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提案・・エネルギーの20%をアウトプットに―現代的な力量の配分を考える―

  地方メディアの高度有効活用 海江田 博士 SPECIAL
海江田 博士 SPECIAL

地方メディアの高度有効活用コンサルタント

株式会社メディアコネクション 代表取締役 海江田 博士

広告分野における地方メディアの高度有効活用を専門とするコンサルタント。東京在住中のマーケティングビジネス経営の経験と地方企業への経営革新支援ノウハウの融合させた、独自の「儲かるための広告戦略」を開発。自らも成功実践事例として、地方メディアを舞台に展開。

当コンサルタント開催セミナーがあります。

最近読んだ本の中に、年収の10%は自己投資に回すべし・・という言葉がありました。といってもこれは「現在の年収の・・」ではなくて、「目指すべき年収の・・」ということのようです。年収1000万円を目指すのであれば、現在の年収が300万円しかなくても100万円は自己投資に回すべし・・というのですから、これはなかなか高いハードルということになります。

「上昇志向の強いあなたであれば、それくらいの自己投資は当然でしょう。」という、いわばエールに近い言葉なのかも知れませんが、ここまで思い切った「割り切り」を実行できる人は少ないのではないでしょうか。

かなり大胆な提言だけに、上記の投資割合(目標年収の10%!)が、妥当なものなのかどうか、或いはこれが普遍的といえるものなのか、何とも言えないところです。ただ、自分の人生に対して上昇志向が多少なりともあるのであれば、稼いだ金を全部、生活費や遊興娯楽的消費に使ってしまうのではなくて、この筆者の提案する通り、意識して自己投資に回すべきでしょう。若い頃からそう心掛けた人間と全く無頓着だった人間とでは、その後の人生に差がついて当然のような気がします。一流スポーツ選手、有名音楽家、成功した企業家などにしても、必ずどこかでこういったプロセスを経ているものです。これは古今東西、時代や国境を越えて原理原則的に言えることなのではないでしょうか。

さて、その「ビジネスパーソンとしての成功への法則」に、この「自己投資10%説」のような、いわば「原理原則的にいえること」がある一方で、その時代に応じた考え方、やり方」というものもあります。

昔は、それほど言われていたわけではないけれど、近年、極めて重要なビジネス上の原則として浮上してきた考え方や方法論のことです。

この中には、そのまま普遍的な原則として長く残るものもあれば、一過性のものとして消えていくものもあります。

普遍的なものまで昇格するか、一過性で終わるのか、今のところ何ともいえませんが、私はそういった原則の一つが「経営者による「情報発信」(アウトプット)」だと思っています。

「情報発信」は現代を生きる経営者の取り組むべき必須アイテムと私は考えるのです。しかも、少なくとも一過性ということではなく、現代ビジネスにおいて「情報発信」の重要性がしばらく続くものであることだけは間違いありません。

さて、「情報発信」の重要性については、昔はそれほど要請されていませんでした。

その手段が存在しなかったのと、その必要性が今ほど問われていなかったからです。

現状、問われているのは「せっかくそういった手段を手にしたのだから、まあやった方がいいだろう。」というレベルではありません。

「情報発信」は「やらなかったらもったいない。」というだけではなく「やらなければならない」時代になったのです。

例えば、かつてビジネス上の原理原則に近い手法だったものに「接待交際」があります。

「接待交際」はビジネス上の手法として絶大な威力を発揮しました。もちろんこの必要性が、今でも0(ゼロ)とは申しませんが、急速にその手法や効果が薄れてきていることは確かです。それは何故でしょうか。

かつては、企業における系列や地縁血縁的関係性に基づく付き合いを、いかに太く長く引っ張れるかが営業マンの手腕といわれました。

接待交際等を通じてじっくりと築き上げる、既存の相手との人間関係が重視されたのです。

しかし、変化の激しい現代ビジネスでは、常に新しい手法や技術、マーケットというものの獲得が必要となります。

スピードが重視される現代のビジネス現場において、接待交際などの手法で、おっとりと関係性を作っていくなどというのんきなやり方は合わなくなってきているのです。

私は、かつてのこういった手法に代わって急速に普及していくのが「情報発信」だと思っています。

というのは、「情報発信」は事前にこちらの様々な情報を相手に知らしめます。つまり、接触を図った時点で、相手はこちらとビジネス上の関係を持つかどうかは、ほぼ意思決定を下しているのに近い状態にあることになります。つまり「話が早い」ということになるのです。必要のない相手に接触を図ってくることはありませんから、自然とそうなるわけです。

私の場合も、私の考えやマインドに近い方が連絡をしてこられます。コンサルティングは、ある程度長いお付き合いになりますので、相手の考えやレベルがわからないものに、わざわざ接触を図ってくることはありません。

つまり、情報発信は広告宣伝に代わる役割を果たすだけでなく、営業活動の一部も担っているのです。

さて、冒頭の「自己投資10%説」に戻りますが、これに倣って「情報発信」にも、投入すべき「パーセント」を設定してみてはどうでしょうか。

私がご提案したいのは、経営者が自らの仕事に注ぐ全エネルギーの20%を「情報発信」につぎ込んではどうかということです。

10%では足りません。「自己投資10%説」は「年収の・・・」という前提がありましたので、数字的には割とはっきりしています。それに比べると「全エネルギーの・・・」というのはやや曖昧ですが、そこは経営者の自己判断に任せます。先述のように、接待交際といった手法が、もう過去のものになりつつある現在、ゴルフや飲食に費やしていた時間やエネルギーの一部を「情報発信」に回してもいいのではないか、と思います。

「アウトプットに20%説」など、まだ誰も唱えていませんが、私は現代ビジネスにおいて極めて有効な切り口の一つと考えます。

私がこれまで述べてきましたように、アウトプットの手段は様々にあります。この恵まれた現代のビジネス環境を利用しない手はありません。是非、仕事に注ぐエネルギーの20%を「情報発信」に向けてみてください。あなたの経営環境が大きく良い方向へと変わることは間違いありません。 

 

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企業の盛衰を決める社長のためのメディア戦略
海江田 博士

地方メディアの高度有効活用コンサルタント

株式会社メディアコネクション代表取締役

海江田 博士

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