れている。

その中で、消費者、顧客の目はますます肥え厳しくなり、目に見えない「心」が透けて見えるほどに、敏感になっていることを忘れてはいけない。

自社視点に偏った、気持ちの入らないサービスには、顧客は明確に「No」を突きつける。

結果として、そんな仕事観であれば、顧客は気づいて、その会社のものやサービスを選ばなくなっていく。

やがて、業績数字に現れてくる。

以前、あるコンサルティング依頼を受けた会社で、状況確認のため、ある中堅の営業マンと面談した時のこと。

その営業マンは、口を開けば、売れない理由を並べるだけ。

「競合がどうの」

「うちの製品がどうの」

「安くないと売れない」

あげくには

「不況だからダメ」

「客の質が悪くなった」

・・・と、全てにおいて他責にする始末。

・・・よく、今まで、クビにならずにいたものだ。

・・・しかし、まてよ、ということは、このような考え方の社員が、仕事しやすい環境、そういう「社風」なのだ。

・・・この会社の、売上減少の原因はここにある。

社員の、「仕事観」がずれている。

商品は悪くない。ここを直せば、やがて業績は改善に向かう。

・・・と、いうケースがあった。

やはり、大切なことは、「仕事に対する考え方」。

そこがずれると、顧客から徐々に選ばれなくなっていく。

競争が厳しく、経営環境が厳しくなればなるほど、今までお取引のあった顧客が、
或る日突然、競合に鞍替えし、「No」を突きつけてくる。

社長は、このリスクを考え「仕事観」を揃える努力を怠らないことだ。

あなたの会社では、社長が正しい「仕事観」を定義しているか?

また、その「仕事観」の共有、浸透に、どのくらいの時間を投資しているか?

社員や部下に、「仕事の楽しさ」を教え、経験させる仕組みを構築しているか?

社員が仕事をサボるのは、その「仕事観」がズレているからであり、「仕事観」がズレているのは、元をたどれば、あなた自身の仕事観の反映かもしれない。

 

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