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終わらせる勇気。

  商品リニューアル 古崎千穂 SPECIAL
古崎千穂 SPECIAL

商品リニューアルコンサルタント

りぼんコンサルティング 代表 古崎千穂

商品リニューアルに特化した専門コンサルタント。「商品リニューアルこそ、中小企業にとって真の経営戦略である」という信念のもと、商品の「蘇らせ」「再活性化」「新展開」…など、事業戦略にまで高める独自の手法に、多くの経営者から注目を集める第一人者。常にマーケティング目線によって描きだされるリニューアル戦略は、ユニークかつ唯一無二の価値を提供することで定評。1969 年生まれ、日本大学芸術学部文芸学科卒。

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日に日に生活者の意識が秋の「消費税率10%」に向かっています。前コラムでもお伝えしました通りわたくしどもでは消費者を集めた座談会をはじめ、生活者のナマの声に注目し観測しています。いま注目したいのが「軽減税率」への生活者意識です。先日、生活者を集めた会で出会ったAさん(40才・会社員・都内在住・一人暮らし)の意見をご紹介します。

Aさんは日頃からイートインスペースを利用するそうです。オフィス近くのコンビニエンスストアや、自宅近くのスーパーのイートインスペースです。曰く「日々イートインスペースを観察してるんですよね。イートインスペースを見てからどのコンビニで買い物するかを決めます」と。軽減税率についてAさんは、緑黄色野菜のサラダとおにぎりを引き合いに出し本音をズバリ。「もう、イートインスペースは利用しないでしょうね!」と。曰く「テイクアウトするなら軽減され、併設のイートインスペースで食べるなら10%となるのですよね。・・・確かにコンビニでよく買う食べ物が8%のままなのは嬉しいです。でも、それよりもショックなのは、イートインスペースが“有料化”されたんだなってことです」と語気を強めました。

さらに先の言葉です。「だったら、私はもうイートインスペースには行きません!!近くの公園で食べたり、お家やオフィスに持ち帰って食べます」と。「コンビニで買った食べ物って少しでも楽しくおいしく食べたいと思っているんです。イートインスペースって、便利さだけでなく、すごく大事な場所だったんですよね」と話してくださいました。

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Aさんは「イートインスペースが有料化された」とキッパリと不満を露わにしました。「イートインスペース有料化」というバイアスがAさんに強くかかった瞬間を目にしました。翻って、このバイアスをどうとらえるか。ここが商品リニューアルの起点となります。

自宅やオフィス近隣のセブンイレブンやファミリーマートをよく活用しますが、個人的には「イートインスペース」が好きではありません。理由は「気分があがらない」からです。都内コンビニエンスストアの新店舗ではオシャレな内装にしているところが増えています。しかし、机の並べ方が雑だったり、テーブルや椅子の上が汚れていたり、店内ATMやコピーを使う人が頻繁に出入りしていたり、リラックスできないのです。イートインで10%になってしまうなら、ますます活用しないでしょう。それならば、自分の好きなモノに囲まれたお家(うち)空間で、リラックスして食事したいと考えます。Aさんのような生活者心理は、ますます拡大してゆくでしょう。

ゆえに、お家(うち)空間をもっと楽しく、豊かにするビジネスの提案に商機があります。一方、イートインスペースにも商機があります。「有料化」を逆手に取って、もっと感動を届ける。もっとリラックスを届ける。お家空間化を叶える・・・。つまりイートインスペースの商品リニューアルです。お金をかけその空間全体をリニューアルすることが早いかもしれません。教育も含めた環境整備も仕組み化する必要があります。お金をかけられないのであれば、空間の作り方や見せ方をリニューアルします。打つ手は無限大なのです。

「時代の変化に合わせて変わらなくちゃいけない」と多くの経営者が宣言されます。しかし、その多くが、過去を捨てられない、過去を一度終わらせることができません。お客さんから突きつけられた「不要商品」のサインを直視することができないのです。ゆえに、目の前のお客さんが教えてくれていることと、自社ビジネスを結びつけられず、お客さんを逃してゆきます。そうした悪循環を一度終わらせなければなりません。一度死んだ気になって、ご自身の考え方を批判視しなければなりません。消費税率10%の増税は、生活者の不満と不快が発露する時です。これは、経営者にとってビッグチャンスです。起死回生、の決意が求められています。逃げ道をつくってはなりません。

お客さんの生活を変えるお手伝いをして喜んでいただくことが企業の本質です。今日もお客さんの「不満」や「不快」があちこちで生まれています。御社がお客さんのためにできることはなんでしょうか。マーケティング会社が出してきた分厚い企画書にアウトプットされているのは生活者の「今日の不満や不快」でしょうか?そのデータに生活者の「今日の不満や不快」が分析されていますでしょうか?

対処療法のようなコマーシャルやプロモーションではなく、本質的で普遍的な“儲かる仕組み”をお探しでしたら、わたくしどもの商品リニューアルプログラムの導入が効きます。「未来のくらし、未来の生活者」という観点なくして、ビジネスを逆算することはできません。わたくしどもの商品リニューアル戦略は、すぐそばにある未来からの「商品リニューアル戦略」を意味し、新しいチャンスを創り出す未来思考を武器にしています。

自社ビジネスの進化を賭けて大胆不敵に、新しいチャンスをつかんでいきましょう!

 

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【社長直轄】商品リニューアルの着眼点
古崎千穂

商品リニューアルコンサルタント

りぼんコンサルティング代表

古崎千穂

執筆者のWebサイトはこちら https://rbnc.jp/

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